ゼロから順番に見たい大人は NHK高校講座(数I・数A・数II)、授業が分からない・用語から怪しい人は映像授業 Try IT で説明を聞きます。
説明は分かるが問題が解けない人は「高校数学 例題&問題集」で演習、公式があいまいなら「学校よりわかりやすい高校数学」の公式PDFを1枚。
始める場所は中学数学→数Iから。1日20分を毎日続けるほうが、週末にまとめてやるより残ります。

塾講師や教員の方にもおすすめできますので参考にしてみてください!
特に最後にご紹介するサイトは指導者必見です。
2026年9月13日に、掲載しているサイトがすべて閲覧できることを確認しました。閉鎖が確認できたサイトは記事から削除しています。無料で使えるかどうかも、その時点で確認したものです。
6サイトの比較表【形式・範囲・向いている人】
| サイト | 形式 | 範囲 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 映像授業 Try IT | 動画(単元ごと) | 数I〜数III | 授業が分からない・用語から怪しい人 |
| NHK高校講座 | 動画+学習メモ | 数I・数A・数II | ゼロから順番に見たい大人の学び直し |
| 高校数学 例題&問題集 | PDF(問題・解答)+解説動画 | 数I〜数III | 説明は分かるが問題が解けない人 |
| 学校よりわかりやすい高校数学 | 解説+公式PDF | 数I〜数III | 公式があいまいなまま進んでいる人 |
| 高校数学の美しい物語 | 記事(辞書型) | 高校〜大学 | 意味を調べたい人・指導者 |
| 有名問題・定理から学ぶ高校数学 | 記事(問題集型) | 高校発展 | 基礎が固まって一段上げたい人 |
どれも2026年9月13日に実際に開いて、無料で閲覧できることを確認しています。
大人の学び直しは、どこから始めるか【順番と時間の目安】

社会人の学び直しで一番多い失敗は、いきなり数IIや微分から始めて止まることです。高校数学は積み上げなので、抜けている土台を先に埋めたほうが結局速く進みます。
| 順番 | 範囲 | 確認の目安 | 時間の目安 |
|---|---|---|---|
| ① | 中学数学(正負の数・文字式・一次関数・平方根) | 分数の計算と一次方程式が迷わず解けるか | 抜けがあれば1〜2週間 |
| ② | 数I(数と式・2次関数・三角比・データの分析) | 2次関数の最大最小と余弦定理が使えるか | 1〜2か月 |
| ③ | 数A(場合の数と確率・図形の性質・整数) | 順列・組合せの計算が自力でできるか | 1か月 |
| ④ | 数II(指数対数・三角関数・微分積分) | 微分して増減表が書けるか | 2〜3か月 |
| ⑤ | 数B・数C・数III(数列・ベクトル・極限) | 目的(統計・理系再受験など)に応じて | 必要な分野だけ |
この順番は、文部科学省の高等学校学習指導要領解説 数学編の科目の組み立てと同じです。数学Ⅰは「数と式」「図形と計量」「二次関数」「データの分析」の4つ、数学Ⅱは「いろいろな式」「図形と方程式」「指数関数・対数関数」「三角関数」「微分・積分の考え」の5つで構成され、数学Ⅱは数学Ⅰの内容を発展・拡充させる科目と位置付けられています。数Iが抜けたまま数IIに進むと止まるのはこのためです。
資格や仕事で統計を使いたい→ 数I(データの分析)→ 数B(統計的な推測)。子どもに教えたい→ 中学数学→数I・数A。プログラミング・機械学習→ 数II(微分)→ 数C(ベクトル)→ 数III。全部やろうとしないのがコツです。

大人の場合、1日20分を毎日のほうが、週末に3時間まとめてやるより残ります。動画を見る日と問題を解く日を交互にすると、「見ただけで分かった気」を防げます。
どれを、どの順で使うか
無料サイトは数が多いぶん、あれこれ見て回って終わるのが一番よくある失敗です。目的別に1つだけ決めて使ってください。
| いまの状態 | 使うもの |
|---|---|
| 授業が分からない・用語から怪しい | 映像授業 Try IT。まず説明を聞いて全体像をつかむ段階です |
| 説明は分かるが、問題が解けない | 例題&問題集。ここが一番人数の多い層で、必要なのは演習量です |
| 公式があいまいなまま進んでいる | 学校よりわかりやすい高校数学の公式PDFを1枚持っておく |
| 意味が分からず調べたい | 高校数学の美しい物語。辞書として使う位置づけです |
| 基礎は固まっていて、もう一段上げたい | 有名問題・定理から学ぶ高校数学。ここは余力のある人向けです |

気をつけてほしいのは、「解説を読む・動画を見る」だけで終わらせないことです。無料サイトは説明が丁寧なぶん、見ただけで分かった気になりやすいです。見た直後に、必ず自分で1問解いてください。そこで手が止まるなら、まだ入っていません。
それでも手が止まる場所が分からないときは、どこまで戻るかを先に決める必要があります。手順は下の記事にまとめています。

- 解説を読む・動画を見るだけで終わらせず、見た直後に自分で1問解く
- 手が止まる場所が分からない時は、戻る範囲を先に決める
- 状態別に使うサイトを1つだけ決めて使う(あれこれ見て回らない)
【高校数学】例題&問題集
こちらのサイトでは、高校数学の基本的な問題から発展的な問題まで、幅広い問題をPDFにて配布してくれています。練習問題にはしっかり解答がついていますし、何とYouTubeを用いた動画での解説もあり驚きです。
また、最重要かつ最頻出項目の問題を10題厳選して出してくれる PDFもあります。使い方は無限大ですね。

数学ⅠA,ⅡB(C),ⅠAⅡB(C)の実力を測る60分のテストもダウンロードして、受験できます。いろいろな使い方ができますし、先生方にもお勧めできるサイトです。
こちらから見ることが出来ます!👇
学校よりわかりやすい高校数学

こちらのサイトは各分野の問題が解けるだけでなく、大切な公式をPDFでダウンロードすることが出来ます。
テスト前に自分で公式集を作ろうとして、まとめるだけで時間が終わった経験がある人は多いはずです。筆者もその一人でした。
しかしこのサイトからダウンロードすればその手間なく、問題を解くことに集中できます。教員の方にも使いやすいサイトだと感じます。

また、高校数学の苦手な人が多い問題に絞って解説しているコーナーもあります。1度見てみると良いでしょう。
こちらから見ることが出来ます!👇
映像授業 Try IT
このチャンネルは学校の授業が難しいと感じる高校生、テスト前の高校生におすすめしたいです。高校数学の基礎を分かりやすく解説しているため、つまずきにくいのが強みです。
また数学だけでなく、他の科目も非常に充実しており、これだけでも基礎固めができます。
こちらから見ることが出来ます!👇

NHK高校講座(数学I・数学A・数学II)
NHKの高校講座は、放送された授業を動画で見られ、各回に学習メモが付いている公共放送の教材です。教科書の順番どおりに進むので、「どこから見ればいいか」を考えなくていいのが大人の学び直しに向いています。
数学I・数学A・数学IIの3科目があり、1回の番組は短いので通勤時間でも進められます。Try IT と違って派手さはありませんが、途中で挫折した人がもう一度ゼロから始めるときの土台に向いています。
こちらから見ることが出来ます!👇
- 教科書の順番どおりに進むので迷わず見られる
- 1回の番組が短く通勤時間でも進められる
- 途中で挫折して学び直す人の土台に向いている
有名問題・定理から学ぶ高校数学

このサイトは
- 古典的な (歴史的によく知られた, 由緒ある) 問題, または
- 重要な定理・深い理論的背景に基づいた問題, または
- 応用面で重要な問題
である「有名問題」の中でも数学の題材として学びが深いものをたくさん紹介しているサイトです。
扱うレベルとしては比較的高いですが、数学好きの方、指導者の方は読むだけでも勉強になりますので非常にお勧めです。
こちらから見ることが出来ます!👇
高校数学の美しい物語
こちらはWEBで数学について調べた際に、よく見かける有名なサイトです。基礎問題だけでなく、かなり発展的な内容や、数学オリンピックの問題など、マニアックな方向けも楽しめるテーマが揃っています。

高校範囲にとどまらず、大学数学も扱っております!とても対応範囲が広いサイトです!
個人的に好きな記事は「円周率が3.05よりも大きいことの証明」です。
他の科目の無料サイトも、同じように実際に開いて確認したうえでまとめています。







無料サイトで足りるのは「調べ直し」までです。単元ごと通しで受け直したいときは、【東進ハイスクール・東進衛星予備校】
が資料請求・1日体験・個別相談をそれぞれ無料で用意しています。
高校数学の学び直しのよくある質問
- 大人が高校数学を学び直すには何から始めればいいですか?
-
中学数学の抜けの確認からです。分数の計算・一次方程式・一次関数が迷わずできれば数Iへ。怪しければ1〜2週間だけ中学範囲に戻ってください。ここを飛ばすと数Iの途中で必ず止まります。
- 無料サイトだけで高校数学は学び直せますか?
-
基礎〜標準までは可能です。動画(Try IT・NHK高校講座)で説明を聞き、例題&問題集のPDFで演習する組み合わせで、教科書レベルは十分カバーできます。入試レベルや体系的に通しで受け直したい場合は、有料の映像授業や参考書のほうが早いです。
- やり直しにはどれくらい時間がかかりますか?
-
数I・数Aまでなら毎日20〜30分で3〜4か月が目安です。数IIまで進めるなら半年〜1年。目的に必要な分野だけに絞れば、もっと短くなります。
- 参考書と無料サイト、どちらがいいですか?
-
併用が一番効きます。無料サイトは「説明を聞く・調べる」に強く、参考書は「順番に演習する」に強いです。1冊の薄い参考書を軸にして、分からないところだけサイトで補うのが続けやすい形です。
- 数学が苦手だった大人でも大丈夫ですか?
-
大丈夫です。苦手だった原因は、たいていどこかで抜けた土台をそのまま進んだことで、能力の問題ではありません。抜けた場所まで戻れば、大人は高校生より理解が早いことのほうが多いです。

まとめ:動画1つ+問題集1つに絞って毎日20分
ここにご紹介したサイト以外にもたくさんの教材があります。もちろん参考書などを購入すれば、質の高い独学をすることが出来ますが、無料ツールでも有用なものがたくさんあります。普段の学習の中に取り入れて勉強の質をUPさせていきましょう!
【数学が苦手な人へ】この記事の内容をどの順番でやるべきか、つまずきの原因の特定方法は数学が苦手な人の克服ロードマップ(4ステップ)で解説しています。
【塾に行かずに受験を考えている方へ】塾なしで受験を乗り切る条件と、足りない部分だけ外注する方法は塾なしで受験は可能?で解説しています。




