高校英語は、無料のサイトだけでかなりの範囲が終わります。文法の解説も、単語の暗記も、演習も、そろっています。
ただし「良さそうなサイトを見つけて、そのまま使う」と失敗します。サイトによって読ませる型・手を動かさせる型・一問一答型に分かれていて、いま自分に足りないほうを選ばないと時間だけが減ります。
この記事では、実際に全部開いて中身を確認したうえで6つ選びました(2026年9月12日に再確認)。どれをどういう順で使うか、1週間でどう回すかまで書きます。
先に結論:6サイトの比較表と、選び方
| サイト | 型 | レベルの目安が公表されているか | 演習 | 登録 |
|---|---|---|---|---|
| ①英語の文法が分かりやすい英文法解説サイト | 読んで理解する | —(中学・高校の英文法) | 単元ごとに練習問題あり | 不要 |
| ②一問一答!英文法クエスト | 解いて確かめる | — | 20単元+4択+整序+スピードチェック | 不要 |
| ③英文法にイーナビ | 解説+演習 | あり(英検2級〜準2級/正答率5〜7割で作成) | 復習問題・演習問題 | 不要 |
| ④英語漬け.com | 手を動かす(Webアプリ) | 語数で明示(基礎503語〜早慶上智2,405語) | 単語・文法・ライティング・音読 | 不要 |
| ⑤高校英文法の羅針盤 | 体系的に読む | — | —(読み物中心) | 不要 |
| ⑥映像授業 Try IT | 動画で入れる | —(中学生・高校生向け) | 動画+確認 | 会員登録あり(無料) |
| いまの状態 | 使うサイト |
|---|---|
| 文法の説明を読んでも頭に入らない | ①参考書より分かりやすい英文法解説 |
| 説明は分かるが、問題になると解けない | ②英文法クエスト/③英文法にイーナビ |
| 単語が足りていない | ④英語漬け.com |
| 単元をつまみ食いしてきたので、通しで整理したい | ⑤高校英文法の羅針盤 |
| 活字だと集中が切れる | ⑥Try IT で全体像→①に戻る |

いちばん多い失敗は、解説サイトばかり読んで問題を解かないことです。英文法は読んだ時点では身につきません。解説を1単元読んだら、必ずその単元の問題を解いてください。
①英語の文法が分かりやすい英文法解説サイト|解説を読んで理解したい人へ

英語の文法が分かりやすい英文法解説サイトは、中学、高校で習う英文法を教科書や市販の参考書より分かりやすく解説しています。英検やTOEIC、英会話にも役立ちます(サイトの案内より)。管理人の井上知さんが2007年から運営している、学習塾での英語指導経験を元にした個人サイトです。
単元は文型・時制・助動詞・受動態・不定詞・動名詞・分詞・分詞構文・関係代名詞・関係副詞・複合関係詞・仮定法・比較・文の種類・前置詞の15項目に分かれ、それぞれ解説の後に練習問題が付いています。読みっぱなしにならない作りです。
中学と高校の英文法を各単元2〜3ページ、合計27ページにまとめた無料レポートも配布されています。通学中にスマホで単元を1つ読む、という使い方に向いています。
学校の授業で分からなかった単元だけを、その日のうちに読む。通しで最初から読もうとすると続きません。「今日の授業が分詞構文だった」→「その単元だけ読んで問題を解く」が正しい使い方です。

塾で「参考書の説明が分からない」と言う子に、まずここの該当単元を読ませます。説明の順番が”なぜそうなるか”から始まるので、丸暗記で止まっていた子が動き出します。解説を読んで分かった気になったら、すぐ②で確かめてください。
②一問一答!英文法クエスト|解けるかどうかを確かめたい人へ
一問一答!英文法クエストは、学習塾のステップが公開している無料の演習サイトです。文型と動詞の語法・時制・助動詞・態・不定詞・動名詞・分詞・分詞構文・疑問詞・関係詞・接続詞・仮定法・比較・否定・特殊構文・無生物主語・冠詞・名詞・形容詞・副詞まで、20単元の復習問題が並んでいます。
さらに全単元の4択問題(解説あり)・整序問題(解説あり)・スピードチェックが用意されています。

当サイトの一問一答ドリルと同じ形式です。この型がいちばん定着します。理由は単純で、答えを言えたかどうかがその場で分かるからです。解説を読んでいるときの「分かった気」は、ここで全部はがれます。
③英文法にイーナビ|どのレベルなのかが明示されている
無料サイトでいちばん困るのは「これは自分に合ったレベルなのか」が分からないことです。英文法にイーナビはそこを公表しています。
公式の説明では、解説レベルは英検2級〜準2級程度。復習問題・演習問題は「標準的な学力の、高校2年生〜3年生前半の生徒を対象に、実際に問題を解いてもらい、5割〜7割程度の正答率が出るように作成」と書かれています。英検2級・準2級・3級の英単語テストと英熟語テストも載っています。
ここで5割を切るなら、高校英文法の前に中学範囲が抜けています。サイト側が想定正答率を出しているので、自分の現在地を測る物差しとして使えます。これができる無料サイトはあまりありません。
④英語漬け.com|単語を語数つきで積み上げたい人へ

英語漬け.comはWebアプリ形式で、単語も文法もその場で解いて覚える作りです。単語は難易度と語数がはっきり分かれています。
| レベル | 語数 |
|---|---|
| 基礎(高1) | 503語 |
| 完成(高2) | 1,222語 |
| 応用(高3) | 680語 |
| 共通テスト | 1,562語 |
| 早慶上智 | 2,405語 |
文法・語順の練習、50語程度と100語程度のライティング練習、音読練習まであります。

語数が書いてあるのが大きいです。「単語をやる」ではなく「高2の1,222語を今月で1周する」と決められます。単語学習が続かない人の原因は、たいてい終わりが見えていないことです。
紙の単語帳と迷っている場合は、こちらで4冊を公式データで比較しています。

- 基礎(高1)503語
- 完成(高2)1,222語/応用(高3)680語
- 共通テスト1,562語/早慶上智2,405語
⑤高校英文法の羅針盤|通しで体系的にやり直す
高校英文法の羅針盤は、学びTimesが公開している英文法のまとめサイトです。文法系(文型と動詞・時制・助動詞・分詞・関係詞・話法・前置詞・冠詞・接続詞など)と表現系(日常会話・ビジネス・和製英語・ニュアンス)の2系統で記事が並びます。
サイトの案内では、表現系の記事は留学経験のあるライターや英語教員が執筆しているとあります。同じ運営の「高校数学の美しい物語」は数学で定番なので、作りの丁寧さは想像がつきます。
①〜③で単元をつまみ食いしてきた人が、受験前に「文法の地図」を1枚にするための読み物です。演習は付いていないので、ここで読んだら②に戻って解いてください。
⑥映像授業 Try IT|活字で止まる人へ
Try IT(トライイット)は、家庭教師のトライが公開している中学生・高校生向けの映像授業です。「勉強のわからないを5分で解決」を掲げ、永久無料と案内されています(利用には無料の会員登録が要ります)。
文字を読むと集中が切れる人は、まず動画で全体像を入れてから解説サイトに戻ると進みます。動画は「理解の入口」、定着は①②でという役割分担にしてください。
1週間の回し方(学校の進度に合わせる)

6つを全部使う必要はありません。①と②を軸に、必要なときだけ③④⑤⑥を足すのが続く形です。
| 曜日 | やること | 使うサイト |
|---|---|---|
| 月〜金(授業のあった日) | その日の単元の解説を読む→同じ単元の問題を10問 | ①→② |
| 毎日10分 | 単語を1レベル分ずつ。今月の語数を決めて回す | ④ |
| 土曜 | 今週の単元を4択と整序でまとめて解く。正答率をノートに書く | ② |
| 日曜 | 正答率が5割を切った単元だけ、③の演習問題で測り直す | ③ |
| 定期テスト前 | 範囲の単元を⑤で通し読み→②で総仕上げ | ⑤→② |

この表で決めているのは「サイトの順番ではなく、学校の順番で進む」ことです。今週の授業でやった単元を、そのサイトで探して解く。無料サイトで続く人と続かない人の差は、ほぼここだけです。
無料サイトだけで独学するときの3つの落とし穴
無料でそろうのは事実ですが、無料だから起きる問題もあります。
| 落とし穴 | どうするか |
|---|---|
| 順番が決まっていない | 学校の進度に合わせる。自分で順番を決めようとしない |
| 解いた記録が残らない | ノートに単元名と正答率だけ書く。2周目にどこを戻るかが分かる |
| 間違えた理由が分からないまま進む | 解説付きの問題を選ぶ。②③は解説付き |

無料サイトで挫折する人のほぼ全員が、1つ目でつまずきます。サイトは単元順に並んでいますが、それは学校の順番とは限りません。今週の授業でやった単元を、そのサイトで探して解く。この使い方に固定するだけで続きます。
- 順番が決まっていない→学校の進度に合わせて自分で順番を決めない
- 解いた記録が残らない→ノートに単元名と正答率だけ書く
- 間違えた理由が分からないまま進む→解説付きの問題を選ぶ
文法が固まったら次にやること
英文法は長文を読むための道具です。単元ごとの問題が解けるようになったら、文の中で使う練習に移ってください。文法の総復習を50問で確認できます。

そのあとは長文です。全訳と語句解説つきの練習問題を用意しています。

無料サイトでは足りず、紙の参考書を1冊決めたい場合は、高校で新しく増える文法が「関係副詞の用法」1つだけであることを踏まえた選び方をまとめています。

他の科目の無料サイトも、同じように実際に開いて確認したうえでまとめています。








よくある質問
- 無料サイトだけで大学受験の英語は間に合いますか?
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文法と単語は間に合います。この記事の6つで、共通テストレベルまでは十分に届きます。足りなくなるのは長文の演習量と、記述の添削です。そこは過去問と、学校の先生への提出で補ってください。
- どれか1つだけ選ぶならどれですか?
-
解説が要るなら①、問題が要るなら②です。自分がどちらか分からない場合は、②を10問解いてください。7割解けたら②を続ける、5割を切ったら①に戻る——これで決まります。
- スマホだけでも使えますか?
-
使えます。①は上部のメニューから単元を選べます。ただしライティングの練習だけは紙のほうが速いので、④の50語・100語の練習はノートに書いてから答え合わせしてください。
- 中学英語が怪しい場合はどうすればいいですか?
-
先に中学範囲を潰してください。①は中学英語も扱っています。高校英文法の問題で正答率が5割を切るなら、高校の単元を続けても伸びません。1〜2週間で中学範囲を戻すほうが速いです。
- 会員登録が要るサイトはありますか?
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⑥のTry ITだけ無料の会員登録が要ります。①〜⑤は登録なしでそのまま使えます。

この記事で確認したページ
各サイトの内容・レベル表記・語数は、それぞれの公式ページを2026年9月12日に確認したものです。仕様は変わることがあるので、利用時にご確認ください。
英語の文法が分かりやすい英文法解説サイト(中学、高校で習う英文法を教科書や市販の参考書より分かりやすく解説しています。英検やTOEIC、英会話にも役立ちます)

