
共通テストが思ったより取れませんでした。二次試験で何点取れば逆転できるのか分かりません。もう志望校を下げたほうがいいんでしょうか。

下げる前に、まず「二次で何点必要か」を数字にしてください。感覚で判断すると、届くのに諦めたり、届かないのに突っ込んだりします。共通テストの失点が二次の何点分にあたるかは、大学の配点で決まります。
国公立大の合否は「共通テストの得点 + 二次試験の得点」の合計で決まります。そして共通テストの点は、大学ごとの配点に圧縮されて加算されます。この圧縮の度合いによって、同じ失点でも重みがまったく変わります。
🎯 共通テスト → 二次試験 逆算ツール
① 共通テストの結果
② 志望校の配点(募集要項に載っています)
※配点・傾斜・合格最低点は大学・学部・年度によって異なります。必ず志望校が公表している募集要項および入試結果でご確認ください。本ツールは試算であり、合否を保証するものではありません。

結果の下に出る「共通テスト1点の重み」を見てください。共通テスト900点が450点に圧縮される大学なら、共テで2点落としても総合点では1点分です。「共通テストで50点足りない」と落ち込んでいる生徒の多くは、実際には二次の25点分——大問1問分だったりします。
共通テストと二次の比率で、戦い方は変わる
同じ「国公立大」でも、共通テストと二次の配点比はまったく違います。この比率を知らずに出願先を決めるのは、ルールを知らずに試合に出るようなものです。
| タイプ | 比率の目安 | この配点で有利な人 |
|---|---|---|
| 共通テスト重視型 | 共テ 7 : 二次 3 など | 幅広く安定して取れる人。二次の記述が苦手でも戦える |
| 均衡型 | 共テ 5 : 二次 5 | どちらも平均以上に仕上げられる人 |
| 二次重視型 | 共テ 3 : 二次 7 など | 共テで失敗しても逆転しやすい。記述で稼げる人 |
共通テストで失敗した人が最初にやるべきことは、比率を見て出願先を組み直すことです。同じ学力帯でも、二次重視型の大学なら十分に勝負になります。
合格最低点はどこで調べるか
ルールの大もとは、文部科学省の「令和9年度大学入学者選抜実施要項」です。学力検査は、各大学が実施する「教科・科目に係る個別テスト」(いわゆる二次試験)または大学入学共通テストを指し、大学はこれらを組み合わせて判定します。二次試験の期日は令和9年2月1日から3月25日まで、合格発表は3月31日までと定められています(令和9年度大学入学者選抜実施要項)。どちらを何点ずつ使うかは大学ごとに違うので、配点は必ず募集要項で確かめてください。

- ①「(大学名) 入試結果」または「入学者選抜実施状況」で検索…多くの国公立大が公表しています
- ②学部・学科・方式(前期/後期)を合わせる…同じ大学でも学科で大きく違います
- ③2〜3年分を見る…最低点は年度で動くので、1年分だけで判断しない
- ④配点は募集要項で確認…入試結果のページには配点が書かれていないことがあります
非公開の大学もあります。その場合は模試の判定ラインや予備校が公表しているボーダーを代わりに入れて試算してください。数字が1つ入るだけで、判断の質が変わります。
【塾長の現場から】共通テスト後にやってはいけないこと

①自己採点の翌日に出願先を決める
自己採点の直後は、誰でも実際より低く見積もります。点数のショックが残っている状態で出願先を下げると、後から「あれなら出せた」となることが本当に多い。最低でも一晩おいて、上の計算をしてから決めてください。
②二次の勉強を止めて出願先探しに何日も使う
共通テストから二次まではおよそ1か月しかありません。出願先の検討に3日使うと、二次の演習が3日分消えます。調べるのは「比率」「合格最低点」「科目」の3つだけで足ります。そこから先は勉強に戻ってください。

共通テスト後に伸びる生徒は、切り替えが早い生徒です。点を嘆く時間と、二次の過去問を解く時間は同じ時間からしか出てきません。「必要点が分かった=やることが決まった」——そう受け取ってください。
③二次の過去問を解かずに問題集を続ける
必要点が出たら、その点数を過去問で実際に取れるかを確かめるのが最短です。問題集を続けても、二次で何点取れるかは分かりません。まず1年分を時間を計って解いてください。


よくある質問
- 傾斜配点がある場合はどう入力すればいいですか?
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先に傾斜をかけた「換算後の点」と「換算後の満点」を入れてください。たとえば英語を2倍にする大学なら、英語だけ2倍して合計し、満点も同じ計算で出します。傾斜は科目の得意・不得意で有利不利が大きく変わるので、志望校の傾斜は必ず確認してください。
- 合格最低点が公表されていません。何を入れればいいですか?
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予備校が公表しているボーダーラインや、模試のA判定ラインを代わりに入れてください。厳密である必要はありません。目的は「二次で何割が必要か」の桁を知ることです。5割で足りるのか、8割要るのかが分かれば、やるべきことは決まります。
- 二次で8割必要と出ました。諦めるべきですか?
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まず過去問を1年分、時間を計って解いてください。そこで6割なら、1か月で8割は現実的ではありません。7割台なら射程です。数字で判断してください。なお「合格最低点」は年度で動くので、ぎりぎりの場合は2〜3年分の最低点の幅を見て判断するほうが正確です。
- 私立大学でもこのツールは使えますか?
-
共通テスト利用方式・共通テスト併用方式なら使えます。共通テストの配点と個別試験の配点を入れてください。共通テスト利用(個別試験なし)の場合は、二次配点を0にせず、共テ配点と合格最低点だけで判断してください(二次配点0だと計算できません)。
- 後期日程も同じ考え方でいいですか?
-
考え方は同じですが、後期は共通テストの比率が高い大学が多いという違いがあります。つまり共通テストの結果が前期以上に効きます。また小論文・面接のみという方式もあるので、配点の形が前期とまったく違うことがあります。必ず後期の募集要項で確認してください。
【大学入試】後期試験は難しい?その理由と合格への方法
大学受験の後期試験は難しい?仕組み・日程と、前期不合格から2週間の戦い方 一般的に後期入試の合格難易度は前期入試よりも上がると言われています。その理由はいくつかありますが、主に下記の2つです。でも最後には受かるための具体的方法を詳しく記載していますので、ぜひ最後までご覧ください。
配点・傾斜・合格最低点は大学・学部・学科・方式・年度によって異なります。本記事とツールは仕組みの理解と試算のためのもので、合否を保証するものではありません。出願の判断は、必ず志望校が公表する最新の募集要項・入試結果と、学校や塾の進路指導とあわせて行ってください。


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必要点が分かったら、まず数学の基礎計算が落ちていないかを確認してください。

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