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この記事では、東京都・神奈川県・大阪府の教育委員会の資料と、学校教育法施行規則をもとに、高校の転校の方法、時期、条件、必要な書類を整理します。通信制高校への転校だけを詳しく知りたい場合は通信制高校への転校(転入)を見てください(2026年9月30日確認)。
- 転校は「転学」…在学中(休学中を含む)に移る。やめてから入り直すのは「編入学」
- 公立は学期ごとの転学募集…都立は年3回(学年の初め・2学期・3学期の初め)。欠員がある学校だけ
- 検査がある…都立は原則、国語・数学・英語と面接。出願前に、志願先で単位の照合が必要
- 住所の条件がある…都立の全日制は、保護者とともに都内に住んでいること
- 通信制は時期が多い…N高のネットコースは随時。単位は修得した分に応じて相当学年へ
転学と編入学の違い
| 転学(転校) | 編入学 | |
|---|---|---|
| いつ | 今の高校に在学している間(休学中を含む) | 高校をやめた後、外国の学校からの帰国など |
| 入る学年 | 相当学年に、途切れずに入る | 校長が、相当年齢で同等以上の学力があると認めた学年 |
| 都立の募集 | 学期ごとに年3回 | 第一学期募集(学年の初め)のみ |
文部科学省の高等学校への編入学についてでは、編入学は、校長が「相当年齢に達し、当該学年に在学する者と同等以上の学力がある」と認めた場合に可能とされています。東京都教育委員会も、都立高校の編入学の募集は第一学期(学年の初め)だけとしています。やめてから探すより、在学中に転校先を決めるほうが選択肢が多いということです。
公立高校への転校:都立の例
都立高等学校の転学・編入学についてによると、都立高校の転学・編入学募集は、年に3回、学期ごとに行われます。
| 募集 | 募集状況の発表 | 願書・検査 | 入学の時期 |
|---|---|---|---|
| 第一学期(転学・編入学) | 2月中旬 | 3月中旬 | 学年の初め |
| 第二学期(転学のみ) | 6月下旬 | 8月上旬 | 第二学期の初め |
| 第三学期(転学のみ) | 11月上旬 | 12月上旬 | 第三学期の初め |
- 検査…各学校で定めるが、原則として国語・数学・英語と面接。問題は各校が作る
- 応募資格…全日制は、保護者とともに都内に住所があること(入学日までに住むことが確実な場合を含む)。定時制・通信制は、本人の住所か勤務先が都内にあること
- 単位の照合…出願の前に、志願先の高校で、今までの単位で卒業に必要な単位が取れるかを確かめてもらう
- 校長の承認…都立の全日制から都立の全日制へ移るときは、今の学校と志願先の両方の校長の承認が必要
- 複数出願…最初に合格した学校へ転学することを条件に、日程の違う複数の学校に出願できる
第1学年の第二学期は、今と違う課程・学科(普通科から工業科、全日制から定時制など)にも出願できますが、第三学期以降は原則として同じ課程・学科への出願になります。
神奈川県・大阪府の例
神奈川県の公立高校は、県外からの一家転住などによる転入学と、海外帰国生徒などの編入学の選抜を行っていて、日程は次のとおりです(転入学は、この日程以外でも随時受け付けています)。
| 期日 | 転入学 | 編入学(国内再入学) |
|---|---|---|
| 4月1日 | 全日制・定時制・通信制 | 全日制・定時制・通信制 |
| 4月11日・当初 | 全日制・定時制・通信制 | — |
| 9月1日 | 全日制・定時制 | — |
| 10月1日 | 通信制 | 通信制 |
| 1月1日 | 全日制・定時制 | — |
大阪府は、府内の高校生が希望に応じて学べるよう、公立・私立高校間(全日制)での転学の機会を学期ごとに設けています。私立高校への転学は、私立の学校ごとに受け入れ校と条件が決まるので、今の学校を通じて志願先に問い合わせます。

公立の全日制どうしの転校は、「欠員があること」「住所の条件」「単位が合うこと」の3つがそろわないと出願できません。思い立ったら、まず担任の先生に「転学募集を見てほしい」と伝えるのが近道です。
転校の流れと必要な書類
| 順番 | すること |
|---|---|
| 1 | 今の学校の先生(担任・進路指導)に相談する |
| 2 | 志願先の転学募集の有無と日程を確かめる(教育委員会や学校のページ) |
| 3 | 志願先に単位の照合をお願いする(都立は出願前に必要) |
| 4 | 書類をそろえて出願する:入学願書、住所を証明する書類、転学照会書(今の学校の校長が発行)、在学証明書・単位修得証明書・成績証明書 |
| 5 | 検査(学力検査・面接)を受け、合格したら転学する |
転学したときの単位は、学校教育法施行規則第92条で、全日制・定時制・通信制の間でも「修得した単位に応じて、相当学年に転入することができる」とされています。
通信制高校への転校という選択肢
公立の全日制どうしの転校は、欠員・住所・日程の条件が厳しめです。通学そのものがつらい、今の学校の時間割が合わない、という理由なら、通信制高校への転校も選択肢になります。通信制高校は、転入できる時期が多く、書類選考や面接が中心の学校が多いのが特徴です。
たとえばN高等学校は、ネットコースの転入学・編入学を随時受け付けていて、週5・週3・週1+ コースは4月・7月・10月・1月に入学できます。転入学では就学支援金の「先引き」が使えないなど、学費の注意点もあるので、通信制高校への転校で確かめてください。高校をやめたい気持ちが強い場合は、高校をやめたいと思ったらも参考になります。
N高等学校は、ネットコースなら転入学を随時受け付けていて、書類選考のみで入学試験はありません。今の学校で修得した単位を引き継げる場合があります。公立の転学募集と比べる候補として、資料を取り寄せてください。
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高校の転校でよくある質問
- 高校はいつでも転校できますか?
-
公立の全日制は、学期ごとの転学募集の時期だけです。都立は年3回(学年の初め・第二学期・第三学期の初め)で、欠員がある学校に限られます。通信制高校は随時や年4回など、転入できる時期が多い学校があります。
- 転校すると単位はどうなりますか?
-
学校教育法施行規則第92条で、修得した単位に応じて相当学年に転入できると定められています。都立では、出願前に志願先で単位の照合を行います。
- 転校の試験は何をしますか?
-
都立の転学募集は、各学校で定めますが、原則として国語・数学・英語と面接です。問題は各校が作ります。
- 引っ越しをしないで、別の公立高校に転校できますか?
-
都立の全日制どうしでは、今の学校と志願先の両方の校長の承認が必要です。条件は都道府県ごとに違い、神奈川県の公立は県外からの一家転住などによる転入学が中心です。
- 私立高校に転校するには?
-
私立の受け入れ校と条件は学校ごとに違います。今の学校を通じて志願先に問い合わせてください。大阪府のように、公立・私立間の転学の機会を設けている府県もあります。

この記事で確認した資料
- 東京都教育委員会「都立高等学校の転学・編入学について」:転学・編入学の定義、年3回の募集日程、検査、応募資格、必要書類、単位の照合
- 神奈川県「公立高等学校への転入学・編入学について」:転入学・編入学の期日
- 大阪府「大阪府内の高校への転学について」:公立・私立高校間の転学の機会
- 文部科学省「高等学校への編入学について」:編入学の定義
- 学校教育法施行規則(e-Gov法令検索):第92条(転学)
- N高グループ よくある質問:転入学・編入学の時期
- (いずれも2026年9月30日に確認)


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