高分子化学は対策が疎かになりがちです!最後まで行って力をつけましょう!出題分野はバラバラです!
理論と無機と有機もあります!
1. 高分子化合物とは、分子量が何以上のことを指すことが多いか。
分子量が約1万以上の巨大分子を高分子化合物と呼びます。
2. 次の文は正しいか。
「高分子化合物の固体は、加熱をしても一定の融点を示すことはなく、徐々に軟化して液体となる。」
「高分子化合物の固体は、加熱をしても一定の融点を示すことはなく、徐々に軟化して液体となる。」
正しいです。高分子化合物は、分子が規則的に配列した結晶部分と、不規則に配列した部分が混ざった構造になっているために、一定の融点をもちません。徐々に軟化していきます。
3. 次の文章は正しいか。「高分子化合物は溶液中では主にコロイドとして存在している。」
正しいです。1個あたりのサイズが大きいため、主に分子コロイドとして溶液中では存在します。
4. 単量体(モノマー)が互いに繋がっていく現象を何というか。
重合といいます。
5. 重合体1分子を構成する繰り返し単位の数を何というか。
重合度といいます。
6. 分子内に多くのヒドロキシ基をもち、Cm(H2O)n で表される化合物をなんというか。
糖類もしくは炭水化物といいます。
7. グルコースのように、それ以上の小さな分子に加水分解されないような糖類のことをなんというか。
単糖類といいます。
8. 加水分解によって単糖類が2分子生じる糖類を二糖類といいますが、以下のうち二糖類を全て選びなさい。
フルクトース・マルトース・ラクトース・セルロース・スクロース
フルクトース・マルトース・ラクトース・セルロース・スクロース
マルトース、ラクトース、スクロースです。
9. 次の文は正しいか。
「Cm(H2O)n の形で表せない糖類もある。」
「Cm(H2O)n の形で表せない糖類もある。」
正しいです。例えばデオキシリボースはC5H10O4であり、表せません。
10. グルコースは25℃において、α型かβ型のどちらが多く存在しているか。★
β型です。(α型:約37% β型:約63% 鎖状構造:微量)
何問正解出来たでしょうか?あと40問続きます。頑張ってください!
11. スクロースを加水分解して得られるグルコースとフルクトースの混合物をなんと呼ぶか。★
転化糖といいます。
12. 問題11の糖は還元性を示すか?★
示します。
13. グルコースはチマーゼによって、2つの化合物に分解される。2つの化合物は何か。
二酸化炭素とエタノールです。
C6H12O6 → 2C2H5OH + 2CO2 という化学反応式です。
14. 問題13の反応をなんというか。
アルコール発酵といいます。
15. アミノ基(-NH2)とカルボキシ基(-COOH)を同一の分子内に持つ化合物を何というか。
アミノ酸です。
16. 問題15において、アミノ基とカルボキシ基が同一炭素に結合しているものを特に何というか。
α-アミノ酸です。
17. 1つの分子中に陽イオンの部分と陰イオンの部分を持つイオンをなんというか。
双性イオン、または両性イオンといいます。
18. 水溶液中のアミノ酸分子の正と負の電荷が等しくなって、分子全体としては電荷が0になる時のpHを何というか。
等電点といいます。
19. グリシン・グルタミン酸・リシンの中で等電点が9.7であるものはどれだと考えられるか。
リシンです。リシンは塩基性アミノ酸です。
20. グリシン・グルタミン酸・リシンの中で等電点が3.2であるものはどれだと考えられるか。
グルタミン酸です。グルタミン酸は酸性アミノ酸です。
この辺りで離脱する方が多いみたいです。
頑張りましょう!
21. アミノ酸にニンヒドリン水溶液を加えて加熱するととある色に呈色する。この色は何色か。
赤紫色です。ニンヒドリン反応といいますね。
22. タンパク質水溶液に水酸化ナトリウム水溶液と硫酸銅(II)水溶液を加えると赤紫色を示す。この反応を何というか。
ビウレット反応といいます。
23. 次の文は正しいか。
「ビウレット反応はトリペプチド以上のペプチドの検出に用いられる。」
「ビウレット反応はトリペプチド以上のペプチドの検出に用いられる。」
正しいです。
24. タンパク質水溶液に濃硝酸を加えて加熱すると黄色になる。この反応を何というか。
キサントプロテイン反応といいます。
25. 問題24において、冷却後にアンモニア水を加えると何色になるか。
橙黄色になります。
26. 次の文は正しいか。
「一般に高分子化合物は自然界では分解されない。」
「一般に高分子化合物は自然界では分解されない。」
正しいです。
27. とある化合物を重合して得られた化合物は微生物によって分解される。とある化合物とは何か。
乳酸です。
28. 問題27のような高分子のことを何というか。
生分解性高分子化合物、または生分解性ポリマーといいます。
29. 最も多く生産されている合成ゴムで、自動車のタイヤにも利用されている合成ゴムは何か。★
スチレン-ブタジエンゴムです。
30. 次の文は正しいか。
「一般に、天然ゴムは合成ゴムよりも耐久性に優れている。」
「一般に、天然ゴムは合成ゴムよりも耐久性に優れている。」
誤りです。合成ゴムは天然ゴムよりも水・温度・薬品などへの耐久性が高いです。
31. 次の文は正しいか。
「セルロースは還元性をもち、ヨウ素デンプン反応を示す。」
「セルロースは還元性をもち、ヨウ素デンプン反応を示す。」
誤りです。「セルロースは還元性をもたず、ヨウ素デンプン反応も示さない。」が正しいです。
32. セルロースに対してセルラーゼという酵素を作用させると何になるか。
セロビオースになります。
33. セルロースは熱水に溶けるか。
熱水に溶けません。
34. 次の文は正しいか。
「セルロースは植物の細胞壁の主成分である。」
「セルロースは植物の細胞壁の主成分である。」
正しいです。植物の体の質量のうち、30~50%をセルロースが占めています。
35. デンプンがアミラーゼによって分解される時、たどる経路を答えなさい。(以下を並び替えなさい)
デンプン・マルトース・グルコース・デキストリン
デンプン・マルトース・グルコース・デキストリン
デンプン→デキストリン→マルトース→グルコース という順番です。
36. 糖の縮合により生じた C-O-C の結合を何というか。
グリコシド結合といいます。
37. 次の文は正しいか。★
「一般にアミロースの平均分子量はアミロペクチンの平均分子量よりも大きい。」
「一般にアミロースの平均分子量はアミロペクチンの平均分子量よりも大きい。」
誤りです。アミロペクチンの方が大きいです。
38. タンパク質水溶液に水酸化ナトリウムを加えて加熱したのち、酢酸鉛(Ⅱ)を加える。この時に硫黄が含まれていると、どんな化合物の沈殿が生じるか。
硫化鉛 PbSです。黒色の沈殿で、この反応により硫黄を検出できます。
39. 加水分解によってα-アミノ酸のみを生じるタンパク質のことを何というか。
単純タンパク質といいます。
40. 反対に加水分解すると、α-アミノ酸以外に糖類や核酸やリン酸などを生じるタンパク質を何というか。
複合タンパク質といいます。
あと10問です!もう少し!
41. 動物の体内に存在し、エネルギーの貯蔵物質となっており、動物デンプンとも呼ばれる多糖類は何か。
グリコーゲンです。
42. グリコーゲンはどんな化合物が縮合重合した多糖類か。
α-グルコースです。
43. グリコーゲンとアミロペクチンとではどちらの方が枝分かれが多い構造をしているか。★
グリコーゲンの方が多いです。
44. 熱を加えると柔らかくなって変形し、冷却してもその変形が維持される性質を何というか。
熱可塑性(ねつかそせい)といいます。
45. 酢酸ビニルを付加重合させると、ポリ酢酸ビニルになる。これを水酸化ナトリウムでけん化すると何になるか。
ポリビニルアルコールです。
46. 次の文は誤りです。その理由は何か。
「ポリビニルアルコールは、ビニルアルコールを付加重合させることによっても作ることができる。」
「ポリビニルアルコールは、ビニルアルコールを付加重合させることによっても作ることができる。」
ビニルアルコールが不安定だから。
47. 1935年に最初の合成繊維として合成された、ナイロン66は何と何を重合させたものか。
ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸です。
48. ポリエチレンテレフタラートは、何と何を重合させたものか。
エチレングリコールとテレフタル酸です。
49. ポリビニルアルコールをアセタール化させることで得られる、日本初の国産合成繊維は何か。
ビニロンです。親水性のヒドロキシ基が残っているので適度な吸湿性があるのが特徴です。
50. 尿素樹脂は何と何を重合させたものか。
ホルムアルデヒドと尿素です。ちなみに熱硬化性樹脂です。
お疲れ様でした!わからなかった事項はメモしておきましょう!
理論と有機もあります!
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