英検の対策は、無料のサイトだけでも単語・大問1の語彙問題・会話文・長文・面接の流れまで練習できます。ただ、サイトごとに得意な大問がかなり違います。語彙の4択しか無いサイトもあれば、ライティングや面接まで扱うサイトもあり、リスニングの音源を収録していないサイトも多いです。
この記事では、英検の無料サイトを6つ、実際に開いて「無料か・登録が要るか・どの級のどの大問を練習できるか」を確認しました(2026年10月5日確認)。そのうえで、日本英語検定協会が公開している各級の試験内容(大問の構成)に、どのサイトがどこまで対応しているかを1つの表にしています。
語彙の4択をすき間時間に→①EikenQuiz/解説つきの問題を紙とスマホで大量に→②すたぺんドリル/受ける級を決める・面接の流れを知る→③おうち英語ナビ/単語を出た順で覚える→④英語漬け.com/5〜3級を毎回違う問題で→⑤studyrunups/面接のサンプルと頻出単語の一覧を読む→⑥こども英語ガイド。リスニングの本番の音声は、どのサイトも代わりにならないので英検協会の公式の過去問と組み合わせます。
先に結論:6サイトの比較表
| サイト | 対応する級 | できること | 登録 |
|---|---|---|---|
| ①EikenQuiz | 5級・4級・3級・準2級・準2級プラス・2級 | 単語・熟語・文法の4択クイズ(1回10問・その場で採点)、4級は会話補充も、級別ランキング | 求められず(ランキングに載せるときはニックネームとメール) |
| ②すたぺんドリル | 5級〜1級 | PDFプリント2060問+WEBドリル2650問(全問解答・解説つき)、誤答復習・タイマー | 不要(明記) |
| ③おうち英語ナビ | 5級〜準1級(準2級プラスを含む) | 級選び診断(12問)、予想問題、読み上げ機能のリスニング、面接ツール、直前14日チェック | 求められず |
| ④英語漬け.com | 5級〜1級 | 出た順の単語ポスターと穴埋めの練習ノート(PDF)、大問1の予想問題(自動採点・まちがいを再出題)、並び替え、リスニング、英作文のAI添削 | 不要(明記) |
| ⑤studyrunups | 5級・4級・3級 | 単語・大問1・会話文・並べ替えのプリントを毎回ランダムに作成、4択問題 | 求められず |
| ⑥こども英語ガイド | 5級〜2級(準2級プラスを含む) | 元英語教師の解説記事:面接のサンプル問題、頻出単語・熟語の一覧、リスニングのコツ | 求められず(記事を読むだけ) |

英検の無料サイトは「問題を解く」ものと「解説を読む」ものに分かれます。合格に直接つながるのは解く方なので、まず①②⑤のどれかで問題を解き、分からなかった形式だけ③⑥の解説を読む、という順番がおすすめです。
どの大問をどのサイトで練習できるか(公式の試験内容と照合)
日本英語検定協会の各級の過去問・試験内容のページには、級ごとに大問の形式と問題数が載っています。これと6サイトの中身を照らし合わせると、無料サイトで練習しやすい大問と、しにくい大問がはっきり分かれます。
| 公式の大問(級) | 練習できるサイト | ひとこと |
|---|---|---|
| 短文の語句空所補充(5級・4級・3級・準2級は15問、2級は17問) | ①②③④⑤ | いちばん教材が多い。語彙と熟語の4択はどのサイトでも解ける |
| 会話文の空所補充(5級・4級・3級・準2級は5問) | ①(4級のみ)②③⑤ | ①は4級に会話補充28問。ほかの級は語彙・熟語が中心 |
| 日本文付き短文の語句整序(5級・4級の5問) | ②④⑤(③にも並べかえあり) | ②と⑤には3級の並べ替えもあるが、いまの3級の公式の形式には語句整序が無い |
| 長文(4級・3級は10問、準2級は語句空所補充2問+内容一致7問、2級は6問+8問) | ②③ | ⑤には長文のプリントが無い。①も語彙中心 |
| ライティング(3級・準2級はEメールと英作文、2級は英文要約と英作文) | ②③④(③は「型を学ぶ」形式) | 採点・添削があるのは④のAI添削だけ(コインか動画広告が要り、回数に上限あり)。ほかは模範の型と見比べる |
| リスニング(5級25問・4級と3級と準2級は30問・2級は30問) | ③④ | ③は端末の読み上げ機能で本番の音声ではない。②は音源を収録していないと明記。公式の過去問の音声で補う |
| 面接・スピーキング(3級以上は面接、4級・5級はスピーキングテスト) | ③④⑥ | ③は面接の練習ツールと直前フレーズカード、④は印刷用の面接練習、⑥はサンプル問題の記事 |
表の問題数は、日本英語検定協会の5級・4級・3級・準2級・2級の試験内容のページで確認しました(2026年10月5日)。リスニングの問題数は、各級の「会話の応答文選択」「会話の内容一致選択」などを合計した数です(計算)。
①語彙の4択は無料サイトだけで足りる。②長文・ライティング・リスニングは扱うサイトが少ないので、ここに公式の過去問を回す。③3級を受けるなら、並べ替えの練習に時間を使いすぎない(いまの3級に語句整序の大問は無い)。
①EikenQuiz|語彙・熟語の4択をすき間時間に解きたい人へ
EikenQuiz(quiz.ask946.com)は、合同会社あおぐみが運営する英検の4択クイズのサイトです。英会話スクール経営者でもある管理人が、「ask本校」で培ったノウハウをクイズにしたと書いています。5級・4級・3級・準2級・準2級プラス・2級に分かれ、1回10問をランダムに出題して、その場で採点します。
- 3級は「動詞・熟語・名詞・助動詞・関係代名詞・模擬試験の12本」で、3級のページから選べます。
- 2級は「大問1(短文の語句空所補充)の出題形式に合わせた4択クイズを150問」(30問×5本)。2級のページ
- 2級と準2級プラスのクイズは、英文の下に和訳があり(答えの部分は伏せてある)、採点後に正解の語の意味と全訳が出ます。
- 4級には「会話補充28問」のクイズもあります。
- ニックネームとメールアドレスを入れると、級別のランキングに載ります。
通学の電車で1回10問を1セット。まちがえた単語は、その日のうちに意味を確認して(2級・準2級プラスは採点後の画面に意味と全訳が出ます)、単語帳に印を付けます。
②すたぺんドリル|解説つきの問題を紙とスマホで大量に解きたい人へ
「子供の習い事図鑑」を運営するイロイト株式会社のすたぺんドリルは、英検のPDFプリント2060問とWEBドリル2650問、あわせて4710問を無料・登録不要で公開しています。5級から1級まで7つの級があり、全問に解答・解説が付いています。
- 5級のプリントは全8回200問。1回分はA4で4ページ(問題2ページ・全25問と、解答・解説2ページ)です。
- WEBドリルには「10問だけサッと解けるモード」「誤答復習モード」「85分タイマー」などがあり、スマホで解けます。
- 問題は過去問と同じ形式・問題数に合わせたオリジナル問題です。リスニング音源は収録しておらず、サイト自身が公式の過去問の音源との併用をすすめています。
平日はWEBドリルの「10問だけ」、週末はプリントを1回分(25問)印刷して時間を計って解く。解説を読んでも分からなかった問題だけノートに写します。

問題数が多いサイトは、全部解こうとすると終わりません。受ける級のプリントを3回分解いて、正答率が低い大問が分かったら、その大問だけWEBドリルで回す、という使い方で十分です。
③おうち英語ナビ|受ける級を決めたい・面接の流れを知りたい人へ
おうち英語ナビは、家庭での英語学習を約12年続けている運営者(ナビさん)の個人サイトです。英検は5級から準1級まで(準2級プラスを含む)の級選び・予想問題・リスニング・面接・直前対策まで、無料ツールが一通りそろっています。運営者情報には、記事にアフィリエイトリンクなどの広告を含まないと書かれています。
- 級選びのかんたんチェック:「12問で、いま挑戦するのにちょうどいい級」が分かる診断。
- 予想問題:級と形式を選び、答えを選ぶとすぐに解説が出ます。まちがえた問題だけの復習もできます。問題はおうち英語ナビが作ったオリジナルで、公式の過去問ではないと明記されています。
- リスニング練習:端末の読み上げ機能で英文を再生し、速さを3段階に変えられます。本番の音声を再現するものではない、とサイトに書かれています。
- 面接の練習ツール、まとめシート、直前フレーズカード(印刷用)と、各級の「直前14日チェックシート(PDF)」があります。
初めて英検を受ける家庭は、最初に級選びのチェック。受ける級が決まったら、本番の2週間前から直前14日チェックシートで残りの日数を割り振ります。
④英語漬け.com|単語を「出た順」で覚えたい人へ
英語漬け.comは、2005年から続く英語学習サイトで(運営元は「えいぷら」)、全てのコンテンツが無料です。英検では出た順の単語ポスターと、穴埋めの練習ノートを5級から1級まで印刷できます。
- 5級は「出た順439語の単語ポスター(A3・全9枚)と、穴埋め260問の練習ノート(A4・65ページ)」で、答え付き。
- 準1級は出た順3,400語のポスターと穴埋め492問、1級は出た順4,280語のポスターがあります。
- 1級の大問1の予想問題は、本番と同じ22問の形式で何問でも練習でき、1問ごとに解説つきで自動採点、まちがえた問題は自動で再出題されます。5級(15問)・4級・3級・準2級・2級・準1級にも同じ形式の版があります。
- 英作文には、書いて送信するとAIが自動で添削する機能があります(コイン1枚か動画広告・回数に上限あり)。
- 個人や学校での利用は無料で、塾を含む商用利用は問い合わせが必要、とサイトに書かれています。
単語ポスターを壁に貼って、出た順の上から覚える。覚えたら練習ノートの穴埋めで確認し、書けなかった語にだけ印を付けます。
⑤studyrunups|5〜3級を毎回違う問題で解きたい人へ
studyrunups.comは「塾長」名義で運営されている無料プリントのサイトです。英検は5級・4級・3級に、英単語テスト・短文の空所補充・会話文の補充・並べ替えのプリントがあり、「問題作成」ボタンを押すたびに毎回違う問題が作られます。
- 5級の英単語テストは「実際に出題された単語です」と書かれています。
- プリントは「PDFダウンロード」から印刷プレビューに進み、PDFで保存します(サイトはChromeを推奨)。
- 単語・空所補充・会話文には、画面でタップして答える4択版もあります。
- 準2級以上は無く、長文・リスニング・面接もありません。
注意点が1つあります。⑤には3級の並べ替えのプリントがあり、②の3級のプリントにも並べ替えが入っています(②は「現在の本番では出題されない形式」と注記)。しかし日本英語検定協会の3級の試験内容を見ると、いまの3級の大問は「短文の語句空所補充15問・会話文の空所補充5問・長文の内容一致選択10問」とライティング・リスニングで、語句整序(並べ替え)の大問はありません。並べ替えの大問があるのは5級と4級(各5問)です。3級の受験者は、並べ替えを語順の確認に使う程度にして、長文とライティングに時間を回してください。
5級・4級の受験者が、本番の1週間前に毎日1枚。毎回違う問題が出るので、答えを覚えてしまう心配がありません。
⑥こども英語ガイド|面接のサンプルと頻出単語の一覧を読みたい人へ
こども英語ガイドは、指導歴12年の元英語教師・しげるさんの個人ブログです。問題を解くサイトではなく解説記事のブログで、「英検対策・攻略法」のカテゴリに94本の記事があります。
- 3級の面接サンプル問題など、級ごとに面接の流れと答え方の例をまとめた記事があります。
- 2級の頻出単語700、5級によく出る単語350選、準2級プラスの単語300個など、単語・熟語の一覧の記事があります。
- 2級リスニングのコツなど、大問ごとのコツの記事も更新されています(2026年9月)。
- 記事には、オンライン英会話などのスクールの紹介(広告)が含まれます。紹介されているスクールを使わなくても、解説は読めます。
一次試験に受かったら、受ける級の面接サンプルの記事を1本読んで、質問の順番(音読→文章についての質問→イラスト→自分のこと)を頭に入れます。
級別:何をどの順で使うか
同じサイトでも、級によって使い方が変わります。上の表の対応関係をもとに、級ごとの組み合わせをまとめます。
| 受ける級 | まず使う | 次に使う | 公式の過去問で補う所 |
|---|---|---|---|
| 5級・4級 | ④の単語ポスター→①の4択 | ⑤のランダムプリント(並べ替えを含む) | リスニングとスピーキングテスト |
| 3級 | ①の4択→②のプリント | ③の予想問題(Eメール・英作文の型) | 長文・リスニング・面接 |
| 準2級・準2級プラス | ②のプリント・WEBドリル | ③の予想問題と面接ツール/⑥の単語一覧 | 長文・リスニング・面接 |
| 2級 | ①の大問1の150問→②のプリント | ⑥の頻出単語700とリスニングのコツ | 英文要約・英作文・リスニング |

どの級でも、最後の2週間は公式の過去問に切り替えてください。無料サイトの問題はオリジナルや予想問題なので、本番の長文の長さや音声の速さは、公式の過去問でしか確かめられません。
ひとりで進めるのが難しいとき:公式に料金を出している2社
自分で進めても同じ単元でつまずき続けるときは、教えてもらえる場所を足すのも1つの方法です。公式サイトに月額が出ている2社を並べます。
通塾なら【森塾】
。中学生は11,700円〜(週1回・月3回・80分・首都圏)で、1科目+20点の成績保証と無料体験があります。
オンラインなら【そら塾】
。中1・中2は月7,800円〜10,400円(週1回・80分・1対2)で、最大1ヶ月の無料体験があります。
どちらも「〜円から」は下限で、学年・地域・回数で上がります。年間の総額を聞いてから比べてください。


英検の無料サイトについてよくある質問
- 英検の対策は無料サイトだけで合格できますか?
-
語彙と大問1は無料サイトで足ります。ただし長文・ライティング・リスニングは扱うサイトが少ないので、日本英語検定協会の公式サイトの過去問と組み合わせてください。この記事の表で、どの大問がどのサイトで練習できるかを確認できます。
- リスニングを無料で練習できるサイトはありますか?
-
この6サイトでは、おうち英語ナビ(端末の読み上げ機能・本番の音声ではないと明記)と英語漬け.comにリスニングの練習ページがあります。すたぺんドリルは音源を収録していません。本番の音声で練習するなら公式の過去問です。
- 受ける級が決まっていません。どうすればいいですか?
-
おうち英語ナビの「級選びのかんたんチェック」(12問)で、いま挑戦するのにちょうどいい級の目安が分かります。そのうえで、日本英語検定協会の各級の目安(3級は中学卒業程度など)と見比べてください。
- 3級の並べ替え問題は練習したほうがいいですか?
-
日本英語検定協会の3級の試験内容では、いまの3級に語句整序(並べ替え)の大問はありません。並べ替えの大問は5級と4級です。3級なら、並べ替えより長文とライティング(Eメール・英作文)に時間を使ってください。
- この記事のサイトは会員登録が必要ですか?
-
6つとも、使うときに会員登録は求められませんでした(2026年10月5日確認)。登録不要とサイトに明記しているのは、すたぺんドリルと英語漬け.comです。EikenQuizは、ランキングに載せるときにニックネームとメールを入れます。
この記事で確認した資料
掲載した6サイトは、2026年10月5日にすべて実際に開いて、無料で使えること・登録の要不要・対応する級と問題数を確認しました。問題数やサイトの説明は、各サイトの本文(すたぺんドリルの英検まとめページ、EikenQuizの各級のページ、英語漬け.comの印刷用プリントのページ、おうち英語ナビの無料ツールまとめ・運営者情報など)の記載によります。
大問の形式と問題数は、日本英語検定協会の各級の過去問・試験内容(5級・4級・3級・準2級・2級の試験内容のページ)で確認しました。閉鎖や内容の変更が確認できたサイトは差し替えます。
英語のほかの無料サイトや、英検の使い道は別の記事でまとめています。




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