【効率を上げる対策も紹介】映像授業のメリット・デメリット4選

この記事は5分ほどで読めます。映像授業に興味がある方には必見の記事です。

 映像授業とは、あらかじめ録画されたビデオを、パソコンやタブレット、スマートフォンなどのデバイスで再生しながら受ける授業やその形態のことを指します。個人用端末の普及や感染症対策によって近年広がりを見せる映像授業ですが、対面授業とは大きく異なる特徴や、メリット・デメリットがあります。この記事では映像授業のメリットとデメリットを紹介し、映像授業を効果的に受ける方法を紹介します。 

この記事の目次

映像授業のメリットとは?

1. 都合の良い時間に好きな場所で授業を受けられる 

 映像授業は、動画を再生する環境さえ用意すれば、好きな時間にどこででも授業を受けることができます。日中にまとまった学習時間を取りにくい方でも、移動時間なしで授業を受けることができるのが魅力です。

僕は受験生の時、通学のバスの中でスマホで映像授業を見ていました!帰りのバスでは疲れて寝ちゃうから、行きの時間が勝負でした。

学校や塾ではどうしても限られる「自由な学びの時間」を、自分のペースで作れるのが映像授業のいいところですね。

2. 人気講師・有名講師を選べる 

 映像授業の場合は定員がないため、対面では受けることの難しい人気講師の授業を受けることができます。また、地方に住んでいる方でも都内の有名大学出身講師の授業を選択できるため、選べる講師の幅はかなり広がります。  

人気講師の授業って、すごく分かりやすいし、勉強が楽しく感じられることも多いです。例えば、有名な数学の先生が「公式の秘密」を面白おかしく解説してくれたら、公式の丸暗記じゃなくて、「なるほど、そういう仕組みだったんだ!」と納得できることもあるかもしれませんね。

3. 授業の振り返りが簡単

 同じ授業を何度でも受けることができるのも映像授業のメリットです。一度受けた授業を見返すことができるので、簡単に授業の復習ができます。また、授業の最中に理解が追いつかなかったり、声が聞き取りづらい部分があったりしても、巻き戻してその部分をもう一度再生することができます。

社会の暗記科目なら、少し早送りして聞き流しながら復習するのも効果的です。たとえば、テスト前に歴史の重要な年号を確認するとき、「あ、これ覚えてない!」という箇所をピンポイントで再チェックできるのは映像授業ならではの便利さですよね。

4. 柔軟な授業スタイル 

 講師によっては、授業スピードが速すぎたり、遅すぎたりすることがあるかもしれません。映像授業によっては再生スピードを変更できる機能があるものも多く、自分に合った授業スピードに変更できます。すでに分かっている部分の説明をスキップしたり、難しく感じるところは何度も説明を聞いたりするなどが可能です。 

  • すでに分かっている部分を1.5倍速でサクサク進める
  • 難しいところは止めたり巻き戻したりしてじっくり理解する

ということができますよね。

これ、普通の授業ではなかなかできないことですよね。自分のスタイルに合わせて「自由に調整できる」のが映像授業の強みです!

映像授業のデメリット 

映像授業

1. モチベーションの維持が難しい 

映像授業は、自由度が高い分、やる気がないとついサボりがちに…。学校のように授業が始まるベルが鳴るわけでもないので、強い意志を持って計画的に進める必要があります。

「今日は疲れてるから、明日見ればいいや…」が続くと、未受講の授業がどんどんたまってしまいます。映像授業を活用するには、スケジュールを決めることが本当に大事です!

2. 疲れやすい 

長時間スマホやタブレットの画面を見ると目や脳が疲れます。特に小さい画面だと、さらに負担が大きくなりがち…。授業の途中で疲れを感じたら、休憩をしっかり取ることが大切です。

「ちょっと疲れたな」と思ったら、画面を見続けるのをやめて、目を閉じたり軽くストレッチをしたりしてリフレッシュしましょう!

3. 質問がしにくい 

 映像授業は、目の前に講師がいるわけではないので、質問をする際はチャット形式で疑問点を説明することになりますが、きちんと質問をしなければ、講師に質問の意図が伝わりません。講師もすべての生徒の理解度を把握しているわけではないので、どこまで理解しているかを想像しながら回答することになり、質疑応答に時間がかかりやすくなります。 

質問をする際には…
「分かっている部分」「分からない部分」をはっきりさせて伝えるようにすると、スムーズに答えが返ってきやすいです!

4. アウトプット学習が不足しやすい 

 講師の説明を聞くことが映像授業の主体であり、それ自体はインプット学習です。しかし、知識を定着させるためにはアウトプット学習が必要であることが多く、映像授業ではそれが不足する傾向にあります。アウトプット用の学習教材や時間は自分で確保する必要があり、授業時間外での取り組みが重要になります。 

たとえば、授業を見た後に問題集を解いたり、友達と「これどう思う?」と議論するのもいいですね。アウトプットを意識することで、学んだことがより深く身につきます。

映像授業を効率的に受けるために

 映像授業のメリットとデメリットを踏まえて、ここからは映像授業に取り組む際に意識するべきことをいくつかご紹介します。 

1. スケジュール管理の徹底 

好きな時間に受けられるのが映像授業の特徴ですが、授業を受ける時間はできるだけ決めておきましょう。毎日コツコツ受けるのもよいですし、週末にまとめて受けるのもよいですが、無計画では受けるべき授業が溜まってしまいやすくなります。未受講の授業が溜まることで、モチベーションの低下につながる恐れもあるので、無理のない範囲で学習計画を作ることをお勧めします。 

第三者の方にスケジュールをチェックしてもらうのも効果的ですね!

2. アウトプット学習を意識する 

 映像授業の多くはインプット学習です。したがって、知識を定着させるためのアウトプット学習は自分で意識的に取り組む必要があります。アウトプット用のテキスト等が用意されている場合はそれを活用し、テキスト等がない場合は問題集などを用意して取り組みましょう。また、アウトプットの過程で疑問点が出た場合には、できるだけ質問をして解決するようにします。質問をする際には、分かっている部分と分からない部分を明確にすることで適切な回答が得られる可能性が高まり、自分でも整理して考えやすくなります。 

「観ただけ」で満足してしまってはいけません!

3. こまめに休憩する 

 映像授業は疲れやすく、高い集中力を保つのが難しいので、休憩はこまめに行います。授業の途中で動画を止められるのが映像授業の良い点なので、疲れを感じたら一度休憩を挟んで再度取り組むようにしましょう。 

画面を見続けるのは、どうしても疲れやすいのですよね。目にホットタオルを乗せて休憩するのが、おすすめです…!

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まとめ 

今回は、映像授業のメリットとデメリットを紹介し、映像授業を受ける際のコツを解説しました。映像授業の効果を発揮させるには、「主体性」が必須です。授業に対して受け身にならず、積極的な姿勢で取り組むことで映像授業の効果は強く発揮されるので、主体性を意識した授業スタイルを心がけるようにしましょう。 

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この記事を書いた人

兵庫県のとある学習塾の塾長。私大理系卒。塾バイト・家庭教師を経て、長年の経験を基に幅広く受験をサポートします。生徒だけでなく、それを支える保護者や先生の力にもなりたいという思いで立ち上げました。

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