高校受験に向けた中学理科の実戦50問です。Part 1が用語の一問一答だったのに対し、こちらは計算と、差がつく理解の確認に振りました。問題をタップすると答えと解説が開きます。すべて無料です。
- 必ず紙に書いて計算する…理科の計算は単位の変換でミスが出ます
- ★は間違えやすい問題…50問中28問です
- 「できた/まちがえた」を記録できます…次に来たとき、間違えた問題だけを表示できます
- 用語から確認したい場合はPart 1へ…知識があいまいなら先にそちらを

理科の計算で落とす生徒を見ていると、公式を知らないのではなく「単位をそろえていない」ことがほとんどです。分を秒に、cm²をm²に、kWhなら時間・Jなら秒。この記事では、そこで落ちる問題に★をつけました。間違えたら、まず単位を疑ってください。

力・運動・圧力(問1〜10)
1. 質量200gの物体にはたらく重力は何Nか。(100gの物体にはたらく重力を1Nとする)
2N。
質量(g) ÷ 100 = 重力(N)。質量はg、重力はNと単位が変わるのがポイントです。
2. 面積0.5m²の面に20Nの力がはたらくときの圧力は何Paか。★
40Pa。
圧力 = 力 ÷ 面積 = 20 ÷ 0.5。面積の単位をm²にそろえてから割る(cm²のままだと必ず間違えます)。
3. 120mを20秒で進んだときの速さは何m/sか。
6m/s。
速さ = 距離 ÷ 時間。
4. 3m/sの速さで5分間進むと何m進むか。★
900m。
5分=300秒。3 × 300。分を秒に直し忘れるのが最頻出のミスです。
5. 20Nの力で物体を3m動かしたときの仕事は何Jか。
60J。
仕事 = 力 × 動かした距離。
6. 60Jの仕事を10秒でしたときの仕事率は何Wか。
6W。
仕事率 = 仕事 ÷ 時間。
7. 動滑車を1つ使って20Nの物体を持ち上げるとき、ひもを引く力は何Nか。またひもを引く長さはどうなるか。★
力は10N、引く長さは2倍。
仕事の大きさは変わりません(仕事の原理)。力が半分になる代わりに距離が2倍になります。
8. 質量300gの物体を1m持ち上げるときの仕事は何Jか。
3J。
重力は3N。3 × 1 = 3J。
9. 空気中で2.0N、水中で1.4Nを示した物体にはたらく浮力は何Nか。★
0.6N。
浮力 = 空気中の重さ − 水中の重さ。
10. 10Nの力で4cm伸びるばねを25Nの力で引くと何cm伸びるか。★
10cm。
フックの法則より伸びは力に比例。4 × (25 ÷ 10)。
電流と電力(問11〜20)
11. 100Vの電圧をかけると2Aの電流が流れる。抵抗は何Ωか。
50Ω。
抵抗 = 電圧 ÷ 電流。
12. 20Ωの抵抗に5Vの電圧をかけたときの電流は何Aか。
0.25A。
電流 = 電圧 ÷ 抵抗 = 5 ÷ 20。
13. 100Vで2Aの電流が流れる電気器具の電力は何Wか。
200W。
電力 = 電圧 × 電流。
14. 500Wの電気器具を2分間使ったときの電力量は何Jか。★
60000J。
電力量(J) = 電力(W) × 時間(秒)。2分=120秒。秒に直すのを忘れない。
15. 10Ωと20Ωの抵抗を直列につないだときの全体の抵抗は何Ωか。
30Ω。
直列は足すだけです。
16. 10Ωの抵抗を2つ並列につないだときの全体の抵抗は何Ωか。★
5Ω。
同じ抵抗の並列は半分になります。並列は「1本のときより必ず小さくなる」と覚えると検算できます。
17. 20Ωと30Ωの抵抗を並列につないだときの全体の抵抗は何Ωか。★
12Ω。
1/R = 1/20 + 1/30 = 5/60 より R = 12。2本なら「積 ÷ 和」=600 ÷ 50 = 12 が速いです。
18. 10Ωと20Ωを直列につなぎ、全体に6Vをかけた。20Ωにかかる電圧は何Vか。★
4V。
全体の抵抗30Ω、電流0.2A。20 × 0.2 = 4V。直列は電流が共通——ここから解きます。
19. 100Wの電熱線に5分間電流を流したときに発生する熱量は何Jか。
30000J。
100 × 300秒。
20. 1000Wの電気器具を30分使ったときの電力量は何kWhか。★
0.5kWh。
1000W = 1kW、30分 = 0.5時間。kWhのときは時間、Jのときは秒です。
化学変化と質量(問21〜30)
21. 銅0.8gを加熱すると酸化銅1.0gができた。結びついた酸素は何gか。また銅と酸素の質量比は。★
酸素0.2g、銅:酸素 = 4:1。
質量保存の法則より、増えた分が結びついた酸素です。
22. マグネシウム0.6gを完全に燃焼させると酸化マグネシウム1.0gができた。マグネシウムと酸素の質量比は。★
3:2。
酸素は0.4g。0.6 : 0.4 = 3 : 2。銅は4:1、マグネシウムは3:2——この2つは覚えてしまってよいです。
23. 水を電気分解したときに発生する水素と酸素の体積比は。★
水素:酸素 = 2:1。
陰極に水素、陽極に酸素。多いほうが水素です。
24. 食塩20gを水180gに溶かした水溶液の質量パーセント濃度は。★
10%。
20 ÷ (20+180) × 100。分母は「水の量」ではなく「水溶液全体の量」——ここが最頻出のミスです。
25. 10%の食塩水200gに含まれる食塩は何gか。
20g。
200 × 0.10。
26. 質量54g、体積20cm³の金属の密度は何g/cm³か。
2.7g/cm³。
密度 = 質量 ÷ 体積。
27. 銅と酸素は4:5の質量比で酸化銅になる。銅4.0gを完全に酸化させると酸化銅は何gできるか。
5.0g。
銅:酸化銅 = 4:5。
28. 3%の食塩水を100gつくるには食塩が何g必要か。★
3g。
水は97gです。「水100gに3g」ではありません。
29. 密閉容器の中で反応させたとき、反応前の質量が100gなら反応後は何gか。★
100g。
質量保存の法則。密閉していない容器だと気体が逃げて減ります——ここが問われます。
30. 炭酸水素ナトリウムを加熱したときに発生する気体は何か。
二酸化炭素。
石灰水を白くにごらせます。ほかに水と炭酸ナトリウムができます。
天気と湿度(問31〜38)
31. 湿度を求める式を書きなさい。
湿度(%) = 空気1m³中の水蒸気量 ÷ その気温での飽和水蒸気量 × 100。
32. 気温20℃(飽和水蒸気量17.3g/m³)で、水蒸気量が8.65g/m³のときの湿度は。
50%。
8.65 ÷ 17.3 × 100。
33. 露点とは何か。★
空気中の水蒸気が凝結し始める温度。
露点は水蒸気量だけで決まり、気温には影響されません。
34. 湿度が100%のとき、気温と露点の関係はどうなっているか。★
気温 = 露点。
飽和しているので、これ以上冷やすと水滴になります。
35. 気温が上がると飽和水蒸気量はどうなるか。★
大きくなる。
だから同じ水蒸気量でも、気温が上がると湿度は下がります。
36. 寒冷前線が通過したあと、気温と風向はどうなるか。★
気温は下がり、風向は南寄りから北寄りに変わる。
短時間に強い雨が降るのも特徴です。
37. 温暖前線にともなって広い範囲に穏やかな雨を降らせる雲は。★
乱層雲。
寒冷前線は積乱雲で、狭い範囲に短時間の強い雨です。
38. 1013hPaは約何気圧か。
約1気圧。
天体・大地(問39〜50)
39. 星の日周運動で、星は1時間に何度動いて見えるか。
15度。
360 ÷ 24。地球の自転によるものです。
40. 星の年周運動で、同じ時刻に見える星は1か月に何度動くか。
30度。
360 ÷ 12。地球の公転によるものです。
41. 同じ星が同じ位置に見える時刻は、1か月後にはどうなるか。★
約2時間早くなる。
1か月で30度動き、1時間で15度動くので 30 ÷ 15 = 2時間。この2つを組み合わせる問題は頻出です。
42. 北緯35度の地点での春分・秋分の日の南中高度は。
55度。
90 − 35。
43. 北緯35度の地点での夏至の日の南中高度は。(地軸の傾き23.4度)★
78.4度。
90 − 35 + 23.4。夏至は足す、冬至は引く。
44. 北緯35度の地点での冬至の日の南中高度は。★
31.6度。
90 − 35 − 23.4。
45. 月の満ち欠けの周期は約何日か。
約29.5日。
46. 地層が逆転していない場合、上下どちらの層が古いか。
下の層が古い。
47. 地層ができた年代を示す化石を何というか。またサンヨウチュウは何代の化石か。★
示準化石。サンヨウチュウは古生代。
中生代はアンモナイト、新生代はビカリアなどです。
48. 地層ができた当時の環境を示す化石を何というか。またサンゴは何を示すか。★
示相化石。サンゴは「あたたかく浅い海」を示します。
示準(年代)と示相(環境)の混同が最頻出です。
49. マグマが地下深くでゆっくり冷えてできた岩石を何というか。またそのつくりは。★
深成岩、等粒状組織。
地表付近で急に冷えたものは火山岩・斑状組織です。
50. 初期微動継続時間と震源からの距離には、どんな関係があるか。★
比例する(震源から遠いほど長い)。
この関係から震源までの距離を求める計算が出ます。

計算問題(問1〜30)で落としたなら、そこが最優先です。理科の計算は出題される型が決まっているので、やった分だけ確実に点になります。逆に天体・大地(問39〜50)は覚えれば取れる分野なので、直前期でも十分に間に合います。
間違えた分野別・次にやること
| よく落とした分野 | 次にやること |
|---|---|
| 力・圧力(問1〜10) | 単位(N・Pa・J・W)を書き出して整理。公式より単位が先 |
| 電流(問11〜20) | 回路図を必ず描く。直列は電流が共通、並列は電圧が共通 |
| 化学変化(問21〜30) | 銅4:1・マグネシウム3:2 の質量比を暗記。ここは得点源 |
| 天気(問31〜38) | 飽和水蒸気量の表の読み方から。露点と湿度の区別を最優先 |
| 天体・大地(問39〜50) | 暗記で取れる分野。直前期の伸びしろとして残しておける |
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