受験生で睡眠時間で5時間は短い?理想の睡眠時間や改善方法を徹底解説!

特に受験生の方で睡眠について知りたい方は、必見の記事です!是非最後までご覧ください!

皆さんは「4当5落」という言葉をご存知でしょうか。

この言葉は、「受験生は1日4時間睡眠であるべきで、5時間以上寝たら落ちてしまう」という昔よく使われたものです。しかし今の時代は、そうでもありません。精神論だけで乗り切れるわけではないので、今回は「5時間睡眠」がどうなのかという点について解説します。

ではまず結論から!

この記事の目次

受験生にとって睡眠時間は5時間でも大丈夫?

5時間睡眠は短いので、工夫が必要です!受験勉強において、睡眠時間は学習効率や体調に大きく影響するので、最適な睡眠について考えてみましょう。

ただ、時間を削って勉強する、その心意気が大変素晴らしいです…!

5時間睡眠のメリットとデメリット

メリットデメリット
勉強時間を確保できる集中力・記憶力が低下する
疲労が溜まりやすくなる
免疫力が低下する
ストレスが溜まりやすくなる

こうまとめてみると、デメリットがどうしても目立ってしまいますよね。理想的な睡眠時間は7~8時間と言われる中で、5時間はギリギリのラインです。

脳科学の視点から見る、睡眠の必要性とは?

一般的に、睡眠不足は以下のような働きがあると言われています。

  • 脳は睡眠中に情報整理を行っている
  • 記憶の定着には睡眠が不可欠
  • 成長ホルモンの分泌には睡眠が必要
  • 睡眠不足は脳の機能を低下させる

レム睡眠とノンレム睡眠

寝ている状態は「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2つに分けられます。レム睡眠では、脳が活発に働いており、記憶の整理や定着が行われています。一方、ノンレム睡眠には、脳や肉体の疲労回復の役割があるとされています。

この2つの睡眠の睡眠を繰り返すことで、記憶は定着します。よって一晩に何回このサイクルが行われるかが重要になります。

個人差はありますが、約90分で1サイクルと言われています。7時間半寝れば、丁度5サイクル回せますね。

受験生が目指すべき理想の睡眠時間

受験生が目指すべき理想の睡眠時間

個人差はあるものの、7時間半以上が理想

先ほど紹介したように、7時間半あれば「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」のサイクルを5回できます。そうすることで記憶の定着が期待できますね。

しかし、アメリカの研究では8時間〜10時間が理想とのデータもあります。

米国にある国立睡眠財団は、14歳~17歳の子どもの睡眠時間として、8~10時間を推奨しました。7時間およびは11時間の睡眠については、適切な可能性があるという見解でした。

阪野クリニックHPより引用

最低7時間半は確保して、あとは自分のパフォーマンスが最大限引き出せる、睡眠時間を知って調整するといいですね!

睡眠の質を高めるには?

といっても毎日忙しいし、そんなに寝る時間がない…

という方もいらっしゃると思います。というのも筆者もその一人でした。毎日宿題に追われ、小テストの勉強をして、受験対策もして…となると睡眠を削ることになってしまいますよね。

そんな方は「睡眠の質」を上げることを意識してみましょう!

睡眠の質を高めるアイデア!
  • 毎日同じ時間に寝る・起きる
    →同じ時間に眠ることで「睡眠のリズム」ができます!
  • 寝る前のスマホやパソコンの使用は控える
    →刺激でメラトニンの分泌量が抑制されると、脳が覚醒し眠りが浅くなります…。
  • 良い寝具を使う(枕、敷布団など)
    →自分に合った枕の高さや寝具を探しましょう。
  • 入浴は睡眠の1〜2時間前にする
    →寝る直前だと体温が高いですが、1〜2時間すると、スムーズに体温が下がり、副交感神経が高まって深い睡眠ができます。
  • カフェインの摂取を控える
    →眠りが妨げられるので、コーヒーや緑茶には注意!
  • リラックスできる入眠習慣を作る
    →睡眠用BGMをかける、アロマをたいてみる、アイマスクを付けて寝る、など自分に合った方法を探してみましょう!

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20分以内の仮眠も有効的!

どうしても眠くなってしまう時は、20分以内の仮眠をしてみましょう。20分以内というのがポイントです。

ノンレム睡眠は、深さに応じて4つのステージがあります。カリフォルニア大学の神経科学者マシュー・ウォーカーの研究では、入眠20分ほどで訪れる軽い睡眠レベルの「ステージ2」は、脳内の“キャッシュ・メモリ”がクリアされて、情報を整理・記憶したり、優先順位をつける脳のワーキングメモリが強化されることが明らかになりました。これが短時間睡眠で、頭がスッキリ冴えわたる理由の一つです。

PHILIPS ホームページより引用

仮眠が30分以上になると、ステージ4に進み、深い眠りに到達するそうです。目覚めが悪くてスッキリしないので、タイマーをかけて20分以内に抑えましょう。

まとめ

受験生にとって、睡眠時間は学習効率や体調に大きく影響する重要な要素です。理想的な睡眠時間は個人差がありますが、最低7時間半が目安です。自分に合った睡眠方法をまずは見つけることが大切になりますね。

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この記事を書いた人

兵庫県のとある学習塾の塾長。私大理系卒。塾バイト・家庭教師を経て、長年の経験を基に幅広く受験をサポートします。生徒だけでなく、それを支える保護者や先生の力にもなりたいという思いで立ち上げました。

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