短いけど貴重な冬休み。効果的に使おう!

冬休みは2週間ほどです。たとえば都立高校の冬季休業日は、規則で12月26日から1月7日までの13日間と決まっています(東京都立学校の管理運営に関する規則)。
夏休みに比べれば短い休みですが、この時期に何をするかで、この先の進路に大きな良い影響を与えられる可能性があります。
今回は主に高1高2向けに是非行ってほしいことをご紹介します。

冬休みにやっておきたいことを、色々な角度から情報をまとめました!
単語力をとにかくつける!

英単語・古文単語・漢文の句法などの単語力をこの時期を使って増強しましょう。
なぜなら単語力は英語・国語の根幹にあるもので、ここが身についていると今後の学習が加速するからです。
学年が上がるにつれて文法や長文の内容が難しくなりますよね。この時に単語が分からないとなると、文法や長文精読に集中できません。結局「単語を覚えないと話にならないよね」という結論になってしまいます。
だからこそ高1高2の今のうちに行いましょう。特に高2の皆さんは単語に時間を充てられるはあと僅かです。必ず行ってください。
単語力をつけるための方法は記事の下部にご紹介していますので、この記事が終わった後に是非ご覧ください。

単語が身についていない方は、単語を勉強するだけで、一気に文章が読めるなるようになるケースがあります。最重要事項なので意識して行ってください!
勉強の習慣を身につける

受験生になったけど、勉強に集中できない!
という悩みはよくあります。もちろん色々な理由はありますが、大きな要因として「勉強の習慣が身に付いていない」ということが挙げられます。つまり勉強する体力が足りないのです。
運動と同じでスタミナがなければ長時間の継続はできません。勉強も運動と同じように長時間の継続に慣れるには練習が必要です。この練習を冬休みに行いましょう。
おすすめの長時間勉強法

おすすめは、「学校と同じスケジュールで勉強してみる」です。普段の授業のスケジュールと同様に、家庭学習をしてみましょう。例えば以下のようなタイムスケジュールです。
| 時間 | 予定 |
|---|---|
| 9:00-9:50 | 1時間目:数学 |
| 10:00-10:50 | 2時間目:化学 |
| 11:00-11:50 | 3時間目:古文 |
| 11:50-13:00 | お昼休憩 |
| 13:00-13:50 | 4時間目:英語 |
| 14:00-14:50 | 5時間目:物理 |
| 15:00-15:50 | 6時間目:好きな科目 |
これだけで、5時間の勉強量を確保できます。終わるのは16時ごろですから、その後の時間はまだ有意義に使えますから、自主しても良し、息抜きしても良しです。
もしかしたら最初は疲れてしまって難しいかもしれないです。でも普段学校で取り組んでいるスケジュールなので極力頑張ってみましょう。
自習もこのスケジュールでできれば、いつの間にか勉強体力が格段に身に付いているはずです。

ここで身につけた体力は高3になった時に非常に心強いプラス材料になります。継続できる人が最後は勝ちます。頑張りましょう!
勉強法について見直す時間を作る

普段何気なく行っている勉強の仕方。本当に効果的でしょうか?もし非効率な勉強法を行っていたら、すぐ見直して変えていきましょう。
多くの方にとってマイナスに働きやすい、よくあるミスを列挙してみます。🔽
- 間違えた問題の見直しをしない
- 解説を読むだけで手を動かして解き直さない
- 将来的に目標があまり定まっていないのに闇雲に勉強している
などです。こういったことは出来れば専門の先生などに相談できると吉です。
あまりそういった環境がない方はこの機にオンラインで勉強管理をしてくれるところを探してみるのもおすすめです。

自分ではダメなところに気付きにくいものです。1度他の方に相談してみると、考えがガラッと変わって上手く進められることもあります。
PR 例えばスタディコーチ
というオンラインの学習塾は東大生のコーチと、もう1人の担当者がついて徹底的にサポートしてくれます。
また自主学習徹底管理コースというコースもあって、さらに追い込むことで格段にレベルアップできます。しかも、オンラインの自習室があります。これが素晴らしいです。

志望校について調べてみよう

高1高2の今のうちにご自身の志望校について、方向性を固めましょう。
特に高2の方は受ける大学をある程度決まられるといいです。志望校について今考えた方がいい理由は以下の通りです。
志望校によってその後の勉強法が大きく変わる

国公立・私立、一般・推薦など、受験方式によって今後の戦略は大きく変わります。
例えば国公立であれば共通テストが必要なので幅広い科目の対策が必要ですが、私立であれば2科目、3科目に絞って対策するのが一般的になります。これはとても大きな差です。
また、先に目標を決めておくことで、モチベーションの維持にも繋がります。
その為には、目指したい学部や大学について、時間をとってリサーチする必要があります。
- どんな学部があるか?
- どんな進路に進めるのか?
- どんな研究室があるのか?
- 偏差値はどれくらいか?
- 受験方式はどのようであるか?
など、深くまで1度調べてみましょう。今まで気づかなかった発見があり、これからのモチベーションにも繋がります。

高1生の場合は、現在の実力は無視して志望校を決めてOKです。
志望校について相談できる方がいたら、このタイミングで1度してみるといいですよ!

中3(高校受験)の冬休みは、やることも優先順位も変わります。

冬休みは13日、共通テストの1日目は8時間50分|長時間勉強の練習を数字で見る
「学校と同じ時間割で勉強する」練習を勧めてきました。では、その長さは、本番の入試と比べてどのくらいでしょうか。
ここでは、公式に決まっている冬休みの日数と大学入学共通テストの時間割を、2026年10月28日に開いて確かめた数字で並べます。
| 都立高校の休業日(規則第5条第1項) | 期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 夏季休業日 | 7月21日〜8月31日 | 42日 |
| 冬季休業日 | 12月26日〜1月7日 | 13日 |
| 春季休業日 | 3月26日〜4月5日 | 11日 |
| 共通テスト(令和9年度) | 教科 | 時間帯 | 試験時間 |
|---|---|---|---|
| 第1日(1月16日) | 地理歴史・公民(2科目選択) | 9:30〜11:40 | 130分 |
| 第1日 | 国語 | 13:00〜14:30 | 90分 |
| 第1日 | 外国語(英語リーディング) | 15:20〜16:40 | 80分 |
| 第1日 | 外国語(英語リスニング) | 17:20〜18:20 | 60分(解答は30分) |
| 第2日(1月17日) | 理科(2科目選択) | 9:30〜11:40 | 130分 |
| 第2日 | 数学① | 13:00〜14:10 | 70分 |
| 第2日 | 数学② | 15:00〜16:10 | 70分 |
| 第2日 | 情報 | 17:00〜18:00 | 60分 |

計算
- 冬休みの日数:12月26日〜12月31日の6日 + 1月1日〜1月7日の7日 = 13(日)。夏休みに対する割合は 13 ÷ 42 = 31.0(%)です。曜日では、2026年12月26日は土曜日で、土日は4日あります(12月26・27日、1月2・3日)。平日は 13 − 4 = 9(日)で、元日を含みます
- 記事の時間割(1コマ50分×6コマ):6 × 50 = 300(分)で、300 ÷ 60 = 5(時間)。平日の9日すべてでやると、9 × 5 = 45(時間)です
- 共通テストの試験時間:第1日は 130 + 90 + 80 + 60 = 360(分)、第2日は 130 + 70 + 70 + 60 = 330(分)。合計は 360 + 330 = 690(分)で、690 ÷ 60 = 11.5(時間)です
- 1日の長さ(午前0時からの分で数えます。9:30=570分、18:20=1,100分、18:00=1,080分):第1日は 1,100 − 570 = 530(分)で8時間50分、第2日は 1,080 − 570 = 510(分)で8時間30分です
- 記事の時間割(9:00〜15:50)の長さは 950 − 540 = 410(分)で6時間50分です。第1日との差は 530 − 410 = 120(分)で、本番の1日目は2時間長くなります
- 本番までの日数:現在の高校2年生が受ける令和10年度は、令和10年1月15日(土)・16日(日)です。冬休みの最終日(2027年1月7日)から 365 + 8 = 373(日)あります。令和9年度(1月16日)は、冬休みの最終日の 16 − 7 = 9(日)後です
読み方は3つです。1つ目は、冬休みは13日で、夏休み(42日)の約3割ということです。平日は9日しかないので、「やることを3つに絞る」のは数字の上でも現実的です。
2つ目は、本番の1日目が、休憩を入れて8時間50分続くことです。記事で紹介した「6コマ×50分」の時間割は6時間50分で、本番より2時間短くなっています。
まず時間割どおりに5時間座れるかを試し、慣れたら午後にもう1コマ足す、という順で伸ばせます。
3つ目は、共通テストの試験時間の合計が690分(11.5時間)で、そのうち地理歴史・公民と理科の2科目選択は、それぞれ130分と長いことです。
ただし、自分が受ける科目と数は志望校で変わるので、必要な時間は大学ごとに確かめてください。
共通テストの時間割は令和9年度(2027年1月)のものです。令和10年度(2028年1月)は、大学入試センターのページで実施期日と科目の方法が公表されていますが、時間割は2026年10月28日に確認できませんでした。科目の方法の資料は、令和9年度と令和10年度で、年度の表記以外に違いはありませんでした。高校1年生が受ける令和11年度については、センターのページに実施期日の掲載が見当たりません。東京都の規則は都立高校の定めで、私立高校や他県の高校の冬休みの日数は学校ごとに違います。
- 「本番は1日8時間50分だから、冬休みから毎日9時間座ろう」と考える場合。数字は本番の長さの確認で、練習の目標ではありません。
- 最初は5時間の時間割を、無理なく終えるところからで十分です
- 都立以外の高校の生徒が、「冬休みは13日」と思い込む場合。私立高校や他県の高校は、学校ごとに休みの期間が違います。学校のカレンダーで確かめてください
- 高校1年生が、共通テストの日程や科目の方法を決まったものとして使う場合。
- 令和11年度の実施期日は、2026年10月28日にセンターのページで見当たりませんでした。科目の方法も、これからの年度で変わることがあります
- 志望校を決める前に、「共通テストの全科目分の時間」を目標にする場合。共通テストを使うかどうか、使う科目や数は、大学と入試方式で違います。
- 先に志望校の入試方式を調べてください
出典:東京都「東京都立学校の管理運営に関する規則」第5条(休業日)第1項/大学入試センター「令和9年度試験」実施期日/同「令和9年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項」11 試験実施期日等(時間割)(PDF)/同「出題教科・科目の出題方法等」試験時間(PDF)/同「令和10年度試験」実施期日(2026年10月28日確認)
高1・高2の冬休みの過ごし方についてよくある質問
- 高1・高2の冬休みには何をすればいいですか?
-
単語力をつける・勉強の習慣を作る・勉強法を見直すの3つです。あわせて、志望校の方向性を固めるためのリサーチもこの時期にしておくと、その後の勉強法を決めやすくなります。
- 冬休みはどれくらいの期間がありますか?
-
2週間ほどです。たとえば都立高校の冬季休業日は、規則で12月26日から1月7日までの13日間と決まっています。夏休みに比べれば短いですが、この時期の過ごし方がその後の進路に影響します。
- 長時間勉強に慣れるにはどうすればいいですか?
-
学校と同じスケジュールで家庭学習をしてみるのがおすすめです。9:00から1時間目を始めて6時間目まで進めると、5時間の勉強量を確保でき、終わるのは16時ごろです。内容や時間は自分好みに変えて構いません。
- 高1・高2のうちに志望校を考えたほうがいいのはなぜですか?
-
受験方式によってその後の勉強法が大きく変わるからです。国公立なら共通テストのために幅広い科目の対策が必要で、私立なら2科目、3科目に絞るのが一般的です。高1生は現在の実力は無視して志望校を決めてかまいません。
この記事の更新・訂正
- 「理科は最後に伸びる科目」「沈黙が最も点を失います」「上京・上阪する人は案外少ない」「間違いなく追い風」など、出典で裏づけられない断定の文を、事実だけの書き方に弱めるか外しました
- 「塾で毎年〜」「教室で見てきた」「生徒に配っている」「筆者も田舎出身」など、運営者の経験として裏づけを確認できていない文を外し、確かめられる内容だけの書き方に直しました
全記事の履歴は「訂正・更新の履歴」、調べ方と書き方は「記事の作り方」にまとめています。
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