【中学国語】実戦50問ノック Part2|敬語・識別・記述の型で差をつける

中学国語 実戦50問 Part2

高校受験に向けた中学国語の実戦50問です。Part 1が文法・古文の基礎確認だったのに対し、こちらは入試で差がつく「敬語・識別・記述の型」に振りました。問題をタップすると答えと解説が開きます。すべて無料です。

この記事の使い方
  • 記述(問41〜50)は必ず書いてから開く…国語は書かないと絶対に伸びません
  • は間違えやすい問題…50問中35問です
  • 「できた/まちがえた」を記録できます…次に来たとき、間違えた問題だけを表示できます
  • 文法の基礎から確認したい場合はPart 1へ

国語は「センスの科目」だと思われがちですが、入試で問われるところはほとんど決まっています。敬語、「れる・られる」の識別、記述の結び方——ここは全部、覚えれば取れます。逆に言えば、覚えていない人が毎年そこで落としている、ということです。

この記事の目次

語彙・漢字(問1〜12)

1. 「気が置けない」の正しい意味は。

遠慮がいらない、気を使わなくてよい
「油断できない」は誤用です。入試でも実生活でも間違いが多い言葉。

2. 「役不足」の正しい意味は。

本人の力に対して、役目が軽すぎること
「力不足」の意味で使うのは誤りです。

3. 「情けは人のためならず」の意味は。

人に情けをかけておけば、めぐりめぐって自分に返ってくる
「甘やかすとその人のためにならない」は誤りです。

4. 「他山の石」の意味は。

他人のよくない言動も、自分をみがく助けになるということ
よい手本に対しては使いません。

5. 「絶体絶命」を漢字で書くとき、間違えやすい部分は。

「絶対」ではなく「絶体」
体も命も追いつめられている、という意味です。

6. 「専門」「専問」のうち正しいのは。

専門
「門」です。同様に「対称・対照・対象」の書き分けも頻出。

7. 「収める・納める・治める・修める」——税金を( )。

納める
成果を収める/国を治める/学問を修める。同訓異字は「何を」とセットで覚える。

8. 「意外」と「以外」の違いを説明しなさい。

意外=思いがけないこと。以外=それを除いたもの。

9. 「たいへん」を漢字2字で書きなさい。また品詞は。

大変。形容動詞(または副詞)。

10. 慣用句「舌を巻く」の意味は。

非常に驚き、感心する

11. 四字熟語「一朝一夕」の意味は。

わずかな時間、短い期間。「一朝一夕にはできない」の形で使います。

12. 「五里霧中」を漢字で正しく書き、意味を答えなさい。

五里霧中。方針が立たず、どうしてよいか分からないこと。
「五里夢中」は誤りです。

敬語(問13〜20)

13. 敬語の3種類を答えなさい。

尊敬語・謙譲語・丁寧語
尊敬=相手を高める、謙譲=自分を低める——ここを取り違えると全問崩れます。

14. 「先生が言う」を尊敬語に直しなさい。

おっしゃる(言われる)

15. 「私が言う」を謙譲語に直しなさい。

申す(申し上げる)

16. 「先生が来る」を尊敬語に直しなさい。

いらっしゃる(おいでになる・お見えになる)

17. 「私が行く」を謙譲語に直しなさい。

伺う(参る)

18. 「先生が食べる」を尊敬語に、「私が食べる」を謙譲語に直しなさい。

尊敬=召し上がる/謙譲=いただく

19. 「先生がお書きになられた」の誤りを指摘しなさい。

二重敬語。「お書きになった」または「書かれた」が正しい。
尊敬語を2つ重ねない——入試でも面接でも問われます。

20. 自分の家族のことを他人に話すとき、「お父さん」はどう言うか。


身内には敬称をつけません。「うちのお母さんが」は誤り。

文法の識別(問21〜30)

21. 「れる・られる」の4つの意味を答えなさい。

受け身・可能・自発・尊敬
「先生が来られる」は尊敬、「昔が思い出される」は自発。

22. 「先生が話される」の「れる」の意味は。

尊敬

23. 「故郷のことが思い出される」の「れる」の意味は。

自発
「自然と〜してしまう」と言いかえられれば自発です。

24. 「ない」が助動詞か形容詞かを見分ける方法は。

「ぬ」に置きかえられれば助動詞、置きかえられなければ形容詞。
例:読まない→読ま(助動詞)/おもしろくない(形容詞)。

25. 「静かな海」の「な」の品詞は。

形容動詞「静かだ」の活用語尾
「〜だ」に直せるかで判断します。

26. 「大きな」と「大きい」の品詞の違いは。

大きな=連体詞、大きい=形容詞
連体詞は活用しません。

27. 「の」が主語を示している例を挙げなさい。

「私の書いた手紙」の「の」(=「私が」に置きかえられる)。
「が」に置きかえられれば主格の「の」です。

28. 「そうだ」の2つの意味を、見分け方とあわせて答えなさい。

伝聞(〜だそうだ)と様態(〜しそうだ)。動詞の終止形につけば伝聞、連用形につけば様態。

29. 「ようだ」の3つの意味を答えなさい。

比喩(たとえ)・推定・例示

30. 「学校へ行った。」を単語に分け、それぞれの品詞を答えなさい。

学校(名詞)/へ(助詞)/行っ(動詞)/た(助動詞)
文節に分けると「学校へ/行った。」の2文節です。単語と文節の問いを読み違えないこと。

古文・漢文(問31〜40)

31. 歴史的仮名遣い「けふ」を現代仮名遣いに直しなさい。

きょう
「eu」は「yō」になります(てふ→ちょう)。

32. 「いふ」を現代仮名遣いに直しなさい。

いう
語頭以外のハ行はワ行に直すのが基本ルールです。

33. 「ゐ・ゑ・を」は現代仮名遣いでどう書くか。

い・え・お

34. 「あはれ」を現代仮名遣いに直し、意味も答えなさい。

あわれ。しみじみとした趣、心を動かされる感じ。
現代語の「かわいそう」とは違います。

35. 「をかし」の意味を答えなさい。

趣がある、興味深い、美しい
「おかしい(滑稽だ)」ではありません。

36. 古文で主語が省略されているとき、どう判断するか。

敬語の有無で判断する。尊敬語が使われていれば身分の高い人が主語。「誰が」を書き込みながら読むのが基本です。

37. 「徒然草」の作者と成立した時代は。

兼好法師(吉田兼好)、鎌倉時代

38. 「枕草子」の作者とジャンルは。

清少納言、随筆
「源氏物語=紫式部(物語)」との区別が頻出です。

39. 漢文の返り点「レ点」と「一・二点」の違いは。

レ点=すぐ下の一字から返る。一・二点=二字以上へだてて返る。

40. 漢文「不知」を書き下し文にしなさい。

知らず
助動詞・助詞にあたる字はひらがなに直すのがきまりです。

記述と作文の型(問41〜50)

41. 「筆者の考えを書きなさい」と問われたとき、どこを探せばよいか。

各段落の最初と最後、そして逆接(しかし・ところが)のあと。
本文にない自分の意見は書かない——ここが最大の失点原因です。

42. 「なぜか」と問われた記述は、どう結ぶか。

「〜から。」「〜ため。」で結びます。

43. 「どういうことか」と問われた記述は、何をすればよいか。

傍線部の言葉を、本文中の別の表現で言いかえる。
比喩や指示語をそのまま残さないこと。

44. 記述で字数が足りないときの増やし方は。

理由や条件(いつ・どこで・誰が)を本文から補う。
同じ内容を言い直して字数を稼ぐのは減点になります。

45. 指示語(これ・それ)の内容は、まずどこを探すか。

直前
見つけたら、指示語の位置に当てはめて意味が通るか必ず確認します。

46. 記述の答えの文末が問いと合っているか、どう確かめるか。

問いの文をそのまま答えの形に変えて確認する。「なぜか→〜から」「どういうことか→〜ということ」。

47. 小説で「心情を書きなさい」と問われたとき、根拠にするものは。

行動・表情・情景描写・会話。
「悲しい」と直接書かれていなくても、行動から読み取ります。

48. 作文(意見文)で最初に書くべきことは。

自分の立場(主張)
そのあとに理由と体験、最後にもう一度主張。英作文と同じ型です。

49. 作文でよく減点されるのはどんな書き方か。

主張が最初と最後で変わっている/体験が主張とつながっていない/原稿用紙の使い方の誤り。

50. 記述問題で、時間が足りないときにまずやるべきことは。

白紙にしないこと。本文から根拠になりそうな一文を抜き出して、問いの形に合わせて結ぶだけでも部分点が入ります。記述は配点が大きいので、空欄はいちばんもったいない。

国語で伸び悩んでいる生徒に共通するのは、「記述を書かずに、答えを見て納得して終わる」ことです。読んで分かることと、自分の言葉で書けることはまったく別。問41〜50は、まず答えを写してください。型が手に入れば、初見の文章でも書けるようになります。

間違えた分野別・次にやること

よく落とした分野次にやること
語彙・漢字(問1〜12)毎日5分でよいので継続。意味を取り違えている言葉を優先
敬語(問13〜20)尊敬・謙譲の対応表を1枚作る。覚えれば確実に取れる分野
文法の識別(問21〜30)「置きかえて判断する」やり方を手順として覚える
古文・漢文(問31〜40)仮名遣いのルールは5分で覚わります。最優先で回収
記述(問41〜50)配点が最大。答えを写して型から入る

あわせて使いたい無料コンテンツ

記述で手が止まってしまう場合の選択肢を、こちらにまとめました。

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この記事を書いた人

兵庫県のとある学習塾の塾長。私大理系卒。塾バイト・家庭教師を経て、長年の経験を基に幅広く受験をサポートします。生徒だけでなく、それを支える保護者や先生の力にもなりたいという思いで立ち上げました。

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