中3の冬休みにやるべきこと|2週間で点を拾う優先順位と保護者の関わり方

中3の冬休みにやるべきこと|2週間で点を拾う優先順位と保護者の関わり方

中3の冬休みは実質2週間しかありません。新しいことはやらず、落としている点を拾うのが原則です。この記事では配点効率で見た優先順位と、1日の組み方、保護者の関わり方を整理します。

中3の冬休みです。受験まであと2か月なのに、何から手をつければいいのか本人も分かっていないようで…。今から挽回できるものでしょうか。

挽回できます。ただしこの時期にやることは、これまでとは変わります。新しい問題集を始める時期ではありません。「取れるはずなのに落としている点」を回収するほうが、確実に点が動きます。

中3の冬休みは、実際には2週間程度しかありません。しかも年末年始が挟まるため、まとまって勉強できる日はさらに少なくなります。

この記事では、限られた時間で点が動くことと、この時期にやってはいけないことを分けて整理します。保護者の方ができることも最後にまとめました。

この記事の目次

【結論】新しいことはやらない。落としている点を拾う

冬休みにやること
  • 過去問で間違えた問題の解き直し…新しい年度を解くより、解いた年度を潰すほうが点になります
  • 取れるはずの問題の取りこぼしを潰す…計算・漢字・基本語句。ここが一番配点効率が高い
  • 時間配分の練習…本番と同じ時間で解く。冬にやらないと当日ぶっつけになります
  • 生活リズムを入試の時間に合わせる…朝型に戻すのに2週間かかります

逆に、新しい問題集を買う・苦手分野をゼロからやり直すのは、この時期には向きません。仕上がる前に本番が来ます。

内申点はもう動きません

勉強する中学生のイラスト

多くの都道府県で、高校入試に使われる内申点は中3の2学期(または前期)の成績で確定します。つまり冬休みの時点で、内申はすでに決まっています。

これは悪い話ではありません。残りは当日点の勝負だと確定したということです。提出物や授業態度を気にする段階は終わったので、入試で点を取ることだけに集中できます。

※内申の算定方法は都道府県によって異なります。3年間の成績を使う地域、中2から加算する地域もあります。お住まいの地域の制度は必ず確認してください。

内申確定後の考え方
  • 内申は中3の2学期までで確定
  • 残りは当日点の勝負
  • 提出物や態度を気にする段階は終わり
  • 算定方法は都道府県で異なる

配点効率で考える:どこを拾うか

残り2か月で伸ばせる量には限りがあります。だから「同じ勉強時間で何点増えるか」で優先順位を決めてください。

優先やること理由
高計算ミス・漢字・基本語句の取りこぼしすでに解ける問題。落とした分がそのまま戻ります
高過去問で2回以上間違えた問題本番でも間違えます。ここを潰すのが最短
中理科・社会の暗記事項直前でも積み増しできる数少ない分野
低数学の応用問題を新規に練習仕上がる前に本番が来ます。捨てる判断も必要
低新しい問題集を始める途中で終わり、かえって不安になります

この時期に「捨てる」判断ができる子は伸びます。全部やろうとする子ほど、どれも中途半端になります。

優先順位の例
  • 計算ミス・漢字の取りこぼしは優先高
  • 過去問で2回以上間違えた問題も優先高
  • 理科・社会の暗記は直前でも積める
  • 応用問題の新規練習や新しい問題集は優先低

冬休みの1日の組み方

冬休みのイラスト

長時間やることより、本番と同じ時間帯に頭を使うことを優先してください。入試は午前中に始まります。

時間やること
朝(起床〜午前)過去問を本番と同じ時間で解く。ここが一番重要な時間帯です
昼過ぎ午前に解いた分の答え合わせと解き直し
夕方理科・社会の暗記。疲れていてもできる作業を後ろに置く
夜翌日の予定を決めて終わる。夜更かしはしない

年末年始は、家族の予定で崩れて当然です。崩れる日を先に決めておくと、崩れたあとに戻りやすくなります。「大晦日と元日はやらない」と決めるほうが、なんとなく休むより復帰が早いです。

1日の時間配分
  • 朝は本番と同じ時間に過去問を解く
  • 昼は答え合わせと解き直し
  • 夕方は理科・社会の暗記
  • 夜は翌日の予定を決めて終える

冬期講習に行くべきか

塾に通っているなら、多くの場合すでに提案されているはずです。判断の基準はひとつで、自習の時間が残るかどうかです。

この時期に必要なのは「解き直す時間」です。講習を詰め込みすぎて自習が消えると、解きっぱなしで終わって点になりません。授業を受けた分だけ賢くなるわけではない、というのがこの時期の現実です。

費用相場や、見積もりを減らしてもらうときの具体的な言い方は別記事にまとめています。

冬期講習を取らない場合や、取ったうえで足りない科目がある場合は、拾う単元を決めて、そこだけ人に教わるという短期の使い方もあります。個別指導の明光義塾のような個別指導は科目や単元を絞って組めるのが利点です。無料体験のときに「残り期間で何を拾うつもりか」を先に伝えて、提案が具体的に返ってくるかで判断してください。「まずは全体的に」と返ってくるようなら、この時期には合いません。

保護者ができること

お茶を飲んでくつろぐ女性のイラスト
この時期の関わり方
  • 朝、起こす…最大の支援です。生活リズムだけは本人の意志より環境で決まります
  • 体調管理…この時期の発熱がいちばん怖い。人混みと睡眠不足を避ける
  • 進み具合を聞かない…「どこまでやった?」は追い詰めます。聞くなら「何か手伝うことある?」
  • 受験校の最終確認は年内に…年明けは本人が動揺しやすい時期です

成績の話をしたくなる時期ですが、この時点で親が点数に触れて伸びることはほとんどありません。生活面を支えるほうが、結果的に点に効きます。

よくある質問

冬休みは1日何時間やるべきですか?

時間を目標にしないでください。「過去問1年分+その解き直し」を1日の単位にするほうが管理しやすく、達成感も出ます。結果的に6〜8時間になることが多いですが、時間を先に決めると中身が薄くなります。

まだ過去問に入っていません。手遅れですか?

手遅れではありませんが、冬休み中に必ず始めてください。過去問は実力を測るためではなく、出題の形式と時間配分に慣れるためのものです。点数が低くても落ち込む必要はありません。むしろ早く弱点が分かる分だけ得をします。

志望校を下げるか迷っています。いつまでに決めますか?

出願の締切から逆算しますが、年内に方向性だけは決めておくことをおすすめします。年明けまで迷っていると、勉強の内容が定まらないまま直前期に入ります。学校の三者面談で出た判断を、そのまま基準にして構いません。

本人がまったく勉強しません

この時期に動かない場合、やる気ではなく「何をやればいいか分からない」ことが原因であることが多いです。「過去問のこの年度を、今日この時間に解く」というところまで具体化すると動き出すことがあります。塾や学校の先生に、やることリストを作ってもらうのも有効です。

まとめ:過去問の解き直しと朝型で当日点を拾う

中3の冬休みは2週間しかありません。新しいことを始める時期ではなく、落としている点を拾う時期です。

内申はすでに確定しています。残りは当日点だけなので、過去問の解き直しと、取れるはずの取りこぼしの回収に集中してください。そして朝型に戻すこと。ここは2週間かかるので、冬休みが最後の機会です。

保護者の方は、点数の話より生活面を支えるほうが結果に効きます。朝起こすことが、この時期の最大の支援です。

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冬休みに入る前に、受験校は三者面談でほぼ固まっています。その場で決めきってしまう前に、何を確認しておくべきかをまとめました。

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この記事を書いた人

兵庫県のとある学習塾の塾長。私大理系卒。塾バイト・家庭教師を経て、長年の経験を基に幅広く受験をサポートします。生徒だけでなく、それを支える保護者や先生の力にもなりたいという思いで立ち上げました。

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