高校英語は、無料のサイトだけでかなりの範囲が終わります。文法の解説も、単語の暗記も、演習も、そろっています。
ただし「良さそうなサイトを見つけて、そのまま使う」と失敗します。サイトによって読ませる型・手を動かさせる型・一問一答型に分かれていて、いま自分に足りないほうを選ばないと時間だけが減ります。
この記事では、実際に全部開いて中身を確認したうえで6つ選びました(2026年9月2日確認)。どれをどういう順で使うかまで書きます。
先に結論:どれを使うかは「今つまずいている場所」で決まる
| いまの状態 | 使うサイト | 型 |
|---|---|---|
| 文法の説明を読んでも頭に入らない | 参考書より分かりやすい英文法解説 | 読んで理解する |
| 説明は分かるが、問題になると解けない | 一問一答!英文法クエスト/英文法にイーナビ | 演習量で固める |
| 単語が足りていない | 英語漬け.com | 手を動かす |
| 文法を最初から通しでやり直したい | 高校英文法の羅針盤 | 体系で追う |
| 活字だと集中が続かない | 映像授業 Try IT | 動画で入る |

いちばん多い失敗は、解説サイトばかり読んで問題を解かないことです。英文法は読んだ時点では身につきません。解説を1単元読んだら、必ずその単元の問題を解いてください。
①参考書より分かりやすい英文法解説|解説を読んで理解したい人へ
サイト自身が「学習塾での英語指導経験を元に、市販の参考書より中学&高校で学ぶ英文法の分かりやすい解説を心がけています」と書いています。
文型・時制・助動詞・受動態・不定詞・動名詞・分詞・分詞構文・関係代名詞・関係副詞・複合関係詞・仮定法・比較・文の種類・前置詞まで、単元ごとにメニューが分かれています。解説の後に練習問題が付いているので、読みっぱなしになりません。
学校の授業で分からなかった単元だけを、その日のうちに読む。通しで最初から読もうとすると続きません。「今日の授業が分詞構文だった」→「その単元だけ読んで問題を解く」が正しい使い方です。
②一問一答!英文法クエスト|解けるかどうかを確かめたい人へ
学習塾のステップが公開している無料の演習サイトです。文型と動詞の語法・時制・助動詞・態・不定詞・動名詞・分詞・分詞構文・疑問詞・関係詞・接続詞・仮定法・比較・否定・特殊構文・無生物主語・冠詞・名詞・形容詞・副詞まで、20単元の復習問題が並んでいます。
さらに全単元の4択問題(解説あり)・整序問題(解説あり)・スピードチェックが用意されています。

当サイトの一問一答ドリルと同じ形式です。この型がいちばん定着します。理由は単純で、答えを言えたかどうかがその場で分かるからです。解説を読んでいるときの「分かった気」は、ここで全部はがれます。
③英文法にイーナビ|どのレベルなのかが明示されている
無料サイトでいちばん困るのは「これは自分に合ったレベルなのか」が分からないことです。このサイトはそこを公表しています。
公式の説明では、解説レベルは英検2級〜準2級程度。復習問題・演習問題は「標準的な学力の、高校2年生〜3年生前半の生徒を対象に、実際に問題を解いてもらい、5割〜7割程度の正答率が出るように作成」と書かれています。
英検2級・準2級・3級の英単語テストと英熟語テストも載っています。
ここで5割を切るなら、高校英文法の前に中学範囲が抜けています。サイト側が想定正答率を出しているので、自分の現在地を測る物差しとして使えます。これができる無料サイトはあまりありません。
④英語漬け.com|単語を語数つきで積み上げたい人へ
Webアプリ形式で、単語も文法もその場で解いて覚える作りです。単語は難易度と語数がはっきり分かれています。
| レベル | 語数 |
|---|---|
| 基礎(高1) | 503語 |
| 完成(高2) | 1,222語 |
| 応用(高3) | 680語 |
| 共通テスト | 1,562語 |
| 早慶上智 | 2,405語 |
文法・語順の練習、50語程度と100語程度のライティング練習、音読練習まであります。

語数が書いてあるのが大きいです。「単語をやる」ではなく「高2の1,222語を今月で1周する」と決められます。単語学習が続かない人の原因は、たいてい終わりが見えていないことです。
紙の単語帳と迷っている場合は、こちらで4冊を公式データで比較しています。

⑤高校英文法の羅針盤|通しで体系的にやり直す
学びTimesが公開している英文法のまとめです。単元をつまみ食いするのではなく、体系として並べ直したいときに向きます。同じ運営の「高校数学の美しい物語」は数学で定番なので、作りの丁寧さは想像がつきます。
⑥映像授業 Try IT|活字で止まる人へ
家庭教師のトライが公開している映像授業です。文字を読むと集中が切れる人は、まず動画で全体像を入れてから解説サイトに戻ると進みます。

無料サイトだけで独学するときの3つの落とし穴
無料でそろうのは事実ですが、無料だから起きる問題もあります。
| 落とし穴 | どうするか |
|---|---|
| 順番が決まっていない | 学校の進度に合わせる。自分で順番を決めようとしない |
| 解いた記録が残らない | ノートに単元名と正答率だけ書く。2周目にどこを戻るかが分かる |
| 間違えた理由が分からないまま進む | 解説付きの問題を選ぶ。②③は解説付き |

無料サイトで挫折する人のほぼ全員が、1つ目でつまずきます。サイトは単元順に並んでいますが、それは学校の順番とは限りません。今週の授業でやった単元を、そのサイトで探して解く。この使い方に固定するだけで続きます。
文法が固まったら次にやること
英文法は長文を読むための道具です。単元ごとの問題が解けるようになったら、文の中で使う練習に移ってください。
文法の総復習を50問で確認できます。

そのあとは長文です。全訳と語句解説つきの練習問題を用意しています。

他の科目の無料サイトも、同じように実際に開いて確認したうえでまとめています。




よくある質問
- 無料サイトだけで大学受験の英語は間に合いますか?
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文法と単語は間に合います。この記事の6つで、共通テストレベルまでは十分に届きます。足りなくなるのは長文の演習量と、記述の添削です。そこは過去問と、学校の先生への提出で補ってください。
- どれか1つだけ選ぶならどれですか?
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解説が要るなら①、問題が要るなら②です。自分がどちらか分からない場合は、②を10問解いてください。7割解けたら②を続ける、5割を切ったら①に戻る——これで決まります。
- スマホだけでも使えますか?
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使えます。①は「スマホなどの携帯は上部のメニューから」と案内しています。ただしライティングの練習だけは紙のほうが速いので、④の50語・100語の練習はノートに書いてから答え合わせしてください。
- 中学英語が怪しい場合はどうすればいいですか?
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先に中学範囲を潰してください。③は中学英語も扱っています。高校英文法の問題で正答率が5割を切るなら、高校の単元を続けても伸びません。1〜2週間で中学範囲を戻すほうが速いです。


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