中学校、高校で行われる生徒会選挙。その期の学校のリーダーを決める大きなイベントですよね。学校をよくするために色々な方法を考えることに魅力がありますし、中学では内申の評価も良くなることもあります。(都道府県、公立私立などにより変わりますが)
この記事では、私が実際に中学校、高校と生徒会選挙に立候補して勝利した体験をもとに、選挙を成功させるコツをお伝えします。
生徒会なんて特別な人がなるものだと思っていませんか?実はそんなことありません!ちょっとした戦略と努力で、誰でも生徒会選挙を勝ち抜くチャンスがあります。
では、さっそくポイントを見ていきましょう!
1. まずはクラスメートの信頼を得よう!
選挙に勝つためには、まず身近な人たち、つまりクラスメートからの信頼を得ることが大事です。クラスで「あいつなら任せても大丈夫そう」と思ってもらえれば、それが周りにも広がっていきます。クラスの中で争う可能性もあるので、日頃からの積み重ねを大切にしていきましょう。
1. 小さなことでも頼りにされる存在になろう
例えば、掃除当番をしっかりやるとか、誰かが困っていたらサッと手を貸すとか、普段から「頼れるやつだな」と思われる行動を積み重ねることが大切です。
私も立候補前、クラスの忘れ物係を率先してやったり、プリントを配る手伝いをしたりしていました。地味ですが、こういう積み重ねが信頼につながります。
媚を売っているように見えますが、こういった行動はやっぱりどこかで評価されています。
2. 話しやすい雰囲気を作ろう
「なんか近寄りがたい」と思われると選挙では不利です。笑顔で挨拶をしたり、休み時間に他のクラスメートと軽く話すだけでも、親しみを感じてもらえます。
難しいことは考えなくていいので、クラスメートにたくさん話しかけて、明るく振る舞うことを大切にしてみてください。
やっぱり話す回数が多いと、その人の印象は良くなります!
向こうから話しかけられるくらいの安心感を得たいですね!
3. 過剰なアピールは逆効果になりやすい
信頼を得たいからといって、あからさまに「選挙のために媚びを売る」ような行動をすると逆に引かれることも。自然体でいることが大事です。「あいつ、いつも通りだな。でも、そこがいいよね」と思ってもらえれば最高です。意外とそういう堅実さはクラスのみんなは見ています。
自然な雰囲気は保ちましょうね!自分のことばかり考えるのではなく、相手のことを考えられる人こそリーダーの器です!
2. 推薦人は多学年に顔が広い人を選ぼう
生徒会選挙では、推薦人選びが勝敗を左右することもあります。特に多学年に顔が広い人を推薦人に選ぶと、得られる効果は絶大です。
推薦人が信頼されている人なら、その信頼がそのまま自分の評価にもつながります。「この人が推すなら安心だ」と思ってもらえるのです。また、多学年に顔が広い推薦人は、全校生徒が投票する選挙で宣伝範囲を広げてくれる頼れる存在。選挙活動中に「〇〇をよろしく!」と声をかけてもらえるだけで、あなたの名前が一気に広がります。
さらに、推薦文も重要です。形式的な内容ではなく、「この候補者はいつも積極的で、周りを明るくしてくれる存在」といった具体的で熱意のある文章を作ることで、聞く人の心に響く推薦文に仕上がります。推薦人は単なる形式ではなく、選挙活動の強力な味方。信頼できる人物を選び、他学年からの支持も積極的に集めていきましょう!
テクニックで言うと、もしかしたらこれが1番効くかもしれないです、、!
3. 公約は具体的かつ現実的に!
公約は選挙の命!でも、壮大すぎる計画は「できるわけない」と思われて逆効果です。身近で、みんなが「それ、いいね」と思うことを提案しましょう。
私の公約は、色々ありましたが「図書館の貸し出し時間を少し伸ばす」というシンプルでみんなにメリットがあるものを入れました。本好きが多い学校だったので共感を得られました。
1. 実現不可能なもの
「学校にプールを作ります!」
→ 設備投資や予算が関係するので、現実的ではない。
2. 対象が限られすぎるもの
「放課後のバレー部の練習時間を1時間延長します!」
→ 一部の部活にしか関係がなく、全校生徒にメリットがない。
3. 理由が曖昧なもの
「学校をもっと楽しくします!」
→ 抽象的すぎて、具体的なビジョンが見えない。
4. 負担が増えそうなもの
「テストを増やして勉強の質を上げます!」
→ 生徒の負担が増える公約は歓迎されにくい。
5. 他者任せのもの
「先生たちにもっと休みを増やすようお願いしていきます!」
→ 生徒がコントロールできない範囲のことを提案しても説得力がない。
1. 身近で実現可能なもの
「購買で販売されるパンの種類を増やします!」
→ 実現可能性が高く、多くの生徒にメリットがある。
2. 生徒全体にメリットがあるもの
「図書室の貸し出し時間を30分延長します!」
→ 勉強や読書をする全ての生徒に恩恵がある。
3. 具体的でわかりやすいもの
「文化祭で使える装飾品をもっと増やします!」
→ 生徒が「これなら実現できそうだ」と納得しやすい。
4. 学校生活を便利にするもの
「校内に自動販売機をもう1台増やすよう提案します!」
→ 手軽で日常に影響する改善策は共感を得やすい。
5. 雰囲気を良くするもの
「昼休みにリクエスト曲を流す制度を作ります!」
→ 学校生活を楽しくする具体的な提案。
中学校の場合、あいさつ活動や、掃除の活動などに焦点が絞られることが多いですよね。そういった場合はワクワクする、かつわかりやすいキャンペーンをの画策を心がけましょう。
3. 演説では“人間味”を出そう
演説はガチガチに原稿を読んでもダメ。「この人、親しみやすいな」と思われることが大事です。少し笑いを入れるくらいがちょうどいいかも。
私の場合、こんな風に始めました。
「僕が立候補した理由は2つあります。1つ目は、生徒会活動を通して学校をもっと良くしたいと思ったからです。そして2つ目は……母に“もっと積極的になりなさい”と言われたからです!」
→これでみんなクスッと笑ってくれました。笑いが取れると、その後もスムーズです。別に失敗しても大丈夫!
意外と演説の内容って聞かれていないんですよね。だからこそインパクトに残すこと、親しみやすさを持たせることが鍵です!
7. 絶対に諦めず最後まで前向きに!
選挙は最後の一票が集計されるまで何が起こるかわかりません。「勝てないかも」と思う瞬間があったとしても、最後まで諦めない姿勢が大切です。
選挙期間中、ポジティブな雰囲気を保つことで、応援してくれる人たちも力を貸してくれます。笑顔を絶やさず、前向きに取り組む姿勢はそれだけで人を引き付けます。逆に、落ち込んだ様子を見せてしまうと、周囲の士気にも影響が出ることがあります。たとえ状況が厳しくても、最後まで全力を尽くして取り組む姿勢が大切です。
選挙結果に関わらず、その努力は周囲からの評価や新しい人間関係につながる貴重な財産となります。選挙はゴールではなく、新しい挑戦のスタート地点です。だからこそ、どんな結果であっても自信を持って前に進めるよう、全力で挑み続けましょう!
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