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この記事では、「やめとけ」と言われる理由を国の統計で確かめたうえで、やめとけと言う人が見落としている3つのことと、実際にやめたほうがいい人・そうでない人を整理します(2026年9月29日確認)。
- やめとけが当たる人…時間割がなくても自分で学習を進められない人、進路を決めないまま入る人
- 当たらない人…通学が負担で高校卒業資格を取りたい人、やりたいことに時間を使いたい人、進路の目的がある人
- 見落とされていること…卒業資格は同じ/大学を志願すれば86.6%が進学/全日制にも不登校67,782人中53,128人・中退44,571人がいる
「やめとけ」と言われる2つの理由
理由1:進路が決まらないまま卒業する人が多い
文部科学省の学校基本調査(状況別卒業者数・通信制)では、令和6年度間に通信制高校を卒業した91,809人のうち、進学も就職もしていない「上記以外の者」が23,995人で、割合は26.1%です(計算)。全日制・定時制(同・全日制・定時制)は929,157人中44,070人で4.7%(計算)なので、差は大きいです。
理由2:自分で学習を進める力が要る
通信制高校の学習は、レポート・スクーリング・テストで単位を取る仕組みで、時間割のないコースでは、いつ勉強するかを誰も決めてくれません。この「自由さ」を管理できないと、レポートがたまり、進路を考える時期も遅れます。理由1の数字は、理由2の結果でもあります。
デメリットの詳しい中身は通信制高校のデメリット5つにまとめています。
やめとけと言う人が見落としている3つのこと
①高校卒業資格は全日制と同じ
学校教育法第一条に定められた高等学校なら、通信制でも全日制と同じ高校卒業資格です。たとえばN高グループは公式のよくある質問で「全日制と同じ『高校卒業資格』を取得することができます」と説明しています。卒業証書に「通信制」と書かれて不利になる、という話は、卒業資格の制度としては成り立ちません。
②大学を志願した人の86.6%は進学している
通信制高校の大学等進学率は28.6%で、全日制・定時制の62.6%より低く見えます。ところが、大学(学部)を志願した人(入学志願者数)23,617人のうち、大学(学部)に進学した人(進学者数)は20,445人で、割合は86.6%です(計算)。通信制だから受からないのではなく、受験までたどり着く人が少ないのが実態です。詳しくは通信制高校から大学進学は不利?を見てください。
③全日制にも、不登校と中退はある
文部科学省の令和6年度 問題行動・不登校調査では、高校の不登校生徒67,782人のうち、全日制が53,128人、定時制が14,654人です。同調査の高校の中途退学者は44,571人(中途退学率1.4%)でした。全日制に通えば安心、というわけではありません。合わない学校に通い続けて不登校や中退になるより、自分に合う形で高校を卒業するほうが、結果として進路は広がります。

「やめとけ」は、通信制の仕組みを知ったうえで言われているか、印象で言われているかを見分けてください。数字で言えるのは上の3つです。
やめとけが当てはまる人
- 自分で予定を立てるのが苦手で、時間割のないコースだけで進めようとする人…通う日のあるコースがある学校を選ぶか、全日制・定時制を含めて考え直す
- 「とりあえず高校は卒業できればいい」と、進路を決めないまま入る人…進路未定26.1%に入りやすい。入学時に卒業後の行き先を決めておく
- 難関大の一般選抜を、学校の標準の学習だけで目指す人…学内の受験講座や外部の塾を使う前提が要る
- 「合わなかったら学費が戻る」と思っている人…たとえばN高グループでは、入学後の通信制課程の授業料は理由を問わず返金されません(N高はやめとけ?)
やめとけが当てはまらない人
- 通学そのものが負担で、高校卒業資格を取りたい人…体調、不登校、家庭の事情など
- やりたいことに時間を使いたい人…仕事、競技、創作、資格の勉強など
- 進路の目的がはっきりしている人…総合型選抜・専門学校・就職など
- 全日制でうまくいかず、環境を変えたい人…在学中なら転入学で、修得した単位に応じて相当学年に移れます(通信制高校への転校)
「やめとけ」で終わらせないための確かめ方
通信制高校は、学校ごとに公表が求められている情報(在籍者数・退学者数・教職員数など)があります。たとえばN高等学校の情報公開では、2026年5月1日時点の在籍者19,073人に対し、前年度の退学者は388人です。候補の学校で同じ項目を並べると、印象ではなく数字で比べられます。
- 通学日数の違うコースがあるか…自己管理が不安なら、通う日のあるコースを選べる学校
- 進路の相談体制…何年生から、誰が相談に乗るか
- 学費の総額と返金の規則…就学支援金で下がった後に残る額、途中でやめたときの扱い
「やめとけ」かどうかは、学校の仕組みが自分に合うかで決まります。N高等学校は通学日のないネットコースから週5日通うコースまであり、資料でコースごとの学費と支援の内容を確認できます。複数の学校の資料を並べて比べてください。
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通信制高校はやめとけ?でよくある質問
- 通信制高校を卒業すると、履歴書で不利になりますか?
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高校卒業資格は全日制と同じです。学校教育法第一条の高等学校なら、通信制でも「高等学校卒業」です。
- 通信制高校から大学に行けますか?
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行けます。大学(学部)を志願した23,617人のうち20,445人(86.6%・計算)が大学(学部)に進学しています。受験までたどり着けるかが差になります。
- 通信制高校はやめる人が多いですか?
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学校によります。たとえばN高等学校の公式の情報公開では、在籍19,073人に対して前年度の退学者は388人です。候補の学校の情報公開で確かめてください。
- 全日制に通えているなら、通信制は考えなくていいですか?
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通えていて困っていなければ、無理に変える必要はありません。ただ、全日制でも不登校生徒は53,128人、高校全体の中途退学者は44,571人(令和6年度)いるので、合わないと感じたときの選択肢として知っておくと安心です。




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