中学生の勉強時間の平均は?全国調査の平日・休日と、点数が高い時間帯

中学生の勉強時間の平均は?全国調査の平日・休日と、点数が高い時間帯

「中学生は1日何時間勉強すればいいのか」。この疑問には、国の調査に答えがあります。文部科学省と国立教育政策研究所の全国学力・学習状況調査は、全国の中学3年生に家庭学習の時間を聞き、その答えとテストの正答率をかけ合わせた集計表まで公開しています。

この記事では、令和7年度(2025年4月実施)の集計表の数字をそのまま使って、平均的な勉強時間と、点数が高い子の勉強時間を確認します。そのうえで、受験生の時期別の目安とスケジュール例を塾長の立場でまとめます。

【結論】中3の平日は「1〜2時間」がいちばん多く、点数が高いのは「2〜3時間」

平日:1時間以上2時間未満が30.8%で最多。1時間以上の合計は61.7%(計算)。
休日:1時間以上2時間未満が25.4%で最多。全くしないが15.2%。
点数:平日は2〜3時間の子の平均正答率がいちばん高く、3時間以上だと少し下がる。休日は長いほど高い。

この記事の目次

全国調査:中学3年生の平日の勉強時間

質問は「学校の授業時間以外に、普段(月曜日から金曜日)、1日当たりどれくらいの時間、勉強をしますか」です。塾や家庭教師、インターネットで学ぶ時間も含みます。

平日の勉強時間割合(参考)前年度
3時間以上10.0%9.3%
2時間以上、3時間より少ない20.9%22.5%
1時間以上、2時間より少ない30.8%32.6%
30分以上、1時間より少ない19.0%18.4%
30分より少ない11.2%10.3%
全くしない7.7%6.6%

令和7年度の回答は約90万人分です(回答結果集計表 25m_401)。前年度(令和6年度)の数字は同じ集計表 24m_401から取りました。1時間以上の割合を合計して計算すると、令和6年度の64.4%から令和7年度は61.7%に下がっています。

「うちの子は平日1時間しかやっていない」と心配される保護者の方は多いのですが、1〜2時間は中3のいちばん多い層です。問題は時間の長さより、その時間で何をやっているかです。

休日(土日)の勉強時間

勉強する中学生のイラスト

休日の質問は「土曜日や日曜日など学校が休みの日に、1日当たりどれくらいの時間、勉強をしますか」です。選択肢の区切りが平日と違うので注意してください。

休日の勉強時間割合(参考)前年度
4時間以上5.5%5.9%
3時間以上、4時間より少ない8.7%10.0%
2時間以上、3時間より少ない18.8%20.8%
1時間以上、2時間より少ない25.4%26.7%
1時間より少ない23.9%22.9%
全くしない15.2%13.0%

休日は平日より「全くしない」が多いのが特徴です。平日は7.7%ですが、休日は15.2%と約2倍になります。

勉強時間と点数:平日は「2〜3時間」がいちばん高い

同じ調査のクロス集計表(クロス集計表 25m_424)には、勉強時間ごとの平均正答率が載っています。国語・数学は平均正答率、理科は平均IRTスコア(500が基準のスコア)です。

平日の勉強時間国語数学理科(IRT)
3時間以上54.7%52.3%514
2時間以上、3時間より少ない56.9%54.0%522
1時間以上、2時間より少ない56.1%51.2%513
30分以上、1時間より少ない54.8%47.7%504
30分より少ない52.2%43.0%485
全くしない46.7%34.8%448
休日の勉強時間国語数学理科(IRT)
4時間以上60.7%63.5%561
3時間以上、4時間より少ない59.5%59.2%543
2時間以上、3時間より少ない58.0%55.0%528
1時間以上、2時間より少ない55.7%50.1%511
1時間より少ない52.9%44.5%489
全くしない47.6%36.7%454

平日は2〜3時間の子がいちばん高く、3時間以上になると3教科とも少し下がります。一方、休日は長く勉強している子ほど高いという、きれいな右肩下がりになります。どちらも「全くしない」子との差がいちばん大きいのは数学です。

平日3時間以上の子の点数が少し下がるのは、塾の授業で長時間座っているけれど、自分で解く時間が少ない子が混ざっているからだと、塾で見ていて感じます(これは私の見立てで、調査が理由を示しているわけではありません)。平日は時間を延ばすより、自分で手を動かす時間を確保してください。

上位層の子は何時間勉強しているか

時計のイラスト

クロス集計表では、正答数の多い順に生徒を4つに分けたA層(上位25%)〜D層(下位25%)ごとの勉強時間も出ています。数学で見ると次のとおりです。

平日の勉強時間数学A層(上位25%)数学D層(下位25%)
3時間以上12.3%9.7%
2時間以上、3時間より少ない25.7%16.2%
1時間以上、2時間より少ない32.6%26.1%
30分以上、1時間より少ない17.3%19.2%
30分より少ない8.2%14.5%
全くしない3.7%13.8%

合計して計算すると、平日1時間以上勉強している子はA層で70.6%、D層で52.0%です。いちばん差が大きいのは「全くしない」で、A層は3.7%、D層は13.8%でした。上位の子の特徴は、長時間やっていることより、「やらない日」がほとんどないことです。

受験生(中3)の勉強時間の目安【時期別】

ここからは調査のデータではなく、塾で高校受験の生徒を見てきた経験にもとづく目安です。上の調査は4月時点の中3なので、受験が近づくほど時間は増やしていきます。

時期平日休日やること
4〜7月2時間3〜4時間1・2年の復習と、定期テスト対策
夏休み—1日6時間前後苦手単元を1つずつ潰す。模試の復習
9〜12月2〜3時間5〜6時間内申が決まる2学期の定期テスト+入試の過去問
1月〜入試3時間6時間以上過去問の解き直しと、間違えた問題の確認

入試までに残っている時間を具体的に計算したい人は、当サイトの残り勉強時間シミュレーターを使ってください。部活の引退時期も入れて計算できます。

平日・休日の1日のスケジュール例

カレンダーと時計のイラスト
時間帯平日(2時間の例)休日(5時間の例)
朝—9:00〜11:00 数学・理科(2時間)
午後—13:30〜15:00 英語(1.5時間)
夕方17:30〜18:30 宿題・提出物(1時間)—
夜20:00〜21:00 苦手教科の問題演習(1時間)20:00〜21:30 暗記と今日の復習(1.5時間)

テスト前は、2週間前から平日の時間を1時間増やし、休日は午前・午後・夜の3回に分けてください。1回を長くするより、回数を分けたほうが集中が切れません。

ひとりで進めるのが難しいとき:公式に料金を出している2社

自分で進めても同じ単元でつまずき続けるときは、教えてもらえる場所を足すのも1つの方法です。公式サイトに月額が出ている2社を並べます。

通塾なら【森塾】。中学生は11,700円〜(週1回・月3回・80分・首都圏)で、1科目+20点の成績保証と無料体験があります。

オンラインなら【そら塾】。中1・中2は7,800円(80分・1対2)で、最大1ヶ月の無料体験があります。

選ぶときの1点

どちらも「〜円から」は下限で、学年・地域・回数で上がります。年間の総額を聞いてから比べてください。

中学生の勉強時間についてよくある質問

中学生の平均の勉強時間はどれくらいですか?

令和7年度の全国学力・学習状況調査では、中学3年生の平日の勉強時間は1時間以上2時間未満が30.8%でいちばん多く、1時間以上の合計は61.7%(計算)です。休日も1時間以上2時間未満が25.4%でいちばん多い結果でした。

勉強時間が長いほど成績は上がりますか?

休日は長いほど平均正答率が高い結果でした。平日は2〜3時間の子がいちばん高く、3時間以上だと少し下がります。平日は時間の長さより、自分で問題を解いている時間を確保してください。

上位の子はどれくらい勉強していますか?

数学の正答数で上位25%の子(A層)は、平日1時間以上勉強している子が70.6%(計算)でした。下位25%(D層)は52.0%です。上位の子は「全くしない」がわずか3.7%でした。

受験生(中3)は1日何時間勉強すればいいですか?

塾での目安は、夏休みは1日6時間前後、9〜12月は平日2〜3時間・休日5〜6時間、1月以降は平日3時間・休日6時間以上です。調査のデータではなく経験にもとづく目安なので、部活や体力に合わせて調整してください。

この調査はいつ、誰を対象にしたものですか?

令和7年度の全国学力・学習状況調査で、中学3年生を対象に2025年4月に実施されました。勉強時間には、塾や家庭教師、インターネットで学ぶ時間も含まれます。

この記事で確認した資料

勉強時間の割合と平均正答率は、国立教育政策研究所「令和7年度 全国学力・学習状況調査 報告書・調査結果資料」の中学校の集計結果にある回答結果集計表[生徒質問](25m_401.xlsx)とクロス集計表[生徒質問−教科](25m_424.xlsx)、前年度の令和6年度 回答結果集計表(24m_401.xlsx)の数値をそのまま使いました。割合の合計はこの記事で計算したものです。受験生の時期別の目安とスケジュール例は、塾での経験にもとづくもので、調査のデータではありません。

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この記事を書いた人

兵庫県のとある学習塾の塾長。私大理系卒。塾バイト・家庭教師を経て、長年の経験を基に幅広く受験をサポートします。生徒だけでなく、それを支える保護者や先生の力にもなりたいという思いで立ち上げました。

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