高校世界史は、無料のサイトだけで「流れ」も「一問一答」もそろいます。講義ノートを第1回から連番で公開しているサイトも、一問一答をランダムで出し続けるサイトもあります。
ただし世界史は、日本史より一問一答だけで止まりやすい科目です。日本史は1本の線ですが、世界史は同じ時代に別の地域で何が起きていたかを問われます。用語を覚えるサイトと、流れを地域ごとに読むサイトは別物なので、両方を往復する必要があります。
この記事では、実際に全部開いて中身を確認したうえで6つ選びました(2026年9月6日確認)。どれをどの順で使うかまで書きます。
先に結論:落としているのが「用語」か「つながり」かで決まる
| いまの状態 | 使うサイト | 型 |
|---|---|---|
| 用語が出てこない・語句で落とす | 一問一答!世界史クエスト/世界史問題集 | 一問一答で量をこなす |
| 用語は言えるのに、正誤・並べ替えで落とす | ちとにとせ/東京農大三高の授業プリント | 流れを地域ごとに読む |
| そもそも授業が分かっていない | 映像授業 Try IT/NHK高校講座 | 映像で入り直す |

世界史で伸び悩む子のほとんどは、用語は言えるのに「その頃ヨーロッパでは」で落としています。一問一答の正答率が8割を超えているのに点が上がらないなら、やるべきは暗記ではなく、地域ごとの流れを読んで横に並べることです。
①一問一答!世界史クエスト|近代が厚い時代別クイズ
学習塾のステップが公開している無料の一問一答です。時代の見出しをクリックするとクイズに飛べる作りで、ページを開くとナポレオンの時代・ウィーン体制・諸国民の春・アメリカ合衆国の発展と、近代の単元が細かく分かれて並んでいます。
近代の単元が細かいのがこのサイトの強みです。共通テストは近現代の比重が大きいので、ナポレオン以降を先に回してから古代へ戻ると、入試までに全範囲が終わります。
②世界史問題集|ランダムで出続ける一問一答
サイト自身の説明では「高校生・大学受験基本レベル」の一問一答で、問題はランダムで出て、永遠に続くので「キリの良い所で終わりにしてください」と書かれています。先史・古代オリエントから、中国の各王朝、イスラム世界、西ヨーロッパと地域別に分かれています。
①との違いは出し方です。①は単元を選んで解く形、②はランダムで出続ける形なので、単元ごとに固めるなら①、全範囲の抜けを探すなら②と分けると続きます。
③ちとにとせ|流れを連番で追える講義ノート
大学受験用の日本史・世界史・地理のまとめサイトです。世界史のページを開くと、No.1「メソポタミア文明」から連番で、オリエント・ギリシア・ローマ・インド・中国と地域ごとに講義ノートが並んでいます。

一問一答で解けない「つながり」の問題は、ここで直ります。地域ごとに並んでいるので、同じ番号の前後を別の地域と見比べると、「その頃ヨーロッパでは」が自分で組み立てられるようになります。
④東京農大三高の世界史授業プリント|第1回から連番で公開
東京農業大学第三高等学校が、在校生向けの授業用プリントを公開しています。第001回「先史時代」から連番で、メソポタミア・古代エジプト・ペルシア戦争・ヘレニズム・共和政ローマと授業の順に並んでいます。
実際の授業で配っているプリントなので、教科書の順番と同じ流れで読めます。自分の学校の進度が遅れているときに、先の単元を予習する用途に向きます。
⑤映像授業 Try IT|授業が分からないところから入り直す
家庭教師のトライが公開している映像授業です。問題以前に、授業の説明が頭に入っていないときは、まず動画で全体像を入れてから①③に戻ってください。

⑥NHK高校講座 世界史探究|放送のストリーミング配信
NHKの高校講座で、放送内容・学習に役立つ資料・映像・音声をストリーミング配信しています。ページを開く前に「ご利用にあたって」のチェックを求められますが、受信契約がない世帯でも利用できると書かれています。
無料サイトだけで独学するときの3つの落とし穴
| 落とし穴 | どうするか |
|---|---|
| 一問一答だけで終わる | 正答率8割を超えたら③を地域ごとに読む。用語をそれ以上回しても「つながり」は解けない |
| 古代から始めて近代に着かない | ①でナポレオン以降を先に回す。共通テストは近現代の比重が大きい |
| 地域を1つずつ縦に読んで、横に並べない | ③で同じ番号帯の別地域を見比べる。「その頃◯◯では」を自分で言えるか確認する |

世界史の独学でいちばん多い失敗は、中国史だけ・ヨーロッパ史だけと縦に読んで、横に並べないことです。入試で問われるのは横のつながりなので、同じ時代の別地域を見比べる作業を一問一答とは別に入れてください。
日本史も無料で進めたい人へ
日本史は「縦の順番」で落とし、世界史は「横のつながり」で落とします。落とし方が違うので、使うサイトも変わります。日本史はこちらにまとめています。

知識が揃ったあとの直前期は、やることを絞るほど点が安定します。

他の科目の無料サイトも、同じように実際に開いて確認したうえでまとめています。






よくある質問
- 無料サイトだけで共通テストの世界史は間に合いますか?
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知識と流れは間に合います。①②で用語、③④で流れ、⑤⑥で理解の穴を埋めれば、共通テストの範囲は届きます。足りなくなるのは資料や地図を使った考察問題の演習量です。そこは共通テストの過去問で補ってください。
- 一問一答は何割取れたら次に進んでいいですか?
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8割を目安にしてください。8割を超えたら③を地域ごとに読み、解けなかった問題が「用語」だったか「つながり」だったかをノートに書き分けてください。
- 世界史探究と世界史B、どちらの教材を使えばいいですか?
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今の高校生は世界史探究です。⑥は探究の名前で作られています。⑤は世界史Bの名前で残っていますが、扱う時代と出来事はほぼ同じなので、映像として使う分には支障ありません。
- 古代と近代、どちらから始めるべきですか?
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近代からです。共通テストは近現代の比重が大きく、学校の授業も最後に急ぎがちです。①はナポレオン以降の単元が細かいので、そこを先に固めてから古代へ戻ると、入試までに全範囲が終わります。



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