大学受験に向けた高校数学の実戦50問です。Part 1が公式・定理の確認だったのに対し、こちらは実際に計算して答えを出す問題を集めました。問題をタップすると答えと解説が開きます。すべて無料です。
- 必ず紙に書いて解く…数学は見るだけでは点になりません
- ★は間違えやすい問題…50問中26問です
- 「できた/まちがえた」を記録できます…次に来たとき、間違えた問題だけを表示できます
- 公式があいまいならPart 1から…土台がないと計算は合いません

この50問は共通テストの前半で確実に取るべき水準に合わせました。難問は入れていません。ここで落とすと、二次でどれだけ頑張っても届かない——そういう問題だけです。とくに問7(上に凸の最大)・問9(±の落とし)・問39((n−1)回)は、実力がある生徒でも取りこぼします。

数と式・2次関数(問1〜10)
1. (x+2)(x−5) を展開しなさい。
x²−3x−10。
2. x²−5x+6 を因数分解しなさい。
(x−2)(x−3)。
3. 6x²−x−2 を因数分解しなさい。★
(2x+1)(3x−2)。
たすき掛け。x²の係数が1でないときは、積が −12 で和が −1 になる組を探すと速いです。
4. x²−4x+1=0 を解きなさい。★
x=2±√3。
解の公式より (4±√12)/2 = 2±√3。√12=2√3 に直してから約分します。
5. y=x²−4x+5 の頂点の座標を求めなさい。
(2, 1)。
平方完成して y=(x−2)²+1。
6. y=x²−4x+5 の最小値を求めなさい。
1(x=2 のとき)。
下に凸なので頂点が最小です。
7. y=−2x²+4x+1 の最大値を求めなさい。★
3(x=1 のとき)。
x²の係数が負なら上に凸=頂点が最大。ここを取り違えると符号ごと外します。
8. 不等式 x²−3x+2>0 を解きなさい。★
x<1、2<x。
(x−1)(x−2)>0。「>0 なら外側、<0 なら内側」と覚えると速いです。
9. 2次方程式 x²+kx+9=0 が重解をもつときの k を求めなさい。★
k=±6。
判別式 k²−36=0。±を落とすミスが多い問題です。
10. √(x²) を絶対値を使わずに表すと誤りになる理由を説明しなさい。★
√(x²)=|x| であり、x が負のときは −x になるから。
√(x²)=x としてよいのは x≧0 のときだけです。
三角比(問11〜20)
11. sin30°、cos30°、tan30° の値を答えなさい。
1/2、√3/2、1/√3(=√3/3)。
12. sin²θ+cos²θ の値は。
1。
ここから 1+tan²θ=1/cos²θ も導けます。
13. 正弦定理を書きなさい。★
a/sinA = b/sinB = c/sinC = 2R(R は外接円の半径)。
2R がつくのを忘れがちです。
14. 余弦定理を書きなさい。
a² = b²+c²−2bc・cosA。
15. 三角形の面積を2辺とその間の角で表しなさい。★
S = (1/2)bc・sinA。
「間の角」でないと使えません。
16. a=3、b=4、その間の角が60°の三角形の面積を求めなさい。
3√3。
(1/2)×3×4×(√3/2)。
17. b=2、c=3、A=60° のとき a を求めなさい。★
a=√7。
a²=4+9−2×2×3×(1/2)=7。余弦定理の −2bc・cosA の符号に注意。
18. 0°≦θ≦180° で sinθ=1/2 となる θ をすべて求めなさい。★
θ=30°、150°。
sin は2つあるのが要注意(cos は1つ)。
19. tan(90°−θ) を tanθ で表しなさい。
1/tanθ。
20. a=6、A=30° の三角形の外接円の半径 R を求めなさい。★
R=6。
正弦定理より 2R=6÷(1/2)=12。
指数・対数(問21〜28)
21. a⁰ と a^(−n) をそれぞれ簡単にしなさい。
a⁰=1、a^(−n)=1/aⁿ(a≠0)。
22. 8^(2/3) を計算しなさい。★
4。
8=2³ なので 2^(3×2/3)=2²。分数の指数は「先に根、次に累乗」で処理します。
23. log₂8 を求めなさい。
3。
2の何乗が8か、と読みます。
24. log₁₀2+log₁₀5 を求めなさい。★
1。
log₁₀(2×5)=log₁₀10。足し算は中身のかけ算です。
25. log₂(1/4) を求めなさい。★
−2。
1/4=2^(−2)。1より小さい数の対数は負になります。
26. 2^x=32 を解きなさい。
x=5。
27. log₃x=2 を解きなさい。
x=9。
真数条件(x>0)も確認します。
28. 底の変換公式を書きなさい。★
log_a b = log_c b ÷ log_c a。
底をそろえるときに使います。
場合の数と確率(問29〜36)
29. 5人から3人を選ぶ選び方は何通りか。
10通り(₅C₃)。
30. 5人を1列に並べる並べ方は何通りか。
120通り(5!)。
31. 5人から3人を選んで1列に並べる方法は何通りか。★
60通り(₅P₃)。
並べるならP、選ぶだけならC——ここの区別がすべてです。
32. さいころを2個投げて出た目の和が7になる確率を求めなさい。
1/6。
36通り中6通り。
33. 反復試行の確率の公式を書きなさい。★
ₙC_r・p^r・(1−p)^(n−r)。
34. コインを5回投げて表がちょうど3回出る確率を求めなさい。★
5/16。
₅C₃×(1/2)⁵=10/32。
35. 条件付き確率 P(B|A) を式で表しなさい。★
P(A∩B) ÷ P(A)。
分母が「全体」ではなく「A が起きた場合」になるのがポイントです。
36. 期待値の求め方を説明しなさい。
(値 × その値をとる確率)をすべて足す。
数列(問37〜43)
37. 等差数列の一般項を書きなさい。★
aₙ = a₁ + (n−1)d。
(n−1) であって n ではありません。
38. 等差数列の和を、初項と末項で表しなさい。
Sₙ = n(a₁+aₙ) ÷ 2。
39. 初項2、公差3の等差数列の第10項を求めなさい。★
29。
2+9×3。9回足すのであって10回ではありません。
40. 等比数列の一般項を書きなさい。
aₙ = a₁・r^(n−1)。
41. 初項3、公比2の等比数列の第5項を求めなさい。
48。
3×2⁴。
42. 1からnまでの自然数の和を式で表しなさい。
n(n+1) ÷ 2。
43. 1²から n² までの和を式で表しなさい。★
n(n+1)(2n+1) ÷ 6。
微分・積分(問44〜50)
44. x³ を微分しなさい。
3x²。
45. y=x²−4x の x=3 における接線の傾きを求めなさい。★
2。
y′=2x−4 に x=3 を代入。微分=傾きを出す道具と押さえます。
46. y=x³−3x の極大値と極小値を求めなさい。★
極大値2(x=−1)、極小値−2(x=1)。
y′=3x²−3=0 より x=±1。増減表を書いてから代入してください。
47. ∫x²dx を求めなさい。★
x³/3 + C。
積分定数 C を忘れない。
48. ∫₀¹ x² dx を求めなさい。
1/3。
49. ∫₀² 2x dx を求めなさい。
4。
[x²]₀² = 4−0。
50. y=x² と x軸、x=0 から x=1 で囲まれた部分の面積を求めなさい。★
1/3。
定積分と面積が一致するのはグラフが x軸より上にあるときだけです。下にある部分は符号が変わります。

間違えた問題が10問以下なら、次は過去問に進んでよい水準です。20問を超えたなら、公式の定着が足りないのでPart 1に戻るほうが早い。「解き方は分かったのに計算で落とした」が多い人は、途中式を省略していないかを見直してください。
間違えた分野別・次にやること
| よく落とした分野 | 次にやること |
|---|---|
| 数と式・2次関数 | 全分野の土台。最優先。平方完成を手が覚えるまで |
| 三角比 | 正弦・余弦定理を「どちらを使うか」で整理する |
| 指数・対数 | 法則が5つしかありません。短時間で回収できる分野 |
| 場合の数と確率 | PとCの区別から。樹形図を面倒がらずに書く |
| 数列 | (n−1)か n かを毎回確認する癖をつける |
| 微分・積分 | 増減表を必ず書く。暗算で極値を出さない |
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