【中学英語】高校入試レベルの長文読解練習|全訳・語句解説つき(無料)

高校受験に向けた中学英語の長文読解練習です。実際の入試に近い分量(約280語)で、設問・全訳・重要語句の解説つき。すべて無料で使えます。

取り組み方
  • まず辞書を使わずに通して読む…分からない語があっても止まらないでください
  • 目安は8分…高校入試の長文1題にかけられる時間に近い設定です
  • 設問はタップすると解答が開きます…必ず自分の答えを決めてから開いてください
  • 最後に全訳と語句で確認…読めなかった原因が単語か文法かを切り分けます

長文が苦手な中学生の多くは、知らない単語が出た瞬間に止まってしまいます。入試では知らない単語が必ず出ます。分からない語は飛ばして、話の流れをつかむ——この練習をするために、あえて中学範囲を少し超える語も入れてあります。

この記事の目次

次の英文を読んで、あとの問いに答えなさい。

Kenta is a junior high school student. He likes soccer, and he practices with his team almost every day. Last spring, however, something happened that changed the way he thinks about practice.

One afternoon, a new student came to his class. His name was Taku. Taku did not talk much, and he always sat alone during lunch. Kenta wanted to talk to him, but he did not know what to say. A week passed, and Taku was still alone.

One day after school, Kenta saw Taku near the soccer field. Taku was watching the team practice. Kenta walked up to him and asked, “Do you like soccer?” Taku looked surprised, but he answered quietly, “I used to play. I stopped last year.”

Kenta asked him why. Taku said that he had hurt his knee, and the doctor told him not to play for a long time. “I still like watching,” he said, “but it is hard to see other people play.”

Kenta did not know how to answer. He thought about how he would feel if he could not play soccer. Then he had an idea. “Can you help us?” he asked. “Our team needs someone to keep records during games. You know a lot about soccer, so you can tell us what we are doing wrong.”

Taku was quiet for a moment. Then he smiled for the first time. “Are you sure?” he asked. Kenta nodded.

Now Taku comes to every practice. He writes down what each player does well and what each player should improve. The team has become stronger, and so has Kenta. He learned that there is more than one way to be part of a team.

設問(タップで解答が開きます)

(1) 下線部 something happened とあるが、どんな出来事か、日本語で説明しなさい。

解答:新しく転校してきたタクが、いつも一人でいるのをケンタが気にかけ、話しかけたことをきっかけに、タクがチームの一員になったという出来事

解説:第2段落以降の内容全体を指しています。「何が起きたか」を1文でまとめる問題なので、細部より流れをつかむことが大切です。

(2) タクがサッカーをやめた理由を、日本語で答えなさい。

解答:ひざを痛めてしまい、医師から長い間プレーしないように言われたから

解説:第4段落の he had hurt his knee, and the doctor told him not to play が根拠です。tell + 人 + not to do(〜しないように言う)が読めるかがポイントです。

(3) ケンタはタクにどんな提案をしたか、日本語で答えなさい。

解答:試合中に記録をつけ、チームのどこが良くないかを教えてほしいという提案

解説:第5段落の keep records during gamestell us what we are doing wrong が該当します。

(4) 下線部 so has Kenta とあるが、どういう意味か説明しなさい。

解答:チームが強くなったのと同じように、ケンタも成長したという意味。

解説:so + 助動詞 + 主語で「〜もまた同じだ」を表します。前の has become stronger を受けているので、「ケンタも強くなった=成長した」となります。

(5) 本文の内容と合うものを1つ選びなさい。
ア ケンタはタクにサッカーを再開するようすすめた。
イ タクは最初からチームに入りたいと言っていた。
ウ ケンタは、チームへの関わり方は1つではないと気づいた。
エ タクはケンタの提案を断った。

解答:

解説:最終文の there is more than one way to be part of a team が根拠です。アは記録係を頼んだので誤り、イは自分から言っていないので誤り、エは提案を受け入れているので誤りです。

(4)の so has Kenta のような形は、高校入試でもよく狙われます。「so + 助動詞 + 主語」で「〜もまた」。ここを知らないと、最後の一文の意味が取れません。

全訳

ケンタは中学生です。彼はサッカーが好きで、ほとんど毎日チームで練習しています。しかし去年の春、彼の練習に対する考え方を変える出来事が起こりました。

ある日の午後、新しい生徒が彼のクラスにやって来ました。彼の名前はタクでした。タクはあまり話さず、昼食のときはいつも一人で座っていました。ケンタは彼に話しかけたいと思いましたが、何と言えばいいのか分かりませんでした。一週間が過ぎましたが、タクはまだ一人のままでした。

ある日の放課後、ケンタはサッカー場の近くでタクを見かけました。タクはチームの練習を見ていました。ケンタは彼に歩み寄って尋ねました。「サッカーが好きなの?」タクは驚いた様子でしたが、静かに答えました。「昔はやっていたよ。去年やめたんだ。」

ケンタは理由を尋ねました。タクは、ひざを痛めてしまい、医師から長い間プレーしないように言われたのだと話しました。「見るのは今でも好きだよ」と彼は言いました。「でも、他の人がプレーしているのを見るのはつらいんだ。」

ケンタはどう答えればいいか分かりませんでした。彼は、もし自分がサッカーをできなくなったらどう感じるだろうと考えました。そして、あることを思いつきました。「手伝ってくれない?」と彼は尋ねました。「僕たちのチームには、試合中に記録をつけてくれる人が必要なんだ。君はサッカーにくわしいから、僕たちがどこを間違えているか教えてくれるよ。」

タクはしばらく黙っていました。それから彼は初めて笑顔を見せました。「本当にいいの?」と彼は尋ねました。ケンタはうなずきました。

今ではタクはすべての練習に来ています。彼はそれぞれの選手がうまくできていることと、改善すべきことを書き留めています。チームは強くなり、そしてケンタも成長しました。彼は、チームの一員になる方法は1つだけではないと学んだのです。

この英文に出てきた重要語句

語句意味・ポイント
almost every day熟 ほとんど毎日
the way he thinks熟 彼の考え方(the way + 主語 + 動詞 で「〜のしかた」)
alone副 ひとりで(lonely「さびしい」とは意味が違います)
pass動 (時が)過ぎる
walk up to 〜熟 〜に歩み寄る
used to do熟 以前は〜していた(今はしていない)
quietly副 静かに
hurt動 痛める(hurt-hurt-hurt と変化しません=無変化)
tell + 人 + not to do熟 (人)に〜しないように言う
keep records熟 記録をつける
what we are doing wrong熟 私たちが何を間違えているか(間接疑問)
for a moment熟 少しの間
for the first time熟 初めて
nod動 うなずく
improve動 上達する、改善する
more than one 〜熟 1つより多い=複数の

読み終えたあとにやること

1回読んで終わりにすると力になりません。同じ英文を3回読むのが最も効率的です。

同じ長文の使い回し方
  • 1回目…辞書なしで通して読み、設問を解く
  • 2回目…全訳と語句で確認しながら、読めなかった箇所を特定する
  • 3回目…もう一度英文だけを、止まらずに読み切る(ここで初めて「読めた」状態になります)

新しい長文を次々に解くより、1つの長文を3回読むほうが伸びます。1回目で分からなかった英文が3回目にすっと入ってくる感覚をつかむと、読解は一気に安定します。

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Part 2を用意しました。今回は過去完了と関係代名詞が入った、少し歯ごたえのある英文です。全訳と語句解説つきなので、Part 1が解けたらこちらもどうぞ。

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この記事を書いた人

兵庫県のとある学習塾の塾長。私大理系卒。塾バイト・家庭教師を経て、長年の経験を基に幅広く受験をサポートします。生徒だけでなく、それを支える保護者や先生の力にもなりたいという思いで立ち上げました。

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