高校受験に向けた中学国語の総復習100問です。文法・古文漢文・表現技法・読解の手順・漢字語句まで、入試で必要になるものを集めました。問題をタップすると答えが開きます。
- まず答えを見ずに1周…分からなくても止まらず進んでください
- 2周目以降は間違えた問題だけ…印をつけて絞り込みます
- ★は差がつきやすい問題…とくに古文の仮名遣いと係り結びは頻出です
- 読解の手順も入れています…国語は感覚ではなく手順で解く科目です

国語は「勉強しても伸びない」と言われがちですが、それは知識分野(文法・古文・漢字)を後回しにしているからです。この3つは暗記すれば確実に点になるのに、多くの生徒が読解ばかり気にして手を付けていません。まずここを埋めるのが、いちばん効率のいい国語対策です。
5教科すべての総復習と、どの教科から手を付けるべきかは次の記事にまとめています。

問1〜14|文法と敬語
1. 自立語で活用があり、言い切りの形がウ段の音で終わる品詞は何か。
動詞です。「書く」「見る」などが該当します。
2. 自立語で活用があり、言い切りが「い」で終わる品詞と、「だ・です」で終わる品詞をそれぞれ答えなさい。
「い」で終わるのが形容詞、「だ・です」で終わるのが形容動詞です。
3. 付属語で活用があるものと、活用がないものをそれぞれ何というか。★
活用があるのが助動詞、活用がないのが助詞です。
4. 動詞の活用の種類を5つ答えなさい。★
五段活用・上一段活用・下一段活用・カ行変格活用・サ行変格活用です。カ変は「来る」、サ変は「する」だけです。
5. 動詞の活用の種類を見分ける方法を答えなさい。★
「ない」を付けて、直前の音がア段なら五段、イ段なら上一段、エ段なら下一段です。例:書か-ない(ア段)→五段、見-ない(イ段)→上一段。
6. 「読まれる」の「れる」の意味を4つ挙げなさい。★
受け身・可能・自発・尊敬の4つです。文脈で判断します。
7. 「ようだ」の意味を2つ挙げなさい。
比喩(たとえ)と推定です。
8. 助詞のうち、主語や修飾語をつくる「が・の・を・に」などを何というか。
格助詞です。
9. 「本を読んだ。しかし、内容は覚えていない。」の「しかし」の品詞は何か。
接続詞です。自立語で活用がなく、前後をつなぎます。
10. 連体詞と副詞の違いを答えなさい。★
連体詞は体言(名詞)だけを修飾し、副詞は主に用言(動詞・形容詞・形容動詞)を修飾します。「大きな」は連体詞、「とても」は副詞です。
11. 文の成分を5つ答えなさい。
主語・述語・修飾語・接続語・独立語です。
12. 敬語の3つの種類を答えなさい。
尊敬語・謙譲語・丁寧語です。
13. 「先生が来る」を尊敬語で、「私が行く」を謙譲語で表しなさい。★
尊敬語は「いらっしゃる」「おいでになる」、謙譲語は「伺う」「参る」です。相手を高めるか自分を下げるかで使い分けます。
14. 「拝見する」「申し上げる」は、尊敬語と謙譲語のどちらか。
謙譲語です。自分の動作をへりくだって言う表現です。

文法は用語を暗記するより、見分け方の手順を持つほうが確実です。動詞の活用は「ない」を付ける、これだけで判別できます。
問15〜28|古文・漢文
15. 歴史的仮名遣いの「ゐ・ゑ・を」は、現代仮名遣いでどう読むか。
い・え・おと読みます。
16. 歴史的仮名遣いで語頭以外の「は・ひ・ふ・へ・ほ」はどう読むか。★
わ・い・う・え・おと読みます。例:「あはれ」→「あわれ」、「かほ」→「かお」。
17. 歴史的仮名遣いの「au」「iu」「eu」は、現代ではどう読むか。★
「オー」「ユー」「ヨー」と伸ばして読みます。例:「やうやう」→「ようよう」、「けふ」→「きょう」。
18. 古語「あはれなり」の意味を答えなさい。
しみじみと趣がある、心を打たれるという意味です。
19. 古語「をかし」の意味を答えなさい。
趣がある、風情がある、おもしろいという意味です。
20. 古語「うつくし」の現代語との違いを答えなさい。★
古語では「かわいらしい」という意味が中心で、現代語の「美しい」とは異なります。
21. 古語「いと」の意味を答えなさい。
とても、非常にという意味です。
22. 係り結びで、係助詞「ぞ・なむ・や・か」がある場合、文末はどうなるか。★
連体形で結びます。「こそ」の場合は已然形になります。
23. 『枕草子』の作者と、書き出しを答えなさい。
作者は清少納言、書き出しは「春はあけぼの」です。
24. 『徒然草』の作者と、ジャンルを答えなさい。
作者は兼好法師(吉田兼好)で、ジャンルは随筆です。
25. 『平家物語』の書き出しと、そこに表れている思想を答えなさい。★
書き出しは「祇園精舎の鐘の声」で、諸行無常の思想が表れています。
26. 漢文で、返り点の「レ点」はどう読む指示か。
すぐ下の一字から上の字に返って読むという指示です。
27. 漢文の「一・二点」はどう読む指示か。
二字以上へだてて、下から上に返って読むという指示です。一→二の順に読みます。
28. 漢文を日本語の語順に直し、仮名を交えて書いたものを何というか。
書き下し文といいます。

古文は歴史的仮名遣いと重要古語で8割取れます。文法を深追いする必要はありません。
問29〜35|詩・短歌・俳句の表現技法
29. 「比喩」のうち、「〜のようだ」を使うものと使わないものをそれぞれ何というか。
使うのが直喩(明喩)、使わないのが隠喩(暗喩)です。
30. 人でないものを人に見立てて表現する技法を何というか。
擬人法です。
31. 文末を名詞で終える表現技法を何というか。またその効果は。
体言止めです。余韻を残し、印象を強める効果があります。
32. 語順を入れかえて強調する技法を何というか。
倒置法です。
33. 同じ言葉や似た構成の句を並べる技法を何というか。
対句です。リズムを生み、対比を際立たせます。
34. 俳句の季語とは何か。また俳句の音数を答えなさい。
季節を表す語で、俳句は五・七・五の17音です。
35. 短歌の音数と、句切れとは何かを答えなさい。★
短歌は五・七・五・七・七の31音です。句切れとは意味の切れ目で、そこが感動の中心になることが多いです。

表現技法は名前と効果をセットで覚えてください。「体言止め=余韻」のように、効果まで言えると記述で使えます。
問36〜43|説明文・小説の読み方
36. 説明文で、指示語(これ・それ)が指す内容はどこを探せばよいか。
原則としてその直前を探します。見つけたら、指示語の位置に当てはめて意味が通るか確認してください。
37. 接続語「つまり」「すなわち」の後には、どんな内容が来るか。
前の内容の言いかえやまとめが来ます。要旨をつかむ手がかりになります。
38. 接続語「しかし」「ところが」の後に来る内容は、筆者にとってどんな位置づけか。★
筆者が本当に言いたい主張であることが多いです。逆接の後ろは必ずチェックしてください。
39. 説明文で筆者の主張が書かれやすい場所を2つ挙げなさい。
文章の最初と最後(特に最後の段落)です。また「〜べきだ」「〜と考える」などの表現にも表れます。
40. 小説で、登場人物の心情はどこから読み取るか。3つ挙げなさい。★
行動・会話・情景描写です。とくに情景描写は心情を映すことが多く、記述問題で狙われます。
41. 記述問題で、字数制限がある場合にまず考えるべきことは何か。
文末をどう終えるかです。「なぜか」なら「〜から。」、「どういうことか」なら「〜ということ。」と決めてから中身を埋めます。
42. 「なぜですか」と問われたときの答え方を答えなさい。
「〜から。」「〜ため。」で終えます。文末が対応していないだけで減点されます。
43. 抜き出し問題で気をつけるべきことは何か。
本文の表現をそのまま、句読点も含めて正確に写すことです。自分の言葉に直すと不正解になります。

読解はセンスではなく手順です。指示語は直前、逆接の後ろは主張、この2つだけで正答率は変わります。
問44〜50|漢字・語句・作文
44. 漢字の部首「りっしんべん」は、どんな意味に関係するか。
心のはたらきに関係します。「情」「快」「悩」などが該当します。
45. 同音異義語「対象・対照・対称」の意味の違いを答えなさい。★
対象=目標や相手/対照=比べること・きわだつ違い/対称=つりあっていることです。
46. 四字熟語「五里霧中」の意味を答えなさい。
状況がまったく分からず、どうしてよいか迷うことです。「無我夢中」との混同に注意してください。
47. ことわざ「情けは人のためならず」の正しい意味を答えなさい。★
人に親切にすれば、めぐりめぐって自分に返ってくるという意味です。「甘やかすとその人のためにならない」は誤用です。
48. 熟語の構成「読書」「登山」に共通する組み立てを答えなさい。★
下の字が上の字の目的語になっている構成です(書を読む・山に登る)。
49. 作文で、書き始める前に必ずやるべきことは何か。
構成をメモすることです。序論・本論・結論の骨組みだけでも決めておくと、途中で行き詰まりません。
50. 原稿用紙の使い方で、句読点が行の最初に来てしまう場合はどうするか。
前の行の最後のマスに、文字と一緒に入れます(ぶら下げ)。行頭に句読点を置いてはいけません。
問51〜62|語彙・漢字
51. 「気が置けない」の正しい意味は。★
遠慮がいらない、気を使わなくてよい。
「油断できない」は誤用です。入試でも実生活でも間違いが多い言葉。
52. 「役不足」の正しい意味は。★
本人の力に対して、役目が軽すぎること。
「力不足」の意味で使うのは誤りです。
53. 「情けは人のためならず」の意味は。★
人に情けをかけておけば、めぐりめぐって自分に返ってくる。
「甘やかすとその人のためにならない」は誤りです。
54. 「他山の石」の意味は。★
他人のよくない言動も、自分をみがく助けになるということ。
よい手本に対しては使いません。
55. 「絶体絶命」を漢字で書くとき、間違えやすい部分は。
「絶対」ではなく「絶体」。
体も命も追いつめられている、という意味です。
56. 「専門」「専問」のうち正しいのは。
専門。
「門」です。同様に「対称・対照・対象」の書き分けも頻出。
57. 「収める・納める・治める・修める」——税金を( )。★
納める。
成果を収める/国を治める/学問を修める。同訓異字は「何を」とセットで覚える。
58. 「意外」と「以外」の違いを説明しなさい。
意外=思いがけないこと。以外=それを除いたもの。
59. 「たいへん」を漢字2字で書きなさい。また品詞は。
大変。形容動詞(または副詞)。
60. 慣用句「舌を巻く」の意味は。
非常に驚き、感心する。
61. 四字熟語「一朝一夕」の意味は。
わずかな時間、短い期間。「一朝一夕にはできない」の形で使います。
62. 「五里霧中」を漢字で正しく書き、意味を答えなさい。★
五里霧中。方針が立たず、どうしてよいか分からないこと。
「五里夢中」は誤りです。
問63〜70|敬語
63. 敬語の3種類を答えなさい。★
尊敬語・謙譲語・丁寧語。
尊敬=相手を高める、謙譲=自分を低める——ここを取り違えると全問崩れます。
64. 「先生が言う」を尊敬語に直しなさい。
おっしゃる(言われる)。
65. 「私が言う」を謙譲語に直しなさい。
申す(申し上げる)。
66. 「先生が来る」を尊敬語に直しなさい。
いらっしゃる(おいでになる・お見えになる)。
67. 「私が行く」を謙譲語に直しなさい。
伺う(参る)。
68. 「先生が食べる」を尊敬語に、「私が食べる」を謙譲語に直しなさい。★
尊敬=召し上がる/謙譲=いただく。
69. 「先生がお書きになられた」の誤りを指摘しなさい。★
二重敬語。「お書きになった」または「書かれた」が正しい。
尊敬語を2つ重ねない——入試でも面接でも問われます。
70. 自分の家族のことを他人に話すとき、「お父さん」はどう言うか。★
父。
身内には敬称をつけません。「うちのお母さんが」は誤り。
問71〜80|文法の識別
71. 「れる・られる」の4つの意味を答えなさい。★
受け身・可能・自発・尊敬。
「先生が来られる」は尊敬、「昔が思い出される」は自発。
72. 「先生が話される」の「れる」の意味は。
尊敬。
73. 「故郷のことが思い出される」の「れる」の意味は。★
自発。
「自然と〜してしまう」と言いかえられれば自発です。
74. 「ない」が助動詞か形容詞かを見分ける方法は。★
「ぬ」に置きかえられれば助動詞、置きかえられなければ形容詞。
例:読まない→読まぬ(助動詞)/おもしろくない(形容詞)。
75. 「静かな海」の「な」の品詞は。★
形容動詞「静かだ」の活用語尾。
「〜だ」に直せるかで判断します。
76. 「大きな」と「大きい」の品詞の違いは。★
大きな=連体詞、大きい=形容詞。
連体詞は活用しません。
77. 「の」が主語を示している例を挙げなさい。★
「私の書いた手紙」の「の」(=「私が」に置きかえられる)。
「が」に置きかえられれば主格の「の」です。
78. 「そうだ」の2つの意味を、見分け方とあわせて答えなさい。★
伝聞(〜だそうだ)と様態(〜しそうだ)。動詞の終止形につけば伝聞、連用形につけば様態。
79. 「ようだ」の3つの意味を答えなさい。
比喩(たとえ)・推定・例示。
80. 「学校へ行った。」を単語に分け、それぞれの品詞を答えなさい。★
学校(名詞)/へ(助詞)/行っ(動詞)/た(助動詞)。
文節に分けると「学校へ/行った。」の2文節です。単語と文節の問いを読み違えないこと。
問81〜90|古文・漢文
81. 歴史的仮名遣い「けふ」を現代仮名遣いに直しなさい。★
きょう。
「eu」は「yō」になります(てふ→ちょう)。
82. 「いふ」を現代仮名遣いに直しなさい。★
いう。
語頭以外のハ行はワ行に直すのが基本ルールです。
83. 「ゐ・ゑ・を」は現代仮名遣いでどう書くか。
い・え・お。
84. 「あはれ」を現代仮名遣いに直し、意味も答えなさい。★
あわれ。しみじみとした趣、心を動かされる感じ。
現代語の「かわいそう」とは違います。
85. 「をかし」の意味を答えなさい。★
趣がある、興味深い、美しい。
「おかしい(滑稽だ)」ではありません。
86. 古文で主語が省略されているとき、どう判断するか。★
敬語の有無で判断する。尊敬語が使われていれば身分の高い人が主語。「誰が」を書き込みながら読むのが基本です。
87. 「徒然草」の作者と成立した時代は。
兼好法師(吉田兼好)、鎌倉時代。
88. 「枕草子」の作者とジャンルは。★
清少納言、随筆。
「源氏物語=紫式部(物語)」との区別が頻出です。
89. 漢文の返り点「レ点」と「一・二点」の違いは。★
レ点=すぐ下の一字から返る。一・二点=二字以上へだてて返る。
90. 漢文「不知」を書き下し文にしなさい。★
知らず。
助動詞・助詞にあたる字はひらがなに直すのがきまりです。
問91〜100|記述と作文の型
91. 「筆者の考えを書きなさい」と問われたとき、どこを探せばよいか。★
各段落の最初と最後、そして逆接(しかし・ところが)のあと。
本文にない自分の意見は書かない——ここが最大の失点原因です。
92. 「なぜか」と問われた記述は、どう結ぶか。★
「〜から。」「〜ため。」で結びます。
93. 「どういうことか」と問われた記述は、何をすればよいか。★
傍線部の言葉を、本文中の別の表現で言いかえる。
比喩や指示語をそのまま残さないこと。
94. 記述で字数が足りないときの増やし方は。★
理由や条件(いつ・どこで・誰が)を本文から補う。
同じ内容を言い直して字数を稼ぐのは減点になります。
95. 指示語(これ・それ)の内容は、まずどこを探すか。
直前。
見つけたら、指示語の位置に当てはめて意味が通るか必ず確認します。
96. 記述の答えの文末が問いと合っているか、どう確かめるか。★
問いの文をそのまま答えの形に変えて確認する。「なぜか→〜から」「どういうことか→〜ということ」。
97. 小説で「心情を書きなさい」と問われたとき、根拠にするものは。★
行動・表情・情景描写・会話。
「悲しい」と直接書かれていなくても、行動から読み取ります。
98. 作文(意見文)で最初に書くべきことは。★
自分の立場(主張)。
そのあとに理由と体験、最後にもう一度主張。英作文と同じ型です。
99. 作文でよく減点されるのはどんな書き方か。★
主張が最初と最後で変わっている/体験が主張とつながっていない/原稿用紙の使い方の誤り。
100. 記述問題で、時間が足りないときにまずやるべきことは。★
白紙にしないこと。本文から根拠になりそうな一文を抜き出して、問いの形に合わせて結ぶだけでも部分点が入ります。記述は配点が大きいので、空欄はいちばんもったいない。

ここまでお疲れさまでした。残りは漢字・語句・作文です。作文は書き方さえ決めておけば、本番で固まりません。
50問おつかれさまでした
国語は知識分野で確実に取り、読解は手順で戦うのが現実的な戦略です。読解の勉強法は別記事にまとめています。

国語の点数が安定しない生徒に必ず伝えているのが、「本文に書いてあることだけで答える」ということです。自分の考えや常識を混ぜた瞬間に外れます。答えは必ず本文の中にあります。

中学生向けの総復習50問(5教科)





英語の長文読解練習(全訳つき)も用意しています。

高校国語の総復習50問も用意しています。

基礎の確認が終わったら、次は敬語・識別・記述の型です。


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