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いま、つらい気持ちで「人生終わり」と検索した人は、先に誰かに話してください。
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- チャイルドライン…0120-99-7777。毎日16時〜21時・18歳まで
- 学校の先生、保健室の先生、スクールカウンセラー
相談先は厚生労働省のまもろうよ こころにまとまっています。この記事では、学校基本調査(文部科学省)の数字をもとに、通信制高校を卒業した人がどんな進路に進んでいるかを、全日制・定時制と比べて整理します(2026年9月29日確認)。
- 学歴は全日制と同じ「高校卒業」
- 大学を志願した人の多くは進学している
- 分かれ目は、卒業後の進路を決める支えがあるか
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- 学歴は全日制と同じ「高校卒業」…文部科学省のよくある質問でも明記されている
- 卒業者の約半分が進学…大学等28.6%、専門学校22.9%(令和6年度間・91,809人)
- 大学を志願した人の多くは進学している…大学(学部)の志願者23,617人に対し、進学者20,445人
- 進学も就職もしていない人が26.1%…全日制・定時制の4.7%より多い。ここが「終わり」と言われる本当の理由
- 分かれ目は、卒業後の進路を決める支えがあるか…学校選びでは進路実績と進路サポートを見る
「人生終わり」と言われる3つの理由
- 全日制に行けなかった、という見方…実際には、令和7年3月の中学卒業者の6.0%(63,278人)が通信制に進んでいて(計算)、生徒は30万人以上いる
- 「楽な高校」「卒業しても意味がない」という思い込み…卒業の要件は74単位以上で全日制と同じ。学歴も同じ高等学校卒業
- 卒業後に何もしていない人が多い、という話…これは数字で見ても一部当たっている(次の節)
1つ目と2つ目は誤解ですが、3つ目は無視できません。通信制高校のメリットとデメリットは通信制高校のデメリット5つでも整理しています。
データ:通信制高校を卒業した人の進路
学校基本調査の高等学校(通信制)状況別卒業者数と高等学校(全日制・定時制)状況別卒業者数から、卒業者の進路を並べました。割合は人数を卒業者数で割って計算しています。
| 進路 | 通信制(令和6年度間の卒業者91,809人) | 全日制・定時制(令和7年3月の卒業者929,157人) |
|---|---|---|
| 大学等に進学 | 26,301人(28.6%) | 582,042人(62.6%) |
| 専門学校(専門課程)に進学 | 21,013人(22.9%) | 137,652人(14.8%) |
| 専修学校(一般課程)・職業訓練施設など | 2,526人(2.8%・合計を計算) | 35,085人(3.8%・合計を計算) |
| 就職者等 | 17,893人(19.5%・合計を計算) | 130,271人(14.0%・合計を計算) |
| 進学も就職もしていない(左記以外の者) | 23,995人(26.1%) | 44,070人(4.7%) |
就職者等は、自営業・無期雇用・有期雇用・臨時労働者の合計です(計算)。専修学校(一般課程)等と職業訓練施設などは、統計の2つの欄を足しています(計算)。
大学等への進学率は全日制・定時制より低いものの、専門学校と就職の割合は通信制のほうが高く、進学と就職を合わせると7割を超えます。一方で、進学も就職もしていない人が4人に1人いて、全日制・定時制の5倍以上です。「通信制は人生終わり」という言葉の根っこにあるのは、この数字だと考えられます。
大学に行きたい人は、行けている
同じ調査の大学・短期大学への入学志願者数と大学・短期大学等への進学者数を見ると、令和6年度間に卒業した人のうち大学(学部)を志願したのは23,617人で、大学(学部)に進学したのは20,445人です。割合を計算すると86.6%で、大学を目指した人の多くは実際に進学しています。
通信制の卒業者のうち大学(学部)を志願したのは25.7%です(計算)。
全日制・定時制は大学等進学率だけで62.6%あるので、通信制の大学等進学率が低く見えるのは、「行けない」からではなく、そもそも大学を志願する人の割合が少ないことが大きな理由です。
詳しくは通信制高校から大学進学は不利?全国9万人の進路データで確認にまとめています。

通信制は、目標がある人にとっては時間を使いやすい学校です。反対に、目標がないまま卒業の日が来ると、「左記以外の者」に入ってしまいやすい。入学したときから、卒業後に何をするかを少しずつ決めておくのが大事です。
「進学も就職もしていない」人の割合は10年で下がっている
上の26.1%は令和7年度の1年分です。学校基本調査の通信制の「状況別卒業者数」を平成28年度から10年分開いて、左記以外の者(進学も就職もしていない人)の割合を計算しました。
| 調査年度 | 卒業者(前年度間) | 左記以外の者 | 割合(計算) |
|---|---|---|---|
| 平成28年度 | 51,429人 | 20,207人 | 39.3% |
| 平成29年度 | 52,266人 | 20,107人 | 38.5% |
| 平成30年度 | 53,550人 | 19,871人 | 37.1% |
| 令和元年度 | 56,283人 | 21,070人 | 37.4% |
| 令和2年度 | 60,691人 | 19,612人 | 32.3% |
| 令和3年度 | 64,893人 | 21,253人 | 32.8% |
| 令和4年度 | 70,993人 | 21,941人 | 30.9% |
| 令和5年度 | 76,624人 | 24,129人 | 31.5% |
| 令和6年度 | 84,450人 | 23,798人 | 28.2% |
| 令和7年度 | 91,809人 | 23,995人 | 26.1% |

計算と注意
- 割合は「左記以外の者 ÷ 卒業者」。例:令和7年度 23,995 ÷ 91,809 = 26.1%、平成28年度 20,207 ÷ 51,429 = 39.3%
- 10年の変化:39.3 − 26.1 = 13.2ポイント下がった。人数は20,207人 → 23,995人で、卒業者が増えたぶん人数は増えている
- 令和2年度調査から、就職の区分(無期雇用・有期雇用・臨時労働者など)が変わった。令和元年度の37.4%と令和2年度の32.3%の間には区分の切れ目がある
- 全日制・定時制の「左記以外の者」は同じ10年で4.3〜5.1%
「4人に1人が進路未定」は事実ですが、10年前は5人に2人に近い39.3%でした。区分が変わった令和2年度以降で比べても、32.3%から26.1%に下がっています。
公立と私立で差がある
| 調査年度 | 公立の左記以外の割合(計算) | 私立の左記以外の割合(計算) |
|---|---|---|
| 令和5年度 | 41.6% | 30.2% |
| 令和6年度 | 40.7% | 26.7% |
| 令和7年度 | 36.9% | 24.9% |
公立の通信制は、進学も就職もしていない人の割合が私立より10ポイント以上高い状態が続いています。公立は20歳以上の生徒の割合が27.7%(令和7年度)と高く、生徒の年齢の構成が違うので、この割合だけで学校の良し悪しは決められません。候補の学校が公表している進路実績で確かめてください。
出典:学校基本調査 平成28年度 状況別卒業者数(通信制)/学校基本調査 平成29年度 状況別卒業者数(通信制)/学校基本調査 平成30年度 状況別卒業者数(通信制)/学校基本調査 令和元年度 状況別卒業者数(通信制)/学校基本調査 令和2年度 状況別卒業者数(通信制)/学校基本調査 令和3年度 状況別卒業者数(通信制)/学校基本調査 令和4年度 状況別卒業者数(通信制)/学校基本調査 令和5年度 状況別卒業者数(通信制)/学校基本調査 令和6年度 状況別卒業者数(通信制)/学校基本調査 令和7年度 状況別卒業者数(通信制)(2026年10月14日確認)
「人生終わり」にしないための3つのこと
①卒業後の進路を、2年生のうちに考え始める
通信制高校は、自分から動かないと、進路の話をする機会が少ないことがあります。大学・専門学校・就職のどれを考えているかを、2年生のうちに先生やメンターに伝えておくと、必要な準備(出願の時期や、必要な単位)が見えてきます。
②進路サポートがある学校を選ぶ
学校を選ぶときは、学校が公表している進路実績と、進路の相談をどこでできるかを確かめてください。
たとえばN高グループは、2026年3月の卒業生(4月生)11,476人のうち43.24%が大学等に進学し、進路未定は5.52%と公表しています(N高の進学実績)。
数字の数え方は学校ごとに違うので、同じ条件で比べられるかにも注意してください。
③レポートとスクーリングを止めない
卒業できなければ、進路以前の問題になります。レポートがたまったときに相談できる人がいるか、サポートの仕組みを入学前に聞いておくと安心です(通信制高校のスクーリングとレポート)。
N高等学校は、1年次から進路の必修授業があり、専門のスタッフが一人ひとりの進路をサポートしています。2026年3月の卒業生(N高グループの4月生)の進路決定率は94.24%です。資料で、進路サポートと学費を確かめてください。
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通信制高校は人生終わり?でよくある質問
- 通信制高校を卒業すると、学歴は中卒扱いですか?
-
いいえ。文部科学省のよくある質問でも、全日制高校や定時制高校と同じ「高等学校卒業」になると説明されています。
- 通信制高校だと就職で不利になりますか?
-
令和6年度間の卒業者のうち、就職者等は19.5%で、全日制・定時制(14.0%)より割合は高くなっています。応募の条件は高校卒業で同じです。
- 通信制高校から大学に行けますか?
-
行けます。令和6年度間の卒業者の28.6%が大学等に進学し、大学(学部)を志願した人の86.6%が大学(学部)に進学しています(計算)。
- 通信制高校の卒業生で、何もしていない人はどのくらいいますか?
-
学校基本調査で進学も就職もしていない「左記以外の者」は、令和6年度間の卒業者の26.1%です。全日制・定時制は4.7%です。
- 今の学校がつらくて、人生が終わった気がします。
-
一人で抱えずに、24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)や、学校の先生、スクールカウンセラーに話してください。高校を変える方法は高校をやめたいと思ったらにまとめています。

この記事で確認した資料
- 文部科学省 学校基本調査 令和7年度 高等学校(通信制)状況別卒業者数(e-Stat):令和6年度間の卒業者の進路
- 同 高等学校(全日制・定時制)状況別卒業者数(e-Stat):令和7年3月の卒業者の進路
- 同 学科別大学(学部)・短期大学(本科)への入学志願者数・学科別大学・短期大学等への進学者数
- 同 中学校 卒業後の状況:通信制高校への進学者(計算)
- 文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト よくある質問:最終学歴
- 厚生労働省 まもろうよ こころ:相談窓口
- (いずれも2026年9月29日に確認)


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