【大学受験】受験生が12月にすべき勉強法を塾講師が解説。

この記事は3分ほどで読めます。受験生は必見です!

12月は共通テストまで約1ヶ月となる、受験勉強の肝となる月です。この31日をどう過ごせるかで本番で取れる点数も変わってくるでしょう。本日は若干厳しめに、ここから意識してほしいことを紹介します。

もしかしたら賛否あるかもしれないので、全てを鵜呑みにはしすぎないでくださいね。

まずは残り時間を算出してみよう。

学校にいる時間は除いて、1日の中で勉強に使える時間をまずは計算してみましょう。

今回仮のスケジュールで行うので、みなさんは自分のスケジュールで考えてみてください。

  • 6:30 起床
  • 6:30-7:30 朝の準備
  • 7:30-8:30 通学
  • 8:30-17:30 学校
  • 17:30-18:30 自由時間
  • 18:30-20:00 お風呂
  • 20:00-24:00 勉強時間
  • 24:00-6:30 就寝

だとすれば平日に取れる時間は4時間となりますね。休日に10時間勉強できるとして、30日での合計は約180時間。5科目で割れば1科目あたり36時間しかありません。ここから、何時間か増やせないかをまず考えてみましょう

スキマ時間を見つけて時間を確保

日常の中で、無駄にしてしまっている時間は必ずあります。この時間を有意義な時間に変えてみましょう。英単語・古文単語の暗記、社会科目の勉強などできることは案外多くあります。

スキマ時間を捻出するための方法は以下の記事が参考になります⬇️

勇気を出して睡眠時間を削ってみる

勇気を出して睡眠時間を削ってみる

スキマ時間を捻出して1時間確保したとしましょう。一日5時間になります。単純に考えて勉強時間と勉強量は比例するはずですので、あと1時間くらい確保したいところです。そうすれば従来の時間の1.5倍の時間を確保できます。眠くなってしまった時は、歯を磨いてみる、外の空気を吸う、ストレッチをするなど体を動かしてもう一踏ん張りしてみましょう。

睡眠時間を削ると日中眠くなってしまうという方もいるでしょう。どうしても難しい方は、映像授業や英語の音声を聞き流して寝るだけでも変わるかもしれません。

また、寝る前は極力スマホやパソコンなどの画面は見ないようにしましょう。夜の睡眠の質が下がってしまうことが実際に報告されています。

スマホ、パソコン、タブレットなどから発せられる光によって、脳が「昼間だ」と錯覚し、メラトニンの分泌量が抑制されます。すると、脳が覚醒し、眠りが浅いなどの睡眠障害を引き起こしやすくなります。

いりたに内科クリニックHPより

睡眠時間を削るのは超直前期である1月にはあまりお勧めできません。1月は生活リズムも整えていきたいので、12月は夜の時間が使えるラストの月だと思います。筆者は2時くらいに寝て、6時半に起きる生活をしていました。どうしても眠い時は学校の休憩時間、机に伏せて寝ていました。

社会科目をとにかく徹底的に。

共通テストの場合、各科目の点というよりかは、総合点数が大切になります。ですので、直前でも伸びやすい科目である社会科目にはかなり重点を置きましょう。下記の記事に1ヶ月でも劇的に社会科目を伸ばせる勉強法を紹介しています。

「あとちょっとで解けること」を仕上げていく。

「あとちょっとで解けること」を仕上げていく。

この時期に、難しすぎることをする必要はありません。点数を伸ばすのに効果があるのは、「あとちょっとで解けそう」なことを「解ける」状態に変えていくことです。「もう少しの発想で解けた」「あの知識があれば解けた」という問題を集め、1つずつ潰していく感覚でローラーしていきます。そしたらまた新たにあと少しで解ける問題が生まれるので、次はそれを消していくという繰り返しです。

あとちょっとで解けた問題には🔺マークをつけておくと、後から探しやすいのでお勧めです!

ほとんどの人は基礎の反復を。

難関大学を目指す学生以外は、基本的に最後まで基礎〜標準問題の反復です。これまで間違えた基礎問題が今なら解けるのか、徹底的に確認してください。勉強したはずなのに解けていないなら、それは要復習事項です。

色々なワークにどうしても手を出したくなってしまいますが、これまでの勉強を蔑ろにするような選択は避けるべきです。自分の言葉で完全に説明できるレベルで、基礎問題を仕上げましょう。

過去問は必ず全体を通して時間を測る。

過去問は必ず全体を通して時間を測る。

これまで見てきた方で意外と多いのは、大問ごとに時間を測るという練習です。もちろん効果はありますが、本番はいくつかの大問の中で時間配分を気にしなければいけません。取れそうな場所に時間をかけて、後回しにするところも見極める。そのような練習も、この時期に行いたいです。

必ず80分,90分,100分など、全体の時間を測って、一気通貫で問題を解きましょう。時間を設定すると思わぬケアレスミスに気づいたり、反省点が生まれます。これを改善するということを繰り返します。

何分を超えたら、次の大問に進む。などのある程度の目安も作れるとGoodです。

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この記事を書いた人

兵庫県のとある学習塾の塾長。私大理系卒。塾バイト・家庭教師を経て、長年の経験を基に幅広く受験をサポートします。生徒だけでなく、それを支える保護者や先生の力にもなりたいという思いで立ち上げました。

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