【中学英語】長文読解練習 Part 3|分詞と間接疑問文(全訳つき・無料)

中学英語 長文読解 Part 3

高校受験に向けた中学英語の長文読解練習 Part 3です。約290語・設問5問・全訳・重要語句18語つき。すべて無料で使えます。

取り組み方
  • まず辞書を使わずに通して読む…分からない語があっても止まらないでください
  • 目安は8分…高校入試の長文1題に近い設定です
  • 設問はタップすると解答が開きます…必ず自分の答えを決めてから開いてください
  • 最後に全訳と語句で確認…読めなかった原因が単語か文法かを切り分けます

今回の英文には、分詞の後置修飾(名詞のうしろから -ing / 過去分詞が説明する形)間接疑問文が入っています。どちらも高校入試で差がつく範囲です。「名詞のすぐ後ろに動詞の形が来たら、それは説明のかたまり」——ここを意識しながら読んでみてください。

この記事の目次

次の英文を読んで、あとの問いに答えなさい。

Kenta is a second-year student at a junior high school. Every day at lunch, he saw a large box filled with food that no one had eaten. He did not think much about it until a new student came to his class.

The student, Mei, had lived in another country for three years. On her first day, she looked at the box for a long time. Then she asked Kenta a question he could not answer. “Do you know how much food is thrown away here every day?”

Kenta had never thought about it. That evening, he searched on the Internet and found a number written in a government report. He was surprised. In Japan, a large amount of food is thrown away every year, and a part of it comes from schools and homes, not only from shops.

The next week, Kenta and Mei asked their teacher if they could do something. They started by weighing the food left in the box each day and writing the number on a poster near the door. They did not tell anyone to eat more. They only showed the number.

After one month, the amount had become about half. Some students began to tell the staff how much rice they wanted before it was put on their plate. A boy sitting next to Kenta said, “I did not know we were leaving so much.”

Kenta learned something from this. People do not always need to be told what to do. Sometimes they only need to be shown what is happening.

設問(タップで解答が開きます)

(1) メイがケンタにした質問はどのようなものだったか。日本語で書きなさい。

解答:ここでは毎日どれくらいの量の食べ物が捨てられているか知っているか、という質問

解説:第2段落の Do you know how much food is thrown away here every day? が根拠です。how much food is thrown away間接疑問文で、疑問詞のあとが「主語+動詞」の語順に戻るのがポイントです(× how much food is it thrown away)。

(2) 下線部 He was surprised とあるが、ケンタは何に驚いたのか説明しなさい。

解答:日本では毎年大量の食べ物が捨てられており、しかもその一部が店だけでなく学校や家庭から出ているということ

解説:直後の文が理由です。not only from shops(店からだけではなく)を訳し落とすと、ケンタが驚いた核心がぼやけます。下線部の理由は直後にある——これは入試で最も多いパターンです。

(3) ケンタとメイが実際に行ったことを、2つ日本語で書きなさい。

解答:①毎日、箱に残された食べ物の重さを量った ②その数字をドアの近くのポスターに書いて示した

解説:第4段落の weighing the food left in the boxwriting the number on a poster が根拠です。the food left in the box過去分詞の後置修飾で「箱に残された食べ物」。left を「去った」と読むと意味が通らなくなります。

(4) 1か月後、生徒たちにはどのような変化が見られたか。日本語で説明しなさい。

解答:残される量が約半分になり、ご飯を皿に盛られる前に「どれくらい欲しいか」を自分から係の人に伝える生徒が出てきた

解説:第5段落が根拠です。tell the staff how much rice they wanted間接疑問文で、(1)と同じ形が繰り返されています。同じ文法が1つの長文で2回使われるのはよくあることなので、1つ目で気づけば2つ目は速く読めます。

(5) 本文の内容と一致するものを1つ選びなさい。
ア ケンタは以前から給食の食べ残しを気にしていた。
イ ケンタとメイは、生徒にもっと食べるように呼びかけた。
ウ ケンタとメイは、数字を示しただけだった。
エ 食べ残しの量は1か月後も変わらなかった。

解答:

解説:第4段落の They did not tell anyone to eat more. They only showed the number. が根拠です。アは第1段落の He did not think much about it と矛盾、イはまさにこの否定文と逆、エは第5段落の had become about half と矛盾します。「〜しなかった」と書かれている文は、そのまま選択肢のひっかけになります。

5問のうち3問が、「本文にある否定文」から作られています。did not / never / only のような語は、設問の根拠になりやすい目印です。読みながら丸で囲む癖をつけてください。

全訳

ケンタは中学2年生だ。毎日の昼食のとき、彼は誰も食べなかった食べ物でいっぱいになった大きな箱を見ていた。新しい生徒が彼のクラスに来るまで、彼はそのことをあまり深く考えていなかった。

その生徒、メイは、3年間別の国で暮らしていた。初日、彼女はその箱を長いあいだ見つめていた。それから彼女は、ケンタが答えられない質問をした。「ここでは毎日どれくらいの食べ物が捨てられているか、知ってる?」

ケンタはそれまで一度も考えたことがなかった。その晩、彼はインターネットで調べ、政府の報告書に書かれたある数字を見つけた。彼は驚いた。日本では毎年大量の食べ物が捨てられており、そしてその一部は、店からだけでなく、学校や家庭から出ているのだ。

翌週、ケンタとメイは先生に、何かやってもいいかと尋ねた。二人はまず、毎日その箱に残された食べ物の重さを量り、その数字をドアの近くのポスターに書くことから始めた。二人は誰にも「もっと食べなさい」とは言わなかった。ただ数字を示しただけだった。

1か月後、その量は約半分になっていた。何人かの生徒は、ご飯を皿に盛られる前に、どれくらい欲しいかを係の人に自分から伝えるようになった。ケンタの隣に座っていた男子は言った。「こんなに残してるなんて知らなかった」

ケンタはここからあることを学んだ。人はいつも「どうすべきか」を言われる必要があるわけではない。ときには、何が起きているかを見せられるだけでいいのだ。

この英文に出てきた重要語句

語句意味・ポイント
be filled with 〜熟 〜でいっぱいである
not … until 〜熟 〜して初めて…する(入試頻出)
throw away熟 捨てる(throw – threw – thrown)
be thrown away熟 捨てられる(受け身)
search on the Internet熟 インターネットで調べる
report名 報告書/動 報告する
a large amount of 〜熟 大量の〜(※数えられない名詞に使う)
a part of 〜熟 〜の一部
not only 〜熟 〜だけではなく
ask 人 if 〜熟 人に〜かどうか尋ねる
weigh動 重さを量る(名詞は weight)
the food left in the box熟 箱に残された食べ物(過去分詞の後置修飾
tell 人 to 〜熟 人に〜するように言う
amount名 量
staff名 職員、係の人(集合名詞)
a boy sitting next to 〜熟 〜の隣に座っている男子(現在分詞の後置修飾
be shown熟 示される(show – showed – shown)
what is happening熟 何が起きているか(間接疑問文

名詞のうしろに動詞が来たら止まらない

中学の長文でつまずく生徒がいちばん多いのが、名詞のすぐうしろに動詞の形が続く文です。今回の英文にも3か所出てきました。

今回の3か所
  • a box filled with food…食べ物でいっぱいになった(過去分詞)
  • the food left in the box…箱に残された食べ物(過去分詞)
  • a boy sitting next to Kenta…ケンタの隣に座っている男子(現在分詞)

見分け方はシンプルです。その文の「本当の動詞」は、後ろのほうにもう1つあると考えてください。a box filled with foodfilled は動詞ではなく説明のかたまりで、文の動詞は he saw のほうです。

この形を「関係代名詞の省略」と教わった人もいると思います。実際 a box (which was) filled with food と補えます。ただし入試の現場では、いちいち補って考える時間はありません。「名詞+動詞の形=うしろから説明している」と、形のまま覚えてしまうほうが速く読めます。

読み終えたあとにやること

同じ長文の使い回し方
  • 1回目…辞書なしで通して読み、設問を解く
  • 2回目…全訳と語句で確認しながら、読めなかった箇所を特定する
  • 3回目…分詞の後置修飾3か所と、間接疑問文2か所に印をつけながら読む
  • 4回目…もう一度英文だけを、止まらずに読み切る

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この記事を書いた人

兵庫県のとある学習塾の塾長。私大理系卒。塾バイト・家庭教師を経て、長年の経験を基に幅広く受験をサポートします。生徒だけでなく、それを支える保護者や先生の力にもなりたいという思いで立ち上げました。

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