大学受験に向けた科目別の一問一答(全11本・計550問)をまとめました。すべてタップするだけで答えが確認できる形で、スマホ1台で回せます。

この記事は「どの科目にいま時間を使うべきか」から書いています。受験勉強で最も多い失敗は、不安な科目から手を付けてしまうことです。不安と、いま伸ばすべきかは別問題です。
まず結論:科目別の優先度
| 科目 | 性質 | 着手の優先度 |
|---|---|---|
| 英語 | 配点が最も大きく、伸びるまで時間がかかる | 最優先。単語→文法→長文の順で毎日 |
| 数学 | 積み上げ式。演習量がそのまま点になる | 最優先。英語と並行して毎日 |
| 化学 | 理論だけ計算、無機・高分子は暗記 | 理論は早めに。暗記分野は直前でも可 |
| 情報Ⅰ | 2025年1月の共通テストから新しく加わった教科。国立大学は一般選抜で原則として課す(国立大学協会の基本方針)。暗記中心で範囲も狭い | 秋以降でよい。ただし2進数だけは早めに |

毎年多いのが、秋になって「暗記科目が終わっていない」と焦り、英語と数学の時間を削ってしまうケースです。暗記科目は最後に伸びるので後でよく、逆に英数は直前に詰めても間に合いません。不安な気持ちとは逆の順番になるので、意識して優先度を決めてください。
大学入学共通テストの教科・科目と試験時間は、大学入試センターの令和9年度試験のページ(実施要項)で確認できます。科目ごとに一問一答で弱点を洗い出してから、配点の大きい科目に時間を回してください。
科目別・一問一答

英語
単語 → 文法 → 長文の順に積み上げます。長文練習は全訳と語句解説つきで無料です。



数学

化学(全8回・400問)

情報Ⅰ(2025年1月の共通テストから出題)

時期別・使い方の目安
高2〜高3の春
英語と数学だけで構いません。この時期に理科や情報に手を広げると、どれも中途半端になります。英単語と数学の演習を毎日続けてください。
高3の夏〜秋
化学の理論を始めます。理論は計算なので演習量が必要で、直前だと間に合いません。英数は継続します。
直前期(11月〜)
暗記分野を一気に詰めます。化学の無機・高分子、情報Ⅰがここです。この時期に新しい問題集を買わず、一度やったものを繰り返してください。

直前期に新しい教材を買う受験生が毎年いますが、できない問題が増えて不安になるだけです。この時期にやるべきは反復で、一問一答はその用途に向いています。
一問一答がある6科目の共通テスト平均点|令和7年度と8年度で比べた
上の時期別の目安では「暗記分野は直前でも間に合う」と書きました。その前提が数字でどこまで言えるかを、大学入試センターの「設問別得点率及び正答率」(本試験)で確かめました。このページで一問一答を用意している科目のうち、6科目の平均点を2年分並べています(いずれも100点満点)。
| 科目 | 令和8年度の受験者 | 令和7年度の平均点 | 令和8年度の平均点 | 差(計算) |
|---|---|---|---|---|
| 英語(リーディング) | 455,114人 | 57.69点 | 62.81点 | +5.12点 |
| 数学Ⅰ,数学A | 343,000人 | 53.51点 | 47.20点 | −6.31点 |
| 数学Ⅱ,数学B,数学C | 317,586人 | 51.56点 | 54.52点 | +2.96点 |
| 化学 | 181,584人 | 45.34点 | 56.86点 | +11.52点 |
| 情報Ⅰ | 305,202人 | 69.26点 | 56.59点 | −12.67点 |
| 歴史総合,日本史探究 | 124,431人 | 56.99点 | 62.29点 | +5.30点 |

計算
- 情報Ⅰ:56.59 − 69.26 = −12.67点。センターの自己評価(令和8年度)も「昨年度の69.26点から約12.7点下がった」と書いている
- 化学:56.86 − 45.34 = +11.52点
- 数学Ⅰ,数学A:47.20 − 53.51 = −6.31点
- 6科目のうち、1年で10点以上動いたのは情報Ⅰと化学の2科目(6科目中2科目)
ここから言えるのは、「暗記が中心」と見られがちな情報Ⅰと化学が、平均点の上下がいちばん大きかったことです。情報Ⅰは令和8年度、記憶装置や代表値などを問う第1問の得点率が40.5%で、4つの大問の中で最も低くなりました。センターの自己評価は、用語の「表面的な理解」にとどまっている答案を指摘しています。情報Ⅰの「データ」に近い設問の得点率は、【高校情報I】「情報」と「データ」の定義の記事に並べています。
大問ごとの得点率の幅(令和8年度)
| 科目 | 最も低い大問の得点率(計算) | 最も高い大問の得点率(計算) | 差(計算) |
|---|---|---|---|
| 英語(リーディング) | 第7問 48.2% | 第4問 79.9% | 31.7ポイント |
| 数学Ⅰ,数学A | 第3問 32.4% | 第2問 57.0% | 24.6ポイント |
| 化学 | 第5問 49.9% | 第1問 62.8% | 12.9ポイント |
| 情報Ⅰ | 第1問 40.5% | 第4問 66.5% | 26.0ポイント |
| 歴史総合,日本史探究 | 第3問 54.1% | 第2問 70.0% | 15.9ポイント |
同じ科目の中でも、大問によって得点率が12〜32ポイント違います。一問一答で弱点を洗い出すときは、科目単位ではなく、過去問の大問単位でどこが落ちているかを見る方が、時間の使い方を決めやすくなります。
- 情報Ⅰを直前まで手つかずにする場合。令和8年度は用語を場面に当てはめる第1問で点が落ち、平均点は1年で12.67点下がった
- 化学の暗記分野を1年分の過去問だけで判断する場合。化学は1年で11.52点動いており、易しい年の点を基準にすると見通しを誤る
- 共通テストを使わない私大の一般選抜だけを受ける場合。科目と出題の形が違うので、志望校の過去問で優先順位を決める
平均点はセンターの「設問別得点率及び正答率」に載っている各科目の総平均点。大問の得点率は、大問の平均点 ÷ 配点で当サイトが計算しました。数学Ⅱ,数学B,数学C は選択問題があるため、大問の幅の表からは外しています。
出典:大学入試センター「令和8年度 設問別得点率及び正答率(本試験)」(CSV)/同「令和7年度」(CSV)/同「令和8年度 問題評価・分析委員会報告書 情報Ⅰ(自己評価)」(PDF)(2026年10月14日確認)
やってみて点が取れなかったときは
- 用語や公式が出てこない…暗記不足。この一問一答を3周してください
- 意味は分かるが使えない…演習不足。問題集で手を動かす段階です
- 何を聞かれているか分からない…その単元が未習か、前提が抜けています。戻る必要があります
- 科目によって差が激しい…苦手科目だけ人に見てもらうのが現実的です
最後の「戻る必要がある」場合だけは、独学だと判断が難しくなります。どこまで戻ればいいかを間違えると時間を失うためです。


中学生の方はこちら


当サイトでも、高校日本史の一問一答を100問、原始・古代から現代まで時代別に用意しました。問題をタップすると答えが開きます。


よくある質問
- 全科目やるべきですか?
-
志望校の受験科目に絞ってください。使わない科目に時間を使う余裕は受験生にはありません。
- 何周すればいいですか?
-
3周が目安です。1周目で全体を把握、2周目で印をつけ、3周目は印の付いた問題だけ。3周目が最短で終わります。
- 一問一答だけで受かりますか?
-
受かりません。これは知識の確認用です。実際の入試問題を解く力は、過去問と問題集でしか付きません。ただし知識が抜けていると演習の効率が落ちるので、先にここを埋める意味があります。
- 高3の秋からでも間に合いますか?
-
暗記分野(化学の無機・高分子、情報Ⅰ)は間に合います。英数の基礎からとなると厳しいので、その場合は志望校の見直しも含めて早めに相談してください。
- スキマ時間だけで使えますか?
-
タップで答えが開く形にしてあるのは、そのためです。移動時間や寝る前の10分でも回せます。ただし数学と英語の演習は、まとまった時間を確保してください。

大学入試は一般選抜だけではありません。年内入試(総合型・学校推薦型)を検討する場合、評定平均は高1から使われるので早めの判断が必要です。

知識が固まったら過去問です。使い方はこちらにまとめました。

志望校が決まっていない段階の動き方は、別記事にまとめました。

高1・高2の段階でやっておくべきことはこちらにまとめました。

国語(古文・漢文・現代文)の総復習100問も用意しています。

共通テストの時間配分についてはこちらにまとめました。

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英語は、外部検定を使うかどうかで戦略が変わります。

英語は英検2級の一問一答も追加しました。

共通テスト後の出願判断には、二次の必要点を逆算するツールが使えます。

数学は「公式の確認」と「実際に計算する」の2本立てにしました。
英語は「文法の確認」と「入試形式で解く」の2本立てにしました。
国語も「基礎の確認」と「知らないと解けないもの」の2本立てにしました。
この記事の更新・訂正
- 情報Ⅰの説明(優先度の表と見出し)を「2025年から(共通テスト)必須」から「2025年1月の共通テストから新しく加わった教科。国立大学は一般選抜で原則として課す」に直しました
全記事の履歴は「訂正・更新の履歴」、調べ方と書き方は「記事の作り方」にまとめています。

