勉強中のラムネは、量を間違えるとかえって集中が切れます。ブドウ糖がエネルギーになる仕組みと、1回に食べる適量、食べ過ぎで眠くなるラインを塾長が整理します。

・集中して勉強がしたい!
・長時間勉強をしたい!
という方、学生に限らずたくさんいると思います。しかしいざ机に向かってみると集中が切れてなかなか続かないものですよね。
そこで今話題なのが「ブドウ糖ラムネ」を食べながら勉強する方法です。ブドウ糖ラムネはこのようなものです。1度は見たことがあるのではないでしょうか。
今回はこの「ブドウ糖ラムネ」についてその効果や注意点、さらに何粒まで食べてOKか?ということを詳しく調査しました!

- 大粒ラムネ(森永・大粒タイプ):1時間あたり3〜5粒
- 通常サイズのラムネ:1時間あたり5〜7粒
- 根拠:脳は1時間に約5gのブドウ糖を消費(大粒ラムネは約1粒=1g)。一気食いは血糖値の乱高下で逆に眠くなるので、少しずつが鉄則
この結論の根拠と、食べ過ぎのライン・実際に数えて検証した結果を以下で詳しく解説します。
ブドウ糖は人体にとってのエネルギー源

勉強をすると甘いものが食べたくなった経験はありませんか?脳はエネルギー源として糖分を必要とします。全身に運ばれたブドウ糖は、エネルギー源となります。脂質やたんぱく質もエネルギー源に変換されるのですが、ブドウ糖はそれらに比べて早くエネルギーに変換されます。つまりブドウ糖を摂取すると即座にエネルギーの補給が可能というわけです。
このブドウ糖ですが、普段私たちは食事から摂取しています。例えばご飯に含まれるデンプンは、消化酵素によって分解されて、最終的にブドウ糖に変換されます。(中高で習いますね。)
ただし正直に書くと、健康な人が数時間勉強したくらいで血糖値が不足することはまずありません。体には血糖を一定に保つしくみがあるからです。
ラムネが効くのは、朝食を抜いた・昼食から時間が空いた・空腹で集中が切れているといった、供給が細っている場面です。「食べれば頭が働く」ではなく「切らさないために補う」もの、と捉えてください。

砂糖(ショ糖)は二糖類なので、体内で分解されてから吸収されます。その分ブドウ糖よりワンテンポ遅れますが、差は数分から十数分程度で、言われるほど大きくはありません。「砂糖では効かない」ということはないので、そこは正直にお伝えしておきます。
ラムネの適切な摂取量は?

勉強や作業の間の間食として最適なブドウ糖ラムネですが、どれだけ食べたらいいのでしょうか?
その前に食べ過ぎるとむしろデメリットが大きくなりますので簡単にご紹介します。
食べ過ぎることによるデメリット
- 摂取し過ぎると、エネルギーとして消費しきれずに、脂肪となって体内に蓄積される。
→肥満や糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まる - 砂糖やデンプンなどに比べて、すぐ血液に入るため急激に血糖値が上がる。
→体内から分泌されるインスリンによって急激に濃度が下がり、血糖値の急激な変化により、逆に集中力が削がれてしまう。

ではどれくらいを食べるのが良いのでしょうか?
リサーチしたところ、メーカーや医療機関などから正式な数字は発表されていませんでしたが、他に判明している情報から計算してみました。
適切なブドウ糖ラムネの摂取量
富山市医師会健康管理センターによると、1時間あたりで5g消費するとの記載がありました。
脳は 1 時間でブドウ糖 5g を消費し、血中ブドウ糖は5gで使い切ってしまうと、肝臓に蓄積されているグリコーゲンが消費されます。
富山市医師会健康管理センター より引用
勉強などの集中している時はもう少し消費するとは思いますが、普段の食事でも糖分は摂取していることが多いため、1時間あたり3~5gを目安にしてみてはいかがでしょうか。
何粒が目安?

実際に購入して計算してみました。近くのコンビニに行ったところ、1.5倍の大粒バージョンが売っていましたのでそちらを購入。130円でした。
内容量は41g。粒の数を数えてみたところ…

42粒入っていました!つまり約1個で1グラムという計算ですね。
大粒バージョンであれば、1時間に3〜5粒が目安になるでしょう。通常バージョンの質量は0.6~0.7グラム程ですので、5〜7粒が目安ですね。(ラムネはほとんどがブドウ糖で構成されているので、そのまま単純計算しています)
実際に食べながら作業してみた感想
食べることで劇的な変化を感じるというわけではないですが、いつもより長時間の勉強・作業ができました。これはもちろんブドウ糖ラムネのおかげもありますし、定期的にお菓子を食べるという精神的な余裕が生まれることも大きいと感じました。また、ラムネは飽きがこなくて食べやすいのもいいポイントですよね。

筆者が高校生の頃に戻ったら、このラムネを受験や模試に必ず持って行ってました。ちょっと後悔しています。
まとめ買いして常備しよう
こういった勉強のお役立ちアイテムは常に持っておくと安心です。
味のバリエーションもあります。パッケージに「頭が冴えない・注意力低下を緩和し、一過性の疲労感を軽減する」と書かれた商品もありますが、これは機能性表示食品としての届出表示で、ブドウ糖ではなく配合されている機能性関与成分についてのものです。ラムネ全般に同じ効果があるわけではないので、混同しないでください。ただ筆者の近くのお店では売っていなかったので、気になる方はネットで探してみてください。

森永HPより引用
購入はこちらからできます。
ブドウ糖ラムネブームがきている!?

最近はコンビニやスーパーなどでブドウ糖ラムネをよく見る気がするのは気のせいでしょうか。添付した画像のようにいろんな種類のラムネが並んでいる様子をよく見ます。
自分の好みのラムネを見つけて常備しておくといいかもしれませんね!
今回のまとめ
- ブドウ糖ラムネには集中力の維持が期待できる
- ブドウ糖ラムネは即効性があり、勉強・作業の間の間食に最適
- 1時間に食べていい量は通常なら5〜7粒、大型なら3〜5粒
- いろいろな種類があるので、まとめ買いがオススメ!

ラムネを食べながら効果的な勉強をしましょう!ここまで読んでくれてありがとうございました!
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ブドウ糖ラムネの「効果」を正しく理解する
「ラムネを食べると頭が良くなる」という期待で検索する人が多いのですが、正確には「脳のエネルギー切れを防ぐ」効果です。ここを誤解していると、期待外れに感じてしまいます。
| 期待されがちなこと | 実際 | 塾長の補足 |
|---|---|---|
| 頭が良くなる | × | 思考力そのものは上がりません |
| 集中力が上がる | △ | 「切れかけた集中を戻す」のが正確。ゼロから上げるものではない |
| エネルギー切れを防ぐ | ◎ | 脳の唯一のエネルギー源を直接補給できる |
| 眠気が取れる | △ | 低血糖による眠気には有効。睡眠不足の眠気には効きません |
| 気分が切り替わる | ◎ | 休憩の合図として機能する。意外にこれが大きい |
※効果を過大に期待せず「ガス欠を防ぐ道具」と捉えるのが正しい使い方です。
なぜブドウ糖なのか(砂糖やチョコとの違い)
脳が使えるエネルギー源は基本的にブドウ糖(グルコース)だけです。砂糖(ショ糖)もブドウ糖と果糖に分解されて使われますが、分解の工程がある分だけ吸収がワンテンポ遅れます。
ブドウ糖ラムネが受験生に定番なのは、この「分解を待たなくていい」という速さが理由です。ただし速いということは血糖値が上がりやすいということでもあるので、量の管理が重要になります(詳しくはデメリットの記事)。
効果を実感しやすいタイミング
- 朝食を抜いた午前中…完全なエネルギー不足の状態なので体感が大きい
- 3時間以上勉強を続けた後…集中が切れてきたタイミング
- 模試・試験の休み時間…次の科目に向けた補給として
- 部活後の勉強…運動でエネルギーを使い切った後
- 食後すぐ…すでに血糖値が十分。むしろ眠気の原因に
- 睡眠不足のとき…これは糖分では解決しません。仮眠が必要です
- そもそも勉強に集中できていないとき…原因は環境や計画の側にあります

「ラムネを食べたのに集中できない」という相談を受けたときは、たいてい睡眠不足か、そもそも計画が立っていないのが原因です。ラムネはあくまで補助で、土台は睡眠と計画です。
なおラムネを足しても集中が戻らないときは、足りていないのは糖ではなく睡眠のことがあります。中学生に必要な睡眠は8〜10時間(厚生労働省の目安)ですが、実際の平均は7時間57分ですでに下限を割っています。心当たりがあれば、まず寝る時刻のほうを見直してください。

ラムネで集中力は本当に上がるのか
検索で「ラムネ 集中力」と調べる人が多いので、正直に答えます。集中力が「上がる」のではなく、「エネルギー切れで落ちるのを防ぐ」というのが実際のところです。
- ①脳のエネルギー不足…ここだけがラムネで対処できる部分
- ②睡眠不足…糖分では解決しません。仮眠か睡眠時間の確保が必要
- ③長時間の連続作業…休憩を取るしかありません(50分やって10分休むなど)
- ④環境(スマホ・騒音)…物理的に距離を取る
- ⑤やることが決まっていない…実は最も多い原因。計画の問題です
ラムネが効くのは①だけです。②〜⑤が原因のときにラムネを食べても変わりません。「食べたのに集中できない」場合は、原因が別のところにあると考えてください。

集中できない原因を切り分けずに、道具やお菓子で解決しようとするのが一番の遠回りです。まず「今日何をやるか」が決まっているかを確認してください(計画の立て方)。

勉強×ラムネのよくある質問
- ラムネを食べると太らない?
大粒ラムネ1粒は約4kcal。1時間に3〜5粒のペースなら1日の勉強で50〜100kcal程度で、ジュース1本(約140kcal)より低カロリーです。問題になるのは「ながら一気食い」なので、机に袋ごと置かず小皿に出すのがおすすめです。
- 食べると逆に眠くなる気がする…
一度に大量に食べると血糖値が急上昇→急降下し、その反動で眠気が来ます。「一気に10粒」ではなく「30分〜1時間おきに数粒」に変えるだけで、この眠気はかなり防げます。
- 模試や入試の当日にも使える?
使えます。試験の休み時間に2〜3粒ずつ補給するのが効果的です。ただし当日に初めて試すのではなく、普段の勉強や模試で「自分に合う量」を確かめておきましょう。
- ラムネ以外で集中力を保つ方法は?
糖分補給はあくまで補助です。休憩の取り方や環境づくりも合わせると効果が大きくなります。スキマ時間の使い方やホットアイマスクでの目の休息も試してみてください。
【デメリットが気になる方へ】食べ過ぎたときに起きること(眠くなる理由・虫歯・カロリー)と1日の上限はブドウ糖ラムネのデメリットは?食べ過ぎで眠くなる理由で詳しく解説しています。

眠気そのものへの対策は、別記事にまとめています。

ただし正直に言うと、ラムネで変わるのは「集中の持続」までで、成績そのものではありません。集中できているのに点が上がらない場合は、原因が別のところにあります。



コメント
コメント一覧 (1件)
私はラムネが大好きです。しかし「ラムネ」と検索しようとすると、「ラムネ糖尿病」というのが検索覧に乗っていたので、気になって調べてみました。ついつい私はたべすぎてしまうので、勉強になりました。ありがとうございます。