公立高校入試の制度一覧|47都道府県の配点・内申点の扱い・特色選抜

公立高校入試の制度一覧|47都道府県の配点・内申点の扱い・特色選抜

公立高校入試の「学力検査」と「内申点」の比率を、1つの数字で言い切れる県は少数です。47都道府県の公式要項を確認したところ、県で共通の比(「同等」「合計して取り扱う」を含む)があるのは12県、学校ごとに違うのが22県、点数を合算しない方式が10県、要項に比率の記載がないのが3県でした。

しかも、県共通の12県のうち、公式が数字の比で書いているのは東京・広島・沖縄の3県だけです(学校が選ぶ7:3〜3:7の5通りは別)。ほかの9県は「同等」「合計して取り扱う」という言葉で、点数に直した比は要項からは決まりません。この記事は、47県の配点・内申点の満点・比率・特色選抜・主な日程を、分類つきの表にまとめたものです。確認日は2026年10月5日です。

この記事でわかること

①47県の学力検査の配点と内申点の満点/②学力検査と内申点の比率を「県で共通」「学校ごと」「合算しない」「記載なし」に分けた結果(12・22・10・3県)/③特色選抜など別枠の選抜と、令和9年度(2027年春)の学力検査日・合格発表日/④取れなかった項目

この記事の目次

結論:比率は県で1つに決まらない。分類は4つ

分類県数中身(例)
県で共通12県東京は原則7:3、広島の一般枠は6:2:2、沖縄は原則5:5。福島・山口・香川などは「同等」と書くだけ
学校ごとに違う22県岩手・宮城・山形・新潟・岐阜は7:3〜3:7の5通りから学校が選ぶ。愛知は方式Ⅰ〜Ⅴ、大阪はタイプⅠ〜Ⅴ
点数を合算しない10県茨城・京都・福岡・熊本などは順位、長野・秋田・岡山などは相関図・相関表で判定する
要項に記載なし3県福井・石川・鹿児島。評定と学力検査を「総合的に」見るとだけ書いてある

学力検査の満点も県で違います。5教科合計が500点の県が22県、250点の県が13県(宮城・神奈川は配点の記載が要項になく、長野は成就率合計のため数えていません)で、ほかに110点(愛知)、200点(富山・京都)、300点(福岡・大分・沖縄)、350点(岡山)、450点(大阪・鹿児島)があります。長野は後期選抜で成就率合計の最高が500点です。同じ「80点」でも、250点満点の県と500点満点の県では意味が違います。

読み方:当日点・内申点・比率とは

この記事では、当日点を入試当日の学力検査の得点、内申点を中学校の調査書のうち「各教科の学習の記録」(評定)を点数にしたものと呼びます。面接・作文・特別活動などの加点は含めません。「比率」は、合否を決める総合得点の中で、当日点と内申点がどれだけの重みで足されるかです。

素点の満点どうしの比は、公式の比率ではない

たとえば福島県の一般選抜は、学力検査が250点、調査書の学習の記録が195点です。250:195と書きたくなりますが、要綱が書いているのは「比重を原則として同等とする」だけです。素点の比と、公式の比率は別のものです。この記事の表では、公式の言い方を「比率・理由」の列に書き、素点の満点は「学力検査」「内申点」の列に分けて載せました。

比率を決める4つの方式

①県で共通

東京都は全日制を原則7:3としています。学力検査500点を700点に換算し、調査書点300点(換算後)と足して1000点満点です。ただし受検者ごとに7:3と10:0の高い方を使う学校は、別表4で別に定められています。広島県の一般枠は、学力検査・調査書・自己表現の比重が6:2:2です。

②学校ごとに違う

大阪府は、学校ごとにタイプⅠ〜Ⅴを選びます。学力検査450点と調査書450点を原点として、タイプⅠは630:270(7:3)、タイプⅢは450:450(5:5)、タイプⅤは270:630(3:7)で、総合点はいずれも900点です。愛知県は、評定得点(最高90点)と学力検査合計得点(最高110点)に、Ⅰ〜Ⅴの方式で1〜2倍の係数をかけます。同じ県でも、受ける学校によって当日点の重みが変わります。

③点数を合算しない

福岡県は、調査書の序列と学力検査の序列をそれぞれ定め、双方が定員以内の志願者をA群として原則合格の対象にします。熊本県も、学力検査と評定総計点で別々に順位をつけます。この方式では「当日点:内申点」の比という考え方がそもそも成り立ちません。表の「点数を合算しない」の県は、満点を載せていても、足し算の比率ではありません。

④要項に記載なし

石川県は「内申と学力検査の結果との相互関係等を十分考慮」、鹿児島県は学習の記録の換算点と学力検査の成績の相関を見て総合的に勘案する、福井県は評定を学力検査の成績と総合的に審査する、とあるだけです。要項から比率を計算することはできません。

47都道府県の一覧

令和9年度(2027年春の入試)の実施要項を確認できたのは38県です。9県(岩手・富山・石川・福井・山梨・愛媛・高知・福岡・鹿児島)は、令和9年度の要項や細目が未公表のため、配点・内申点は令和8年度の要項によります。日程は、令和9年度の公式な日程表で確認できたものを載せています。表の数字は変わる可能性があるため、受験する年の要項で必ず確認してください。

内申点の満点は、要項に数字が書いてあるものと、評定の式から自分で計算したものがあります。式から計算したと確認できた県には「(計算)」と付けました。付いていない県も、要項に満点の数字が明記されているとは限りません。東京都の300点は、要綱の7:3の例示にある換算後の値で、評定65点から300点への換算式は要綱にありません。

北海道・東北

県学力検査内申点(調査書の学習の記録)年度
北海道5教科・各100点(500点)315点(中1〜3。学年の重みは2:2:3)令和9年度
青森5教科・各100点(500点)135点(中1〜3の評定合計)(計算)令和9年度
岩手5教科・各100点(500点)660点を500点に圧縮(中1〜3。重みは1:2:3)令和8年度要項(日程は令和9年度)
宮城5教科(配点は要項に明記なし)満点は要項に明記なし(共通選抜は実技4教科の評定を2倍)令和9年度
秋田5教科・各100点(500点)195点(中1〜3。実技4教科は2倍)令和9年度
山形5教科・各100点(500点)45点(中3のみ。500点に換算して使う)(計算)令和9年度
福島5教科・各50点(250点)195点(中1〜3。実技4教科は2回数える)令和9年度
県分類比率・理由
北海道県で共通募集人員の70%程度は評定と学力検査を「同等」に扱う。残りは調査書重視15%程度・学力検査重視15%程度で、学校が比率を決める
青森点数を合算しない学力検査の順位と調査書の順位で群分け。点数を合算する学校もある
岩手学校ごとに違う7:3・6:4・5:5・4:6・3:7の5通りから学校・学科ごとに決める
宮城学校ごとに違う調査書:学力検査=7:3〜3:7の5通りから学校が募集単位ごとに決める
秋田点数を合算しない点数を足さず、学力検査合計と調査書点の相関表で選ぶ
山形学校ごとに違う3:7〜7:3の5通りから高校長が決める
福島県で共通原則「同等」(学校が県教委と協議して変更可)
県特色選抜など一般の検査日合格発表日
北海道特色選抜なし(推薦選抜あり)3月3日(水)3月16日(火)
青森特色化選抜3月4日(木)3月12日(金)
岩手特色入学者選抜3月4日(木)・5日(金)3月15日(月)
宮城特色選抜3月3日(水)3月15日(月)
秋田特色選抜3月4日(木)3月12日(金)
山形前期(特色)選抜3月7日(日)(後期)3月17日(水)
福島特色選抜(前期選抜)3月3日(水)3月15日(月)

関東

県学力検査内申点(調査書の学習の記録)年度
東京5教科・各100点(500点)300点(中3のみ。要綱の7:3の例示にある換算後の値)令和9年度
埼玉5教科・各100点(500点)学校ごとに200・300・400点(中1〜3)令和9年度
千葉5教科・各100点(500点)135点×係数K(K=0.5〜2。中1〜3)(計算)令和9年度
神奈川5教科(配点は要領に明記なし)135点(中2・3。中3は2倍)(計算)令和9年度
茨城5教科・各100点(500点)135点(中1〜3。順位に使う)令和9年度
栃木5教科・各100点(500点)学校ごとに50〜500点(別表5)令和9年度
群馬5教科・各100点(500点)学校・選抜区分ごとに違う(要項に換算式なし)令和9年度
県分類比率・理由
東京県で共通原則7:3(芸術・体育の学科は6:4)。受検者ごとに高い方を使う学校あり
埼玉学校ごとに違う調査書点の満点を学校が200・300・400点から選ぶ
千葉学校ごとに違う評定に掛ける係数Kを学校が0.5〜2の範囲で決める
神奈川学校ごとに違う評定と学力検査の重みf:gを学校が2:8〜8:2で決める
茨城点数を合算しない順位方式。学力検査順位と評定順位の両方が枠内の者を原則合格とする
栃木学校ごとに違う調査書点の配点が学校ごとに50〜500点で違う(別表5)
群馬学校ごとに違う学校・選抜区分ごとに配点と割合が違う
県特色選抜など一般の検査日合格発表日
東京推薦に基づく選抜(一般推薦・特別推薦)2月21日(日)3月1日(月)
埼玉特色選抜2月25日(木)3月5日(金)
千葉なし(学校設定検査を一般で実施)2月16日(火)・17日(水)3月2日(火)
神奈川特色検査(共通選抜の中で学校ごと)2月16日(火)2月26日(金)
茨城特色選抜2月25日(木)3月11日(木)
栃木特色選抜2月24日(水)3月12日(金)
群馬特色型選抜(総合型選抜と並ぶ2系統)2月16日(火)3月3日(水)

中部

県学力検査内申点(調査書の学習の記録)年度
新潟5教科・各100点(500点)135点(中1〜3。1000点に換算して使う)令和9年度
富山5教科・各40点(200点)150点(中2・3。中3は2倍。特別活動等15点を含む)令和8年度要項(日程は令和9年度)
石川5教科・各100点(500点)180点(1・2年の合計+3年の合計×2)(計算)令和8年度要項(日程は令和9年度)
福井5教科・各100点(500点)点数化の記載なし(中3の評定を審査)令和8年度要項(日程は令和9年度)
山梨5教科・各100点(500点)330点(中1〜3。実技4教科は3倍)(計算)令和8年度要項(日程は令和9年度)
長野5教科(後期選抜で成就率合計の最高500点)45点(中3のみ。相関図で使う)令和9年度
岐阜5教科・各100点(500点)180点(1・2年の合計+3年の合計×2)(計算)令和9年度
静岡5教科・各50点(250点)45点(中3のみ。順位の対象を絞るのに使う)(計算)令和9年度
愛知5教科・各22点(110点)90点(中3のみ。評定合計45を2倍)令和9年度
県分類比率・理由
新潟学校ごとに違う7:3・6:4・5:5・4:6・3:7の5通りから学校が決める
富山県で共通評定点と学力検査の成績を「同等」に扱う
石川要項に記載なし「相互関係等を十分考慮」とあるだけで、比率の記載なし
福井要項に記載なし要項に内申点の点数化と比率の記載なし
山梨県で共通調査書の記録と学力検査の成績を「同等」に扱う
長野点数を合算しない評定合計と学力検査の成就率合計の相関図で判定
岐阜学校ごとに違う7:3・6:4・5:5・4:6・3:7の5通りから学校ごとに決める
静岡点数を合算しない点数比率は定めず、3段階の選抜で合格者を決める
愛知学校ごとに違う方式Ⅰ〜Ⅴ(評定や学力検査に1〜2倍の係数)から学校が選ぶ
県特色選抜など一般の検査日合格発表日
新潟学校設定枠・学校独自検査(一般選抜内)2月25日(木)3月8日(月)
富山なし(推薦入学者選抜あり)3月9日(火)・10日(水)3月18日(木)
石川なし(推薦入学者選抜あり)3月9日(火)・10日(水)3月17日(水)
福井特色選抜2月18日(木)・19日(金)3月3日(水)
山梨前期募集(面接・特色適性検査など)3月3日(水)・4日(木)(後期)3月11日(木)
長野前期選抜(自己推薦型選抜)3月9日(火)(後期)3月18日(木)
岐阜独自検査を含む選抜(第一次選抜内)3月3日(水)・4日(木)3月12日(金)
静岡学校裁量枠3月3日(水)3月12日(金)
愛知特色選抜・推薦選抜2月24日(水)3月8日(月)

近畿

県学力検査内申点(調査書の学習の記録)年度
大阪5教科・各90点(450点)450点(中1〜3。重みは中3が6、中1・2が各2)令和9年度
兵庫5教科・各100点(500点)250点(中3のみ。実技4教科は7.5倍、主要5教科は4倍)令和9年度
三重5教科・各50点(250点)点数化の定めなし(中3。後期選抜は段階選抜)令和9年度
滋賀5教科・各100点が標準(500点)換算式は要項で確認できず(配点は学校ごとに100〜500点)令和9年度
奈良5教科・各50点(250点)144点が標準(中1〜3。学校がパターンを選ぶ)令和9年度
京都5教科・各40点(200点)195点(中1〜3。実技4教科は2倍)(計算)令和9年度
和歌山5教科・各100点(500点)180点(1・2年の合計+3年の合計×2)令和9年度
県分類比率・理由
大阪学校ごとに違う学力検査:調査書=7:3〜3:7の5タイプから学校ごとに選ぶ
兵庫県で共通学力検査と調査書を「同等」に扱う(総配点は各250点)
三重点数を合算しない調査書と学力検査等の順位で段階的に選ぶ。点数は合算しない
滋賀学校ごとに違う学力検査と調査報告書の配点が学校ごとに違う(500:500、700:300など)
奈良学校ごとに違う学校ごとに配点が違う(標準は学力検査250:学習成績144)
京都点数を合算しない共通枠は評定と学力検査の順位がともに枠内の者を優先し、残りは合計点で選ぶ
和歌山学校ごとに違う別表1に学校別の調査書:学力検査等の割合がある
県特色選抜など一般の検査日合格発表日
大阪特別入学者選抜(実技・面接等の学科)3月10日(水)3月18日(木)
兵庫特色選抜(2月選抜)・推薦入学3月11日(木)3月18日(木)
三重前期選抜(特色に応じた選抜)3月9日(火)(後期)3月16日(火)
滋賀学校独自型選抜(自己推薦・中学校長推薦)3月3日(水)3月11日(木)
奈良学校独自検査を課す学科・コース2月24日(水)・25日(木)3月8日(月)
京都前期選抜の独自枠2月18日(木)3月5日(金)(前期)
和歌山特色化選抜3月10日(水)3月18日(木)

中国

県学力検査内申点(調査書の学習の記録)年度
鳥取5教科・各50点(250点)学校ごとに130・195・260点(中3のみ。倍率で変わる)令和9年度
岡山5教科・各70点(350点)200点(中1〜3。相関表用の換算点)令和9年度
島根5教科・各50点(250点)189点(換算前の素点。学校の比率に応じて換算)(計算)令和9年度
山口5教科・各50点(250点)満点・換算は要領に記載なし令和9年度
広島5教科・各50点(250点)225点(中1〜3。中3は3倍)令和9年度
県分類比率・理由
鳥取学校ごとに違う8:2〜2:8の範囲で、調査書の倍率を学校が決める
岡山点数を合算しない評定段階と得点段階の相関表で判定
島根学校ごとに違う80:20〜40:60の5通りから学校・学科ごとに選ぶ
山口県で共通調査書の「学習の記録」と学力検査の成績を「同等」に扱う
広島県で共通一般枠は学力検査:調査書:自己表現=6:2:2
県特色選抜など一般の検査日合格発表日
鳥取特色入学者選抜3月4日(木)・5日(金)3月15日(月)
岡山特別入学者選抜3月9日(火)3月17日(水)
島根特色入学者選抜3月3日(水)3月12日(金)
山口特色選抜3月9日(火)3月16日(火)
広島一次選抜の特色枠2月24日(水)〜26日(金)3月8日(月)

四国

県学力検査内申点(調査書の学習の記録)年度
徳島5教科・各100点(500点)195点(中1〜3。実技4教科は2倍)令和9年度
香川5教科・各50点(250点)220点(中1〜3。中3は主要5教科2倍・実技4教科4倍)令和9年度
愛媛5教科・各50点(250点)135点(中1〜3の評定合計)令和9年度(配点は令和8年度)
高知5教科・各50点(250点)260点(主要5教科各20点・実技4教科各40点)(計算)令和9年度(配点は令和8年度)
県分類比率・理由
徳島県で共通第2次選考で評定と得点を「同等」にみる(相関表)
香川県で共通学習の記録と学力検査の成績を「同等」に扱う(相関表)
愛媛学校ごとに違う第2選抜で学力検査:調査書:その他=6:2:2〜3:3:4などを学科ごとに決める
高知県で共通学力検査と学習の記録を「合計して取り扱う」(傾斜配点校は別)
県特色選抜など一般の検査日合格発表日
徳島育成型選抜3月3日(水)3月13日(土)
香川自己推薦選抜3月9日(火)3月18日(木)
愛媛特色入学者選抜3月4日(木)・5日(金)3月18日(木)
高知こうちフロンティア募集3月3日(水)3月12日(金)

九州・沖縄

県学力検査内申点(調査書の学習の記録)年度
福岡5教科・各60点(300点)45点(中3のみ。序列づけに使う)(計算)令和8年度要項(日程は令和9年度)
佐賀5教科・各50点(250点)学校ごとに違う(統一の満点なし)令和9年度
長崎5教科・各100点(500点)学校ごとに違う(統一の満点なし)令和9年度
熊本5教科・各50点(250点)180点(中1〜3。中3は2倍。順位づけに使う)(計算)令和9年度
大分5教科・各60点(300点)180点(中1〜3。中3は2倍)(計算)令和9年度
宮崎5教科・各100点が標準(500点)学校ごとに違う(70〜300点など)令和9年度
鹿児島5教科・各90点(450点)450点(中3のみ。実技4教科が各100点)(計算)令和8年度要項(日程は令和9年度)
沖縄5教科・各60点(300点)点数化の方法は要項に明記なし令和9年度
県分類比率・理由
福岡点数を合算しない評定の序列と学力検査の序列で、A群・B群に分けて選ぶ
佐賀学校ごとに違う学力検査の割合40〜80%(選考Ⅰ)など、学校ごとに決める
長崎学校ごとに違う調査書・学力検査・面接の比重を学校ごとに決める
熊本点数を合算しない学力検査の順位と評定総計点の順位を別々につける
大分学校ごとに違う調査書:学力検査の比率を学校ごとに決める(多くは3:7)
宮崎学校ごとに違う学校ごとに調査書点・面接点が違う
鹿児島要項に記載なし「相関を見て総合的に判断」とあるだけで、比率の記載なし
沖縄県で共通原則5:5(校長が必要と認めれば4:6〜6:4で定める)
県特色選抜など一般の検査日合格発表日
福岡特色化選抜・推薦入学3月9日(火)3月18日(木)
佐賀特別選抜3月2日(火)・3日(水)3月10日(水)
長崎特別選抜(自己推薦)2月16日(火)・17日(水)3月4日(木)
熊本前期(特色)選抜3月4日(木)・5日(金)3月12日(金)
大分推薦入試(学校推薦型・自己推薦型)3月3日(水)3月12日(金)
宮崎推薦入学者選抜3月3日(水)・4日(木)3月17日(水)
鹿児島推薦入学者選抜3月3日(水)・4日(木)3月12日(金)
沖縄特色選抜3月3日(水)・4日(木)3月17日(水)

地域別の特徴

北海道・東北:県で共通が北海道・福島、学校ごとに違うのが岩手・宮城・山形、合算しないのが青森・秋田(全7県)。

関東:県で共通が東京、学校ごとに違うのが埼玉・千葉・神奈川・栃木・群馬、合算しないのが茨城(全7県)。

中部:県で共通が富山・山梨、学校ごとに違うのが新潟・岐阜・愛知、合算しないのが長野・静岡、記載なしが石川・福井(全9県)。

近畿:県で共通が兵庫、学校ごとに違うのが大阪・滋賀・奈良・和歌山、合算しないのが三重・京都(全7県)。

中国:県で共通が山口・広島、学校ごとに違うのが鳥取・島根、合算しないのが岡山(全5県)。

四国:県で共通が徳島・香川・高知、学校ごとに違うのが愛媛(全4県)。

九州・沖縄:県で共通が沖縄、学校ごとに違うのが佐賀・長崎・大分・宮崎、合算しないのが福岡・熊本、記載なしが鹿児島(全8県)。

地域のなかで方式がそろっているわけではありません。たとえば東北でも、岩手・宮城・山形は7:3〜3:7の5通りから学校が選び、福島は原則同等、秋田は相関表です。隣の県の話は、自分の県には当てはまらないと考えてください。

「同等」の県でも、相関表を使う県がある

北海道(募集人員の70%程度の部分)と徳島は、評定と学力検査を「同等」に扱うとしながら、判定には相関表(評定と学力検査をそれぞれ段階に分けた表)を使います。香川は令和9年度要綱に「同等に扱う」とあり、相関表を使うのは令和8年度の実施細目です。これらの部分では、点数を足した合計では合否が決まりません。表の「一般の検査日」には、学力検査のほか面接・実技・独自検査の日を含む県があります(岐阜・鳥取・広島など)。

特色選抜のない県

北海道・千葉・富山・石川は、「特色選抜」という名称の枠はありません(北海道・富山・石川には推薦選抜があり、千葉は学校設定検査を一般選抜で実施します)。東京都も名称は「推薦に基づく選抜」で、特色選抜という名の選抜はありません。名称は県ごとに違い、「特色化選抜」「前期選抜」「育成型選抜」「自己推薦」など多様です。

自分の県の確認のしかた

①まず「分類」の列で、自分の県が県共通・学校ごと・合算しない・記載なしのどれかを確認します。②学校ごとの県は、志望校の「選抜方法等の一覧」(岩手は実施概要一覧表、栃木は別表5、岐阜は実施概要一覧、大阪はタイプの一覧など)で、その学校の比率や配点を見ます。③内申点の満点は、使う学年が県で違います。中3のみの県と、中1〜3を使う県があり、中3を2倍・3倍にする県もあります。

学年ごとの評定を入れて内申点を計算し、当日点で何点必要かを逆算するには、内申点の計算ツールが使えます。

取れなかった項目

合格最低点

公式が合格者の最低点を公表していることを確認できた県は、47県のなかにありませんでした(本人への得点開示を定める県はあっても、一般向けの公表資料は確認できませんでした)。岡山県の令和8年度要項には「選抜に当たって使用した資料は、公表しない」とあります。

そのほかの取れなかった項目は次のとおりです。倍率(志願倍率・競争率・志願率)は46県で過去年度の公表を確認し、1県(鳥取)は公表ページを確認できませんでした。倍率は、令和9年度分は入試前のため公表されておらず、公表を確認したのは主に令和8年度分です。

学校ごとに比率や配点が違う県の、学校別の一覧は、この記事では代表例の確認にとどまります。新潟県の学校別の比重は、学校別の資料(17MBのPDF)の文字を取り出せず確認できませんでした。令和8年度要項ベースの県は、令和9年度の要項が公表されたときに配点が変わる可能性があります。宮城・滋賀・山口・沖縄・福井・三重などは、内申点を点数にする方法が要項から確認できず、満点を書いていません。

確認の方法

各県の教育委員会が公表した実施要項・要綱・日程表のPDFと、倍率・志願状況の公表ページを開き、配点・満点・比率の文言・日程・特色選抜の名称を一つずつ照合しました。日程は、曜日と日付が合うかも確かめています。別の担当が47県のうち21県を無作為に選び、全項目を公式資料と照合し直しました。その結果、島根県の一般選抜の合格発表日(日程表の読み違いで3月11日としていたもの→3月12日)、広島県の「当日点:内申点」の書き方、倍率公表の有無(福島・山口・島根・広島・高知)などを直しています。

よくある質問

結局、内申点と当日点はどちらが大事ですか?

県と学校によります。東京都は原則7:3で当日点が重く、大分県は多くの学校で調査書3:学力検査7です。一方、岩手・宮城・山形などは学校ごとに3:7から7:3まで選べます。自分の志望校の比率を、その県の要項か一覧で確認してください。

特色選抜は内申点が関係しますか?

県ごとに違います。福島県の特色選抜は、特色面接・調査書・学力検査などで判定し、配点は県教委が定めた範囲で学校が学科ごとに決めます。秋田県の特色選抜は、調査書の配点が学校ごとに65〜300点です。志望校の募集要項で配点を確認してください。

表の日程はそのまま使えますか?

令和9年度(2027年春)の公式な日程表で確認した日付ですが、出願期間・追検査・第2次募集は表に載せていません。変更されることもあるため、受験の年の公式資料で確かめてください。

自分の県の要項はどこで見られますか?

各県教育委員会の「入学者選抜」のページに、実施要項・要綱・日程表のPDFがあります。この記事の末尾に、確認した資料のURLを県ごとに載せました。

確認した資料

次が、47県それぞれで確認した資料です(2026年10月5日に確認)。配点・比率・日程は、この資料と、同じ県の日程表・別表・倍率の公表ページで照合しました。

北海道・東北の資料

関東の資料

中部の資料

県資料名(公式)年度
新潟令和9年度新潟県公立高等学校入学者選抜の概要について令和9年度
富山令和8年度富山県立高等学校入学者選抜実施要領(全日制の課程一般入学者選抜・推薦入学者選抜)令和8年度要項(日程は令和9年度)
石川令和9年度石川県公立高等学校、石川県立特別支援学校及び石川県立金沢錦丘中学校における入学者選抜方針(石川県公報 号外第39号)令和8年度要項(日程は令和9年度)
福井令和8年度 福井県立高等学校入学者選抜実施要項(全日制の課程および定時制の課程)令和8年度要項(日程は令和9年度)
山梨令和9年度山梨県公立高等学校入学者選抜の基本事項令和8年度要項(日程は令和9年度)
長野令和9年度長野県立高等学校入学者選抜要綱令和9年度
岐阜令和9年度岐阜県立高等学校入学者選抜要項令和9年度
静岡令和9年度静岡県公立高等学校入学者選抜実施要領令和9年度
愛知令和9年度愛知県公立高等学校入学者選抜実施日程について令和9年度

近畿の資料

中国の資料

四国の資料

九州・沖縄の資料

県資料名(公式)年度
福岡令和8年度福岡県立高等学校入学者選抜要項令和8年度要項(日程は令和9年度)
佐賀令和9年度佐賀県立高等学校入学者選抜実施要項(第1部入学者募集要項及び付表)令和9年度
長崎令和9年度長崎県公立高等学校入学者選抜実施要領(01 実施要領)令和9年度
熊本令和9年度(2027年度)熊本県立高等学校入学者選抜要項令和9年度
大分令和9年度大分県立高等学校入学者選抜実施要項令和9年度
宮崎令和9年度宮崎県立高等学校入学者選抜要綱令和9年度
鹿児島令和8年度鹿児島県公立高等学校入学者選抜実施要綱令和8年度要項(日程は令和9年度)
沖縄県立高等学校 全日制・定時制課程 入学者選抜実施要項(令和9年度)令和9年度

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この記事を書いた人

兵庫県のとある学習塾の塾長。私大理系卒。塾バイト・家庭教師を経て、長年の経験を基に幅広く受験をサポートします。生徒だけでなく、それを支える保護者や先生の力にもなりたいという思いで立ち上げました。

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