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中高一貫校で New Treasure を使っています。単語も文法も一気に出てきて、定期テストの範囲が広すぎて手が回りません。書店で参考書を探しても、対応するものが見つかりませんでした。

対応する参考書がないのは、その教材が検定教科書ではないからです。公立中学の教科書に準拠した教材とは、単語も文法の順番も違います。市販教材を「準拠品」として探すのをやめるところから始めてください。
中高一貫校では、英語に New Treasure(ニュートレジャー) や PROGRESS IN ENGLISH 21(プログレス) といった独自教材が使われることがあります。どちらも公立中学の検定教科書とは設計が違い、語彙数が多く、文法の登場順も異なります。
そのため「真面目にやっているのに点が取れない」という状態が起きやすくなります。この記事では、その理由を教材の構造から整理し、市販教材でどこを補えばいいかを具体的に説明します。
【結論】英語でつまずく原因は、たいてい「語彙の量」と「テスト範囲の広さ」
- 語彙が公立の教科書より多い…同じ期間で覚える単語数が増えるため、単語で崩れると全部崩れます
- 文法の登場順が検定教科書と違う…市販の「中2英語」を買っても、順番が合いません
- 定期テストの範囲が広い…本文・単語・文法・和訳が一度に問われ、準備量が読みにくい
- 対策は「単語を最優先」…文法から手をつけると、単語が分からず結局読めません
New Treasure・プログレスはどういう教材か
どちらも中高一貫校向けに作られた英語教材です。文部科学省の検定を受けた教科書ではなく、学校が独自に採用している副教材(あるいは主教材)という位置づけになります。
共通する特徴は、扱う語彙が多いことと、文法事項が早い段階から出てくることです。公立中学であれば3年かけて配分される内容を、より短い期間で扱う構成になっています。中学のうちに高校範囲の文法に触れることも珍しくありません。

教材が悪いわけではありません。6年間で大学受験まで届かせる設計なので、そのぶん前倒しになっているだけです。ただし、その前提で家庭学習を組まないと追いつけません。
つまずく理由①:単語が追いつかない
もっとも多い原因がこれです。英語は単語が分からないと、文法を知っていても読めません。語彙量が多い教材では、単語の遅れがそのまま全体の遅れになります。
そして厄介なのは、単語の遅れは定期テストの点数にすぐ表れないことがある点です。範囲が決まっているうちは直前の詰め込みで乗り切れてしまい、実力テストや模試になって初めて表面化します。

つまずく理由②:市販教材と文法の順番が合わない
体系数学と同じ問題が英語でも起こります。市販の中学英語の参考書は検定教科書の進度に合わせて作られているため、独自教材の順番とは一致しません。
「まだ中2なのに、市販の中2用参考書に載っていない文法が出てきた」ということが普通に起こります。これは学校が先に進んでいるだけで、教材の対応表がないために探せないだけです。
つまずく理由③:定期テストの準備量が読めない
独自教材の定期テストは、本文の内容・単語・文法・和訳が同時に問われることが多く、範囲も広くなりがちです。「どこから手をつければいいか分からない」という状態になりやすいのはこのためです。
優先順位をつけずに全部やろうとすると、結局どれも中途半端になります。配点の大きいところから逆算するのが現実的です。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 2週間前 | 単語を1周する。ここが土台なので最初に片づけます |
| 1週間前 | 本文を音読して意味を取れるようにする。和訳問題の対策も兼ねます |
| 3日前 | 文法問題を解く。単語と本文が入っていれば、ここは短時間で回ります |
| 前日 | 間違えた問題だけを見直す。新しいことはやらない |

塾を使う場合に確認すること
英語を塾で補う場合、学校の教材を扱ってもらえるかどうかがすべてです。塾のオリジナル教材で進める形だと、学校の定期テストには直接効きません。
- 「New Treasure(プログレス)に対応できますか」…教材名を出して直接聞くのがいちばん確実です
- 「定期テスト前は学校の教材で対策してもらえますか」…ここが噛み合わないと成績に反映されません
- 「宿題はどれくらい出ますか」…学校の課題が多いので、増やされると回らなくなります
中高一貫校を専門にしている塾なら、この3点は満たしやすくなります。中高一貫指導ノウハウを活用【個別指導塾WAYS】
は学校の教材と進度に合わせる方式で、宿題を出さずに指導時間内で完結させる設計をとっています。
よくある質問
市販の単語帳を買ったほうがいいですか?
まずは学校の教材の単語を優先してください。定期テストに出るのは学校の教材の語です。市販の単語帳は、高校範囲の入試対策を始める段階(高1〜高2)から重ねるのが順番として自然です。
和訳を丸暗記するのは意味がありますか?
短期的には点が取れますが、実力テストや模試では通用しません。丸暗記に頼っている状態は、単語と文法のどちらか(あるいは両方)が入っていないサインです。テストが終わったら、その範囲の単語だけでも入れ直しておいてください。
英語が苦手でも、大学受験には間に合いますか?
間に合います。ただし単語の遅れだけは早く埋めてください。文法は高校に入ってからでも立て直せますが、語彙は積み上げに時間がかかります。中学のうちに単語の習慣がある子は、高校で失速しにくいです。
まとめ
New Treasure やプログレスでつまずくのは、教材が特殊だからであって、英語の能力が低いからではありません。語彙量が多く、文法の順番が市販教材と違う——この2点を知っているだけで、やるべきことがはっきりします。
優先順位は単語 → 本文 → 文法です。この順番を守れば、限られた時間でも定期テストは形になります。数学も同時に崩れている場合は、下の記事もあわせてご覧ください。

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