勉強時間を記録すると、頑張った量が目に見えて続けやすくなります。一方で、アプリを選ぶのに時間をかけすぎて、肝心の勉強が進まないこともあります。
この記事では、会社の大きなアプリではなく、個人や小規模で運営されている無料の勉強タイマー・学習記録サイトを6つ選びました。
2026年10月15日に6つとも公式ページを開いて、「登録が要るか・何が記録できるか・いつ更新されたか・運営者は分かるか」を確認しています。
登録せず、今すぐ測りたい→①勉強Pad/④Visual Timer/教科ごとの勉強時間をグラフで見たい→②ログツー/ポモドーロで区切って集中したい→③Focusi/テスト結果やわからない点も一緒に記録したい→⑤まなログ/勉強専用の機能が多いものを試したい→⑥ツミキapp。
先に結論:6サイトの比較表
| サイト | 登録 | 記録・グラフ | 確認できた注意点 |
|---|---|---|---|
| ①勉強Pad | 不要(記録はブラウザ内に保存) | 週間グラフ・月間の推移・連続日数 | 運営者の名前の記載なし。最後の更新は2026年4月 |
| ②ログツー | 必要 | 教科ごとの学習時間を棒・円グラフで表示 | サイト自身が「開発段階」と明記 |
| ③Focusi | 不要(Web版) | Webは計測が中心。グラフはアプリ側 | 運営の素性は未確認 |
| ④Visual Timer | 不要(記録はブラウザ内に保存) | 画面は今日の合計と目標時間。説明文に日別・週別の統計、試験カウントダウン | 勉強専用ではなく多機能タイマーの1ページ |
| ⑤まなログ | 本格利用は会員登録が必要 | 学習時間・テストの得点・教科別グラフ | Android対応は記載なし |
| ⑥ツミキapp | 登録の記述なし | 棒・折れ線・面グラフ、連続日数 | 「無料」の明記は確認できず |
「無料」「登録不要」の書き方はサイトごとに違います。この記事では、公式ページに書かれている言葉だけを使い、書かれていないことは「確認できなかった」としています。

勉強時間の記録は、長さより「毎日つけたか」を見るのがコツです。1日30分でも連続日数が伸びると、続けた事実が残ります。
選び方:登録の要否と、記録が残る場所を先に見る
勉強タイマーを選ぶとき、最初に見るのは機能の数より「記録がどこに残るか」です。
| タイプ | 記録が残る場所 | 向く人 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 登録なし(ブラウザに保存) | 今使っているブラウザの中 | まず試したい人。個人情報を入れたくない人 | ブラウザの履歴やデータを消すと記録も消えるおそれがある。端末をまたぐと見られない |
| 会員登録あり | サービス側のアカウント | スマホとパソコンの両方で記録を見たい人 | 登録の際は、保護者と相談してから。規約や個人情報の扱いを読む |
①と④は、公式ページに記録がブラウザに保存されると書かれています。ブラウザのデータを消す前に、記録が必要かどうか考えておきましょう。
①勉強Pad|登録不要で週間グラフと連続日数が見える
勉強Pad「勉強時間を記録できる勉強タイマー」は、ページに「無料・登録不要で今すぐ使えるWebアプリ」と書かれた学習タイマーです。記録は、使っているブラウザに保存されると「よくある質問」にあります。
機能として書かれているのは、進捗リングと週間グラフ、連続学習記録、1か月の勉強時間の推移などです。
目標は5分・30分・60分……720分と段階的に設定され、リングが次の目標までの進み具合を表示します。
任意でユーザー名を入れて、週の合計時間をランキングに登録する機能もありますが、使わなくても記録はできます。
気をつけたい点が2つあります。運営者の名前はサイトに記載が見つからず、アップデート情報の最新は2026年4月でした。
長く使う前に、動きが止まっていないか試してから決めてください。教科別に分けて記録する機能は、画面では確認できませんでした。
登録なしで、今日の勉強時間をまず測ってみたい人。連続日数で続ける気持ちを保ちたい人。
なぜ勧めるか:登録なしで使えて、週間・月間のグラフと連続日数で「続けた量」が見えるので、記録の習慣づけを試す最初の1つにしやすいからです。
②ログツー|教科ごとの勉強時間をグラフで自動集計
ログツーは、学習記録と学習ブログを組み合わせたサービスです。特定商取引法に基づく表記には、運営責任者として山本将也さんの名前があります。
公式の説明では、ストップウォッチで勉強を始めると、教科ごとの学習時間が自動で集計され、カレンダーや棒グラフ・円グラフで見られます。
教材のブックマークや、参考書ごとに学習時間を記録する機能も案内されています。
利用にはアカウント登録が必要です。基本機能は「完全無料」と書かれていますが、将来プレミアム機能を追加する可能性にも触れています。
利用規約には「開発段階にあり、動作が不安定な場合がある」とあるので、大事な記録は別にメモしておくと安心です。未成年の利用には、保護者の同意が必要と規約にあります。
教科ごとの配分を見て、苦手科目の勉強時間が足りているか確かめたい人。
なぜ勧めるか:教科別の学習時間を自動で集計してグラフにするという、記録のいちばん役立つ部分が、無料の基本機能に含まれているからです。
③Focusi|ポモドーロとストップウォッチを登録なしで使える
Focusiは、Webのポモドーロタイマーとストップウォッチを提供しているサイトで、勉強法のブログもあります。
公式トップには、記事とWebタイマーを「どちらも無料で使えます」とあり、タイマーは登録不要と書かれています。
プライバシーポリシーにも、アカウント登録や個人情報の提供は必要ないとあります。
ポモドーロは、25分の作業と短い休憩をくり返す方法です。このサイトのポモドーロは設定が自動で保存され、ストップウォッチはページを閉じたり更新したりしても計測データが保持されると説明されています。
公式トップには、iOS / Androidアプリもあり、日々の学習グラフが使えると書かれています(過去7日の棒グラフはアプリ紹介ページの説明です)。
Web版は計測が中心で、学習ログのグラフは確認できませんでした。
集中の区切りだけ欲しい人。記録を細かく残すより、25分ずつ進める感覚を試したい人。
なぜ勧めるか:登録なしでポモドーロとストップウォッチをすぐ使え、タイマーの設定が自動で残るので、勉強の区切りづくりを手軽に試せるからです。
④Visual Timer「勉強タイマー」|日別・週別の統計と試験カウントダウン
Visual Timerの勉強タイマーは、ページに「登録不要、完全無料」と書かれ、設定と記録は個人情報を集めずにブラウザのlocalStorageに自動保存される、と説明されています。
ページの説明文には、日別・週別の統計、日次目標、セッションの自動保存、試験カウントダウンの機能があると書かれています。
ただし、開いた画面で見えたのは、今回のセッション、今日の合計時間、目標時間の設定(最大12時間)でした。
統計や試験カウントダウンの画面は確認できていないので、使いながら確かめてください。
勉強専用の個人ツールではなく、さまざまな種類のタイマーを集めたサイトの1ページです。
「このサイトについて」に「Nomio AIが開発・運営」とありますが、所在地や代表者などの詳細は確認できませんでした。教科別の記録は書かれていません。
登録なしで今日の合計時間と1日の目標を見ながら測りたい人。
なぜ勧めるか:登録なしで、今日の合計時間と目標時間を見ながら測れ、説明文によれば統計や試験カウントダウンも備えているため、試験前の計画づくりに試す価値があるからです。
⑤まなログ|学生向けに、勉強時間・わからない点・テストをまとめて記録
まなログは、学生向けのWeb・iOSの学習記録サービスです(公式は「すべての学年の学生に対応」と説明)。運営者は「takz app blog」とページに表示されています。
公式には、ストップウォッチ形式で勉強時間を自動保存できること、わからない点をその場で記録できること、テストの得点を記録して教科別のグラフにできること、週ごとの学習予定と実績をカレンダーで比べられることが書かれています。
保護者が登録して子どものアカウントを作る機能もあります。
「完全無料」「会員登録は無料」と案内されていますが、本格的に使うには会員登録が必要です。
ログイン不要の簡易タイマーは記録が端末内に保存され、会員登録するとサーバーに残って複数の端末で同期できます。Androidの対応は確認できませんでした。
勉強時間だけでなく、テストの得点やわからない問題も一緒に残したい人。
なぜ勧めるか:勉強時間・わからない点・テストの点を1つの場所に残せて、見直しまでつなげやすい作りだと公式に説明されているからです。
⑥ツミキapp|勉強専用の機能が多いWebタイマー
ツミキappは、「タイマーで記録、グラフで可視化、音楽で集中、ToDoで管理」とうたう、Webで使う勉強タイマーです。ページ末尾には「Created by Super Hiko14」とあります。
機能は、25分・5分のフォーカスモード、棒・折れ線・面グラフ、連続日数や総セッション数などの統計、タイマーのグループ分け、日本語と英語の表示です。
更新履歴の最新は2026年8月31日で、動きは活発に見えます。
ただし、料金に関する記述(無料かどうか)は、トップと紹介ページでは確認できませんでした。データの保存場所も確認できなかったので、使い始める前に画面内の説明を読んでください。
タイマー、グラフ、ToDoをひとつのページで使いたい人。
なぜ勧めるか:勉強専用に作られていて、記録・グラフ・ToDoを同じ画面で使え、更新が続いているからです。
記録した時間は点数と関係があるか|休日に4時間以上勉強する中3の数学は71.0%、しない子は44.8%
勉強時間を記録するのは、時間が点数と関係するからです。では、全国の中学3年生では、時間と点数にどんな関係があるでしょうか。
国立教育政策研究所は、令和8年度(2026年4月実施)の全国学力・学習状況調査で、休日(土日など)の勉強時間を聞き、答えごとの平均正答率を公表しています。
2026年10月26日に、クロス集計表の質問(25)のシートを開き、セルの値を並べました。
対象は865,405人で、割合は無回答(12.6%)を含めた全体に対するものです。国語は15問、数学は16問、英語は3技能のIRTスコア(500が基準)です。
| 休日の1日の勉強時間 | 生徒の割合 | 国語の平均正答率 | 数学の平均正答率 | 英語3技能(IRTスコア) |
|---|---|---|---|---|
| 4時間以上 | 5.3% | 72.1% | 71.0% | 574 |
| 3時間以上4時間未満 | 8.1% | 70.9% | 67.7% | 551 |
| 2時間以上3時間未満 | 16.9% | 69.0% | 64.2% | 531 |
| 1時間以上2時間未満 | 22.5% | 65.9% | 59.3% | 505 |
| 1時間未満 | 21.2% | 62.2% | 53.8% | 480 |
| 全くしない | 13.2% | 55.3% | 44.8% | 448 |
| 全体 | 100%(無回答12.6%を含む) | 64.4% | 57.8% | 502 |

次に、タイマーやアプリでよく話題になる、パソコンやタブレットで勉強する時間です。同じ調査の質問(24)は、平日にPC・タブレットなどのICT機器を勉強のために使う時間(遊びは除く)を聞いています。
| 平日にICT機器を勉強に使う時間 | 生徒の割合 | 数学の平均正答率 | 英語3技能(IRTスコア) |
|---|---|---|---|
| 3時間以上 | 1.7% | 46.7% | 468 |
| 2時間以上3時間未満 | 2.6% | 51.4% | 488 |
| 1時間以上2時間未満 | 7.8% | 56.8% | 506 |
| 30分以上1時間未満 | 18.2% | 60.9% | 517 |
| 30分未満 | 32.4% | 62.5% | 518 |
| 全く使っていない | 25.7% | 53.0% | 479 |
| 無回答 | 11.6% | 算出なし | 算出なし |
計算
- 休日の数学の差(4時間以上 − 全くしない):71.0 − 44.8 = 26.2(ポイント)。国語は 72.1 − 55.3 = 16.8(ポイント)、英語のスコアは 574 − 448 = 126
- 休日に2時間以上勉強する割合:5.3 + 8.1 + 16.9 = 30.3(%)。1時間未満の2つを足すと 21.2 + 13.2 = 34.4(%)
- 休日に2時間未満の割合(1時間以上2時間未満も含む):13.2 + 21.2 + 22.5 = 56.9(%)
- ICT機器の数学の差(30分未満 − 3時間以上):62.5 − 46.7 = 15.8(ポイント)。3時間以上は、全く使っていない子より 53.0 − 46.7 = 6.3(ポイント)低い
- ICT機器を勉強に1時間未満使う割合:32.4 + 18.2 = 50.6(%)。2時間以上は 1.7 + 2.6 = 4.3(%)
- 学習に関係のない作業をしながら勉強する質問(質問(32-3)、215,621人)の「当てはまる」と「当てはまらない」の数学の差:59.4 − 57.2 = 2.2(ポイント)。「当てはまる」と「どちらかといえば当てはまる」の割合は 22.3 + 37.1 = 59.4(%)
- この質問の検算:(48,154 × 57.2 + 79,919 × 56.5 + 53,550 × 59.4 + 33,648 × 59.4) ÷ 215,271 = 57.8(%)。公表の全体の数学57.8%と一致
休日の勉強時間が長い子ほど、数学の平均正答率は高く、4時間以上と全くしないでは26.2ポイント開きました。
1つの区分が上がるごとに、3.3〜9.0ポイントずつ上がっています。休日に2時間以上勉強する子は30.3%で、休日に1時間未満の子は34.4%います。
一方、ICT機器を勉強に使う時間は、長ければ長いほどよいわけではありません。
数学がいちばん高いのは「30分未満」の62.5%で、3時間以上は46.7%と、全く使っていない子(53.0%)より低くなっています。
ICTを3時間以上使う子は全体の1.7%と少なく、機器を使う時間が長いから点が下がる、と読むのは早いです。ほかの理由も考えられますが、この表だけでは分かりません。
ながら勉強と点数の関係
同じ調査は、一部の生徒(215,621人)に「学習に関係のない他の作業をしながら、勉強をすることがありますか」とも聞いています。
数学の平均正答率は、「当てはまる」が57.2%、「当てはまらない」が59.4%で、差は2.2ポイントでした。
通知や動画を見ながらの勉強が、点数と大きく結び付いているとは、この調査からは言えません。ただし、これは本人の自己申告で、集中の深さや、勉強の中身は測っていません。
クロス集計は、回答と点数が「同時にどうなっているか」を示すもので、因果関係を示したものではありません。調査は4月に1回、中学3年生だけに行われました。勉強時間には、学習塾や家庭教師、インターネットで学ぶ時間も含まれます。割合は、無回答を含む全体に対するもので、質問によって無回答の割合が違います(休日の勉強12.6%、ICT機器11.6%)。タイマーやアプリを使ったかどうかは、この調査では聞いていません。
- 「休日4時間以上の子は数学が71.0%だから、うちも4時間を目標にする」と決める場合。全国の平均で、学年も塾の有無も混ざっています。
- まず、いまの休日の時間を1週間記録して、30分だけ増やすかを考えてください
- 「ICT機器を3時間以上使うと点が下がるから、アプリは使わない方がよい」と読む場合。因果は分かりません。紙の参考書で勉強する子は、ICTを使う時間が短く出ます
- 「ながら勉強の差は2.2ポイントだから、通知は気にしなくてよい」と読む場合。集中の深さは調べていません。
- スマホの通知が気になる人は、勉強の間だけ切る方法が確実です
- 中学1・2年生や高校生の場合。この調査は中学3年生の4月の結果です。高校生の目標時間としては使えません
出典:国立教育政策研究所「令和8年度全国学力・学習状況調査 クロス集計表[生徒質問-教科]」質問(24)・(25)・(32-3)のシート(Excel)/同「回答結果集計[生徒質問]」(Excel)/同 調査結果資料(中学校)一覧(2026年10月26日確認)
記録を勉強の中身につなげる使い方
記録は、見直すために取るものです。1週間分たまったら、次の3つを確認します。
| 確認すること | 見るところ | 次の行動 |
|---|---|---|
| 合計時間 | 1週間の合計(週間グラフ) | 目標より少なければ、短い時間でも毎日取る日を増やす |
| 教科の配分 | 教科ごとの時間(②・⑤) | 苦手科目が少なければ、1日15分だけ足す |
| 集中の長さ | ポモドーロ1回分(③) | 25分続かないなら15分から始める |
| 試験までの日数 | カウントダウン(④の説明文) | 残り日数で、1日の目標時間を決め直す |
睡眠を削って勉強時間を増やすのは、おすすめしません。睡眠と勉強時間のバランスは、下の記事で整理しています。


時間を測っても集中できないときは、時間より先に「何をやるか」を1つに絞るのが先です。やることが決まっていないと、タイマーだけ回って進みません。
勉強が続かない、つらいと感じるときの考え方は、こちらにまとめています。

勉強タイマー・学習記録アプリについてよくある質問
- この記事のサイトは無料ですか?登録は要りますか?
-
公式ページの記載では、①勉強Pad・③Focusi(Web版)・④Visual Timerは登録なしで使えます。②ログツーは登録が必要、⑤まなログは本格的に使うには会員登録が必要です。⑥ツミキappは、登録や料金に関する記述を確認できませんでした。
- 登録なしのサービスで、記録は消えませんか?
-
①と④は、記録を今使っているブラウザに保存するとページに書かれています。ブラウザのデータを消したり、別の端末で開いたりすると、記録が見られなくなるおそれがあります。長く記録したい場合は、登録のあるサービスや、手帳への書き写しも考えてください。
- 未成年が会員登録しても大丈夫ですか?
-
サービスごとに規約が違います。②ログツーの利用規約には、未成年は保護者の同意と監督が必要とあります。登録の前に、保護者に相談して規約を読んでください。
- 勉強時間は長いほどよいですか?
-
時間の長さだけで決まるわけではありません。記録は、続けられているかと、教科の配分を確かめるために使うのが現実的です。無理に時間を増やして睡眠を削ると、翌日の勉強に響きます。
- スマホで測ると、通知が気になって集中できません。
-
タイマーを使う間は通知をオフにするか、パソコンやタブレットで測る方法があります。Webのタイマーは、ブラウザで開けば使えるので、勉強用の端末を分けたい人にも向きます。
この記事で確認した資料
掲載した6サイトは、2026年10月15日にすべて公式ページを開いて、運営者の表記・登録の要否・機能・更新の状況を確認しました。
機能と無料かどうかの記述は、各サイトのページの記載によります。利用者数やダウンロード数は、確認できた範囲のどのページにも載っていなかったので、書いていません。
運営者が確認できなかったサイトは、そのとおり書いています。閉鎖や内容の変更が確認できたサイトは差し替えます。
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