高校受験に向けた中学国語の総復習50問です。文法・古文漢文・表現技法・読解の手順・漢字語句まで、入試で必要になるものを集めました。問題をタップすると答えが開きます。
- まず答えを見ずに1周…分からなくても止まらず進んでください
- 2周目以降は間違えた問題だけ…印をつけて絞り込みます
- ★は差がつきやすい問題…とくに古文の仮名遣いと係り結びは頻出です
- 読解の手順も入れています…国語は感覚ではなく手順で解く科目です

国語は「勉強しても伸びない」と言われがちですが、それは知識分野(文法・古文・漢字)を後回しにしているからです。この3つは暗記すれば確実に点になるのに、多くの生徒が読解ばかり気にして手を付けていません。まずここを埋めるのが、いちばん効率のいい国語対策です。
5教科すべての総復習と、どの教科から手を付けるべきかは次の記事にまとめています。


文法と敬語(問1〜14)
1. 自立語で活用があり、言い切りの形がウ段の音で終わる品詞は何か。
動詞です。「書く」「見る」などが該当します。
2. 自立語で活用があり、言い切りが「い」で終わる品詞と、「だ・です」で終わる品詞をそれぞれ答えなさい。
「い」で終わるのが形容詞、「だ・です」で終わるのが形容動詞です。
3. 付属語で活用があるものと、活用がないものをそれぞれ何というか。★
活用があるのが助動詞、活用がないのが助詞です。
4. 動詞の活用の種類を5つ答えなさい。★
五段活用・上一段活用・下一段活用・カ行変格活用・サ行変格活用です。カ変は「来る」、サ変は「する」だけです。
5. 動詞の活用の種類を見分ける方法を答えなさい。★
「ない」を付けて、直前の音がア段なら五段、イ段なら上一段、エ段なら下一段です。例:書か-ない(ア段)→五段、見-ない(イ段)→上一段。
6. 「読まれる」の「れる」の意味を4つ挙げなさい。★
受け身・可能・自発・尊敬の4つです。文脈で判断します。
7. 「ようだ」の意味を2つ挙げなさい。
比喩(たとえ)と推定です。
8. 助詞のうち、主語や修飾語をつくる「が・の・を・に」などを何というか。
格助詞です。
9. 「本を読んだ。しかし、内容は覚えていない。」の「しかし」の品詞は何か。
接続詞です。自立語で活用がなく、前後をつなぎます。
10. 連体詞と副詞の違いを答えなさい。★
連体詞は体言(名詞)だけを修飾し、副詞は主に用言(動詞・形容詞・形容動詞)を修飾します。「大きな」は連体詞、「とても」は副詞です。
11. 文の成分を5つ答えなさい。
主語・述語・修飾語・接続語・独立語です。
12. 敬語の3つの種類を答えなさい。
尊敬語・謙譲語・丁寧語です。
13. 「先生が来る」を尊敬語で、「私が行く」を謙譲語で表しなさい。★
尊敬語は「いらっしゃる」「おいでになる」、謙譲語は「伺う」「参る」です。相手を高めるか自分を下げるかで使い分けます。
14. 「拝見する」「申し上げる」は、尊敬語と謙譲語のどちらか。
謙譲語です。自分の動作をへりくだって言う表現です。



文法は用語を暗記するより、見分け方の手順を持つほうが確実です。動詞の活用は「ない」を付ける、これだけで判別できます。
古文・漢文(問15〜28)
15. 歴史的仮名遣いの「ゐ・ゑ・を」は、現代仮名遣いでどう読むか。
い・え・おと読みます。
16. 歴史的仮名遣いで語頭以外の「は・ひ・ふ・へ・ほ」はどう読むか。★
わ・い・う・え・おと読みます。例:「あはれ」→「あわれ」、「かほ」→「かお」。
17. 歴史的仮名遣いの「au」「iu」「eu」は、現代ではどう読むか。★
「オー」「ユー」「ヨー」と伸ばして読みます。例:「やうやう」→「ようよう」、「けふ」→「きょう」。
18. 古語「あはれなり」の意味を答えなさい。
しみじみと趣がある、心を打たれるという意味です。
19. 古語「をかし」の意味を答えなさい。
趣がある、風情がある、おもしろいという意味です。
20. 古語「うつくし」の現代語との違いを答えなさい。★
古語では「かわいらしい」という意味が中心で、現代語の「美しい」とは異なります。
21. 古語「いと」の意味を答えなさい。
とても、非常にという意味です。
22. 係り結びで、係助詞「ぞ・なむ・や・か」がある場合、文末はどうなるか。★
連体形で結びます。「こそ」の場合は已然形になります。
23. 『枕草子』の作者と、書き出しを答えなさい。
作者は清少納言、書き出しは「春はあけぼの」です。
24. 『徒然草』の作者と、ジャンルを答えなさい。
作者は兼好法師(吉田兼好)で、ジャンルは随筆です。
25. 『平家物語』の書き出しと、そこに表れている思想を答えなさい。★
書き出しは「祇園精舎の鐘の声」で、諸行無常の思想が表れています。
26. 漢文で、返り点の「レ点」はどう読む指示か。
すぐ下の一字から上の字に返って読むという指示です。
27. 漢文の「一・二点」はどう読む指示か。
二字以上へだてて、下から上に返って読むという指示です。一→二の順に読みます。
28. 漢文を日本語の語順に直し、仮名を交えて書いたものを何というか。
書き下し文といいます。



古文は歴史的仮名遣いと重要古語で8割取れます。文法を深追いする必要はありません。
詩・短歌・俳句の表現技法(問29〜35)
29. 「比喩」のうち、「〜のようだ」を使うものと使わないものをそれぞれ何というか。
使うのが直喩(明喩)、使わないのが隠喩(暗喩)です。
30. 人でないものを人に見立てて表現する技法を何というか。
擬人法です。
31. 文末を名詞で終える表現技法を何というか。またその効果は。
体言止めです。余韻を残し、印象を強める効果があります。
32. 語順を入れかえて強調する技法を何というか。
倒置法です。
33. 同じ言葉や似た構成の句を並べる技法を何というか。
対句です。リズムを生み、対比を際立たせます。
34. 俳句の季語とは何か。また俳句の音数を答えなさい。
季節を表す語で、俳句は五・七・五の17音です。
35. 短歌の音数と、句切れとは何かを答えなさい。★
短歌は五・七・五・七・七の31音です。句切れとは意味の切れ目で、そこが感動の中心になることが多いです。



表現技法は名前と効果をセットで覚えてください。「体言止め=余韻」のように、効果まで言えると記述で使えます。
説明文・小説の読み方(問36〜43)
36. 説明文で、指示語(これ・それ)が指す内容はどこを探せばよいか。
原則としてその直前を探します。見つけたら、指示語の位置に当てはめて意味が通るか確認してください。
37. 接続語「つまり」「すなわち」の後には、どんな内容が来るか。
前の内容の言いかえやまとめが来ます。要旨をつかむ手がかりになります。
38. 接続語「しかし」「ところが」の後に来る内容は、筆者にとってどんな位置づけか。★
筆者が本当に言いたい主張であることが多いです。逆接の後ろは必ずチェックしてください。
39. 説明文で筆者の主張が書かれやすい場所を2つ挙げなさい。
文章の最初と最後(特に最後の段落)です。また「〜べきだ」「〜と考える」などの表現にも表れます。
40. 小説で、登場人物の心情はどこから読み取るか。3つ挙げなさい。★
行動・会話・情景描写です。とくに情景描写は心情を映すことが多く、記述問題で狙われます。
41. 記述問題で、字数制限がある場合にまず考えるべきことは何か。
文末をどう終えるかです。「なぜか」なら「〜から。」、「どういうことか」なら「〜ということ。」と決めてから中身を埋めます。
42. 「なぜですか」と問われたときの答え方を答えなさい。
「〜から。」「〜ため。」で終えます。文末が対応していないだけで減点されます。
43. 抜き出し問題で気をつけるべきことは何か。
本文の表現をそのまま、句読点も含めて正確に写すことです。自分の言葉に直すと不正解になります。



読解はセンスではなく手順です。指示語は直前、逆接の後ろは主張、この2つだけで正答率は変わります。
漢字・語句・作文(問44〜50)
44. 漢字の部首「りっしんべん」は、どんな意味に関係するか。
心のはたらきに関係します。「情」「快」「悩」などが該当します。
45. 同音異義語「対象・対照・対称」の意味の違いを答えなさい。★
対象=目標や相手/対照=比べること・きわだつ違い/対称=つりあっていることです。
46. 四字熟語「五里霧中」の意味を答えなさい。
状況がまったく分からず、どうしてよいか迷うことです。「無我夢中」との混同に注意してください。
47. ことわざ「情けは人のためならず」の正しい意味を答えなさい。★
人に親切にすれば、めぐりめぐって自分に返ってくるという意味です。「甘やかすとその人のためにならない」は誤用です。
48. 熟語の構成「読書」「登山」に共通する組み立てを答えなさい。★
下の字が上の字の目的語になっている構成です(書を読む・山に登る)。
49. 作文で、書き始める前に必ずやるべきことは何か。
構成をメモすることです。序論・本論・結論の骨組みだけでも決めておくと、途中で行き詰まりません。
50. 原稿用紙の使い方で、句読点が行の最初に来てしまう場合はどうするか。
前の行の最後のマスに、文字と一緒に入れます(ぶら下げ)。行頭に句読点を置いてはいけません。



ここまでお疲れさまでした。残りは漢字・語句・作文です。作文は書き方さえ決めておけば、本番で固まりません。
50問おつかれさまでした
国語は知識分野で確実に取り、読解は手順で戦うのが現実的な戦略です。読解の勉強法は別記事にまとめています。



国語の点数が安定しない生徒に必ず伝えているのが、「本文に書いてあることだけで答える」ということです。自分の考えや常識を混ぜた瞬間に外れます。答えは必ず本文の中にあります。


中学生向けの総復習50問(5教科)










英語の長文読解練習(全訳つき)も用意しています。


高校国語の総復習50問も用意しています。








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