駿台atama+共通テスト模試は、駿台予備学校の共通テスト型模試のうち、自宅のパソコンやタブレットで受けられる(オンライン受験)模試です。名前に入っている「atama+」は、AI教材を作っている atama plus 株式会社のことで、受験の画面と採点はこの会社の仕組みで動きます。
この記事では、駿台の模試ページ、駿台が公開している「オンライン受験の手引き」、受験サイト(moshi.atama.plus)の本文だけを使って、2026年度の3回の日程と受験料、判定の見方、オンライン受験の手順、会場受験との違いを整理します。塾や個人ブログの「難易度は易しい」といった評価は使いません。
①2026年度は第1回(5月・オンライン専用)、第2回(7月・会場かオンライン)、プレ(12月・会場かオンライン)の3回。②受験料はオンライン5,000円、会場7,700円(税込)。③判定は第8志望まで、合格可能性はA(80%以上)〜E(20%未満)の5段階。④オンラインは受験期間中の6:00〜22:00に好きな科目から受けられ、採点はその場。⑤会場とオンラインは別の模試扱いで、申し込み後の変更はできず、atama+への結果連携はオンライン受験だけ。

「難易度」で検索する人が本当に知りたいのは、「自分の判定が信用できるか」だと思います。判定は本人偏差値から出るので、難しさそのものより、何%の合格可能性がどの記号で出るかを先に押さえてください。
2026年度の日程・受験料・返却日(3回分)
駿台の高3・高卒生向けページに載っている3回分を、そのまま並べます。第1回はオンライン専用で、会場受験はありません。第2回とプレは会場かオンラインを選べます。
| 回 | 会場受験 | オンライン受験 | WEB返却 |
|---|---|---|---|
| 第1回 | なし(オンライン専用) | 5/7(木)〜5/26(火) 5,000円 | 6/11(木) |
| 第2回 | 7/19(日) 7,700円 | 7/18(土)〜8/3(月) 5,000円 | 8/24(月) |
| プレ共通テスト | 12/6(日) 7,700円 | 12/5(土)〜12/14(月) 5,000円 | 12/29(火) |
受付期間は、第1回が4/2〜4/28、第2回が5/7〜7/9、プレが9/7〜11/26です。プレは受験日の10日前に受付が閉まるので、12月に入ってから思い出しても間に合いません。学校でまとめて申し込む場合は方法が違うので、先生に確認してください。
駿台模試全体の受験料の目安は、駿台模試トップページに「会場受験 ¥6,500〜¥9,500、オンライン受験 ¥3,000〜¥5,000」と書かれています。この模試のオンライン5,000円は、駿台のオンライン受験の中では上限の額です。

試験科目と時間:本番と同じ長さで組まれている

科目ごとの試験時間は、第1回の推奨時間割にそのまま書かれています。国語90分、英語リーディング80分、英語リスニング30分、数学①②が各70分、地歴公民・理科・情報が各60分で、大学入学共通テストの本番と同じ長さです。
| 科目 | 時間 | 備考 |
|---|---|---|
| 地歴・公民 | 60分×最大2科目 | 「公共,倫理」と「公共,政治・経済」の組合せは不可 |
| 国語 | 90分 | — |
| 英語 | リーディング80分+リスニング30分 | オンラインは端末で音声を再生 |
| 数学①・数学② | 各70分 | — |
| 理科 | 60分×最大2科目 | 理科基礎は2つの範囲で60分・100点 |
| 情報 | 60分 | — |
公式には「すべての科目を受験する必要はありません。志望大学の必要科目に合わせて受験してください」とあります。申し込みの時点で科目を登録する必要もないので、まず申し込んでから、受ける科目を志望校の要件に合わせて決めればよい、という作りです。
推奨時間割は「2日で受験するパターン」として、1日目に地歴公民・国語・英語、2日目に理科・数学・情報を並べています。ただし公式は、この時間割に「関わらず、自由に受験いただけます」と明記しています。
- 国語90分、英語リーディング80分+リスニング30分
- 数学①②は各70分、地歴公民・理科・情報は各60分
- 全科目受験の必要なし、志望校の必要科目だけでよい
- 申し込み時点で科目登録は不要
難易度:駿台の4種類のうち「共通テスト対策」の系統
駿台は模試を「難関大学対策(駿台全国模試・大学別入試実戦模試)」「共通テスト対策」「基礎学力定着(駿台atama+学力判定テスト)」に分けています。この模試は「共通テスト対策模試」の系統で、公式は「大学入学共通テストの出題傾向に即し、思考力・判断力・表現力の定着度を測るマーク模試」と説明しています。
大学入学共通テストの出題傾向に即し、思考力・判断力・表現力の定着度を測るマーク模試です。
駿台予備学校「駿台模試・テストの種類とレベル」共通テスト対策模試
つまり、駿台全国模試のような記述・論述の難問を出す模試ではなく、本番の形式と時間に合わせたマーク式です。名前が似ている「駿台atama+学力判定テスト」は高1・高2向けの「教科書レベル」のテストで、別物です。混同して申し込む人がいるので、対象学年と名前を確認してください。
私が塾で生徒に伝えているのは、「模試の難易度を気にするより、本番と同じ時間で全科目を通す練習ができる回かを見なさい」ということです。オンラインは1日1科目でも受けられますが、それだと本番の体力配分は測れません。第2回かプレのどちらかは、推奨時間割どおりに2日で通してください。
判定の見方:A〜Eは「合格可能性の%」で決まる

個人成績表の合格判定は、駿台模試トップページのよくある質問に基準が書かれています。本人偏差値をもとに、志望大学ごとの合格可能性(駿台では「合格ライン」)をA〜Eの5段階で出します。
| 判定 | 合格可能性 |
|---|---|
| A | 80%以上 |
| B | 60%以上 |
| C | 40%以上 |
| D | 20%以上 |
| E | 20%未満 |
志望校は第8志望まで登録でき、国公立大学は前期日程から2志望以内、後期日程から2志望以内の最大4志望です(公立大学の中期日程・独自日程はこの制限の外)。プレ共通テストは、国公立大学と私立大学の共通テスト利用入試だけを判定し、共通テストを使わない私立の入試は判定しません。
ドッキング判定:記述模試と組み合わせると「実際の入試に即した判定」が出る
駿台は、共通テスト系の模試と一般選抜系の模試の結果を組み合わせて判定する仕組みを「ドッキング判定」と呼んでいます。この模試は次の組み合わせでドッキング判定の対象です。
| 共通テストの判定 | 一般選抜の判定 |
|---|---|
| 第1回駿台atama+共通テスト模試 | 第1回駿台全国模試 |
| 第2回駿台atama+共通テスト模試 | 第1回東大入試実戦模試/第1回京大入試実戦模試 |
国公立志望なら、第1回は駿台全国模試とセットで受けると、共通テストと二次の両方を足した判定が出ます。両模試の受験科目が入試の要件を満たしていない場合はドッキング判定が行われないので、二次で使う科目は記述模試でも落とさないでください。
駿台の成績表は、答案の画像化はしませんが、解答番号別の正答状況を個人成績表に表示します。成績表はWEB掲載予定日から6か月間見られます。
- 合格可能性はA80%以上〜E20%未満の5段階
- 志望校は第8志望まで、国公立は前期・後期各2つで最大4志望
- プレ共通テストは共通テスト利用入試のみ判定
- ドッキング判定は記述模試と組み合わせた判定
オンライン受験の手順:手引きPDFに書かれている流れ
駿台が公開している「オンライン受験の手引き」(2026年4月3日時点版)に、受験の流れが画面つきで載っています。要点だけ抜き出します。
| 段階 | やること | 注意 |
|---|---|---|
| ログイン | moshi.atama.plus で試験を選び、受験番号とアクセスキーを入力 | 番号とキーは申込後のメール「【駿台】受験番号のお知らせ」か、マイページの受験票 |
| 事前準備 | 事前印刷用PDFを印刷する | 印刷できない場合は手書きで書き写す。「採点の優遇等の考慮はできません」 |
| 受験可能時間 | 受験期間初日の午前6時以降。毎日6:00〜22:00 | 22:00までに開始した科目は終了まで受験できる |
| 操作の練習 | 初回は約5分。2科目め以降はスキップ可 | マークシートは右下のボタン。PCではマウスを乗せたときだけ表示 |
| 解答中 | ペン・マーカー・テキストで問題に書き込める | 書き込みは受験後に見返せる。残り時間は右端の時計アイコン |
| 提出 | 「マークシートを提出」を押すか、制限時間の終了で提出 | 提出後は修正不可。通信トラブルでもやり直しなし |
| 受験完了 | 全科目が終わったら「受験を完了する」 | 完了後は科目の追加が一切できない |
| 結果 | その場で採点。問題・解説・書き込みを閲覧 | 解説の閲覧は公開会場受験実施日の18:30以降 |
いちばん事故が起きるのは「受験を完了する」の押し間違いです。未受験の科目が残っていると赤枠で警告が出ますが、押してしまうと追加はできません。全科目を終えるまでは、ホーム画面に戻るだけにしてください。
もうひとつは時間の扱いです。atama plus のヘルプセンターには、一度試験を開始すると中断できず、ブラウザを閉じたりパソコンを再起動しても制限時間は進み続けるとあります。逆に、制限時間が終了する前にすべて解き終わらなくても、その時点までの解答は送信できます。
パソコン・マウス(推奨。iPadならスタイラスペン)・イヤホンかヘッドホン・時計・筆記用具・計算用紙・事前印刷した用紙。それ以外は机に置かない。通知はオフにし、模試のブラウザ以外のアプリは終了する。スマートフォンでは受験できません。

会場受験とオンライン受験の違い:申し込み後に変更はできない

第2回とプレは会場かオンラインを選べますが、駿台の種類ページには「会場受験とオンライン受験両方の申し込みはできません」とあり、atama plus のヘルプセンターは会場で申し込んだあとにオンラインへ変更することはできない(それぞれ別の模試として扱う)と説明しています。オンラインにしたいなら、会場をキャンセルしてから申し込み直す形です。
| 項目 | 会場受験 | オンライン受験 |
|---|---|---|
| 受験料 | 7,700円 | 5,000円 |
| 日程 | 実施基準日の1日 | 10日〜2週間の受験期間内で自由 |
| リスニング | 一斉放送方式 | 端末で音声を再生(イヤホン推奨) |
| 採点・解説 | WEB返却日に個人成績表 | その場で採点。解説は実施日の18:30以降 |
| atama+への結果連携 | できない | できる(atama+を使っている塾の生徒のみ) |
会場で受けなかった科目だけをオンラインで受けることは可能ですが、ヘルプセンターによると別模試扱いなので、個人成績表は別々に出て、科目・得点の合算はできません。志望校判定に必要な科目は、どちらか一方の模試の中でそろえてください。
私の考えでは、高3の第2回は会場、プレはオンラインが使い分けの基本です。第2回は夏前に本番の緊張を1回経験しておく価値があり、12月のプレは通学時間を削って、本番と同じ時刻に自宅で解く練習に回すほうが得です。
- 会場受験7,700円、オンライン受験5,000円
- 申込後に会場からオンラインへの変更は不可
- 会場とオンラインの結果は別模試扱いで合算不可
- atama+への結果連携はオンライン受験のみ可能
結果を atama+ で使う:「苦手の根本原因」から学習に戻す
この模試の特徴は、結果画面の最下部に「自分の苦手の根本原因」が表示されることです。手引きには「この情報をもとにAI先生『atama+』で学習を進めることで、より精度の高い苦手がわかり、最短ルートで『わかる!できる!』に繋がります」とあります。
ただし、atama plus のヘルプセンターによると、模試の結果をatama+に連携できるのは、atama+を使える塾・予備校・学校でatama+を利用している生徒だけで、会場受験の結果は連携できません。連携はatama+アプリの「その他」メニューから、模試受験番号とアクセスキーを入力して行います。
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よくある質問
- 駿台atama+共通テスト模試とは何ですか?
-
駿台予備学校の共通テスト対策模試のうち、atama plus 株式会社の仕組みで自宅のパソコン・タブレットから受けられる模試です。2026年度は第1回(5月・オンライン専用)、第2回(7月)、プレ共通テスト(12月)の3回で、第2回とプレは会場受験も選べます。
- 受験料はいくらですか?
-
公式の模試ページでは、オンライン受験が5,000円、会場受験が7,700円(いずれも税込)です。学校団体申込は割引料金になる場合があるので、学校の先生に確認してください。
- 難易度はどのくらいですか?
-
駿台は「大学入学共通テストの出題傾向に即し、思考力・判断力・表現力の定着度を測るマーク模試」と説明しています。記述の駿台全国模試とは別系統で、試験時間は本番と同じ長さです。平均点や偏差値の実績は公式ページに載っていないので、この記事では扱っていません。
- 判定はどう読めばいいですか?
-
本人偏差値をもとに、志望大学ごとの合格可能性をA(80%以上)、B(60%以上)、C(40%以上)、D(20%以上)、E(20%未満)で表示します。第8志望まで登録でき、国公立は前期2・後期2の最大4志望です。
- 全科目を受けないといけませんか?
-
必要ありません。公式に「すべての科目を受験する必要はありません」とあり、申し込み時に科目を登録する必要もありません。志望校の必要科目に合わせて受けてください。
- スマートフォンで受けられますか?
-
受けられません。公式のサポート環境はパソコン(Windows・mac・Chromebook)とタブレット(iPad・Android)で、「スマートフォン不可」と明記されています。
- 途中でパソコンが落ちたらどうなりますか?
-
再度ログインすれば、その時点までの解答を提出できます。ただし制限時間は開始時点から進み続け、通信トラブルがあってもやり直しはできません。
- 会場で申し込んだあとにオンラインへ変えられますか?
-
変えられません。会場受験とオンライン受験は別の模試として扱われます。オンラインにしたい場合は、会場受験をキャンセルしたうえで、オンライン版の受付期間内に申し込み直します。
- 結果はいつ、どこで見られますか?
-
オンライン受験は提出後その場で採点され、解説は公開会場受験実施日の18:30以降に見られます。個人成績表はWEB返却日(第1回6/11、第2回8/24、プレ12/29)にマイページで返却され、掲載予定日から6か月間見られます。
- 模試の結果をatama+に連携するには?
-
atama+を使っている塾・予備校・学校の生徒が、オンラインで受験した場合だけ連携できます。atama+アプリの「その他」→「模試結果の確認」から、模試受験番号とアクセスキーを入力します。会場受験の結果は連携できません。
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