小5の自学(自主学習)は、5年生になって「毎日1ページ」の宿題が始まる学校が多く、最初の1か月でネタが尽きるのがいちばんの困りごとです。
この記事では、文部科学省の学習指導要領に書かれている5年生で習う単元に沿って、教科別に60本のネタを表にしました。どれも10分で終わり、ノート1ページに収まります。
- ネタは教科書の目次から選ぶ。習った直後が書きやすい
- 「問題を写して解く」「分けて表にする」「図にする」のどれかにする
- ページの上に日付・教科・題名、下に一言の感想を書く
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①ネタは教科書の目次から選ぶ(習った直後がいちばん書きやすい) ②「問題を写して解く」「分けて表にする」「図にする」の3型のどれかにする ③1ページの上に日付・教科・題名、下に一言の感想か「分かったこと」を書く。この3つを守れば、ネタ切れも「雑」と言われることも減ります。
筆者は塾で小学生から高校生まで見てきました。自学が続く子は、ネタが面白い子ではなく、ネタの選び方が決まっている子です。まず、すぐ使える表から見てください。小6版と中学生版は別の記事にあります。

算数の自学ネタ12本:小数のかけ算・分数・面積・割合・速さ
5年生の算数は、学習指導要領に「整数の性質」「小数の乗法及び除法」「分数の加法及び減法」「平面図形の面積」「立体図形の体積」「割合」「速さ」「円グラフ・帯グラフ」「平均」と並んでいます。6年生と中学の数学の基礎になる単元ばかりで、とくに割合と速さは、中学でつまずく子の多くが5年生で分からなくなっています。
算数の自学は一番「効く」自学です。
| No. | ネタ | 10分のやり方 | 5年生の単元 |
|---|---|---|---|
| 1 | 偶数と奇数の仕分け | その日見た数字(値札・ページ番号)を集めて偶数・奇数に分け、見分け方を一文で | 整数の性質 |
| 2 | 約数と倍数の表 | 12と18の約数を全部書き出して共通するものに印、最小公倍数も出す | 整数の性質 |
| 3 | 小数のかけ算・わり算を5問ずつ | 教科書の練習問題から5問ずつ写して解き、小数点の位置に印 | 小数の乗法及び除法 |
| 4 | 通分の練習5問 | 分母の違う分数のたし算・ひき算を5問、通分の途中式を残す | 分数の加法及び減法 |
| 5 | 分数と小数の言い換え | 身の回りの「半分」「4分の1」を小数に直し、逆も3つずつ | 分数 |
| 6 | 三角形と平行四辺形の面積 | 紙に図形をかいて底辺と高さを測り、公式で面積を出す | 平面図形の面積 |
| 7 | 台形・ひし形の面積を分けて考える | 台形を三角形2つに分けて面積を出し、公式と同じになるか確かめる | 平面図形の面積 |
| 8 | 箱の体積を測る | お菓子の箱のたて・横・高さを測って体積を出し、表示と比べる | 立体図形の体積 |
| 9 | 合同な図形さがし | 家の中で合同(ぴったり重なる)な形を5つ見つけて図にする | 平面図形 |
| 10 | 円周の長さを実測 | コップの口にひもを1周まわして長さを測り、直径×3.14と比べる | 円周率 |
| 11 | 割合と百分率 | クラスの人数と男女の数など、身近な数で割合を百分率に直す | 割合・百分率 |
| 12 | 速さの問題を自分で作る | 家から学校までの道のりと時間を測り、分速を出す | 速さ |
算数で先生に褒められるのは、答えが合っているノートより「なぜそうなるか」を図や言葉で書いたノートです。
台形を三角形2つに分けて面積を出すネタや、円周をひもで測って直径×3.14と比べるネタは、そこがそのまま点になります。
計算問題をやる日は、間違えた問題に赤で「どこで間違えたか」を一言添えてください。
国語の自学ネタ12本:漢字・敬語・要旨・古文・方言

国語は「漢字を書く」だけになりがちです。5年生の漢字は読み・部首・熟語とセットにすると、1ページの中身が濃くなります。
5・6年生の国語では、敬語、比喩、事実と意見の区別、古文の音読、共通語と方言が新しく入ります。どれも「集めて表にする」型のネタにしやすい単元です。
| No. | ネタ | 10分のやり方 | 5年生の単元 |
|---|---|---|---|
| 13 | 5年生の新出漢字を10字 | その日に習った漢字を、読み・部首・熟語2つとセットで書く | 漢字 |
| 14 | 敬語の言い換え | 「言う」「行く」「食べる」を尊敬語・謙譲語・丁寧語に直して表にする | 敬語 |
| 15 | 比喩さがし | 教科書や本から「〜のように」の文を5つ写し、何を何にたとえたかを書く | 比喩や反復 |
| 16 | 原因と結果の文 | 「〜だから〜」の文を5つ作り、原因と結果に線を引く | 情報と情報との関係 |
| 17 | 要旨を3行に | 説明文を読んで、筆者がいちばん言いたいことを3行にまとめる | 要旨 |
| 18 | 事実と意見を分ける | 新聞やチラシの文を写して、事実の文と意見の文に色分けする | 事実と感想、意見 |
| 19 | 古文の音読メモ | 教科書の古文(竹取物語など)を写し、現代の言葉と違うところに印 | 古文や漢文 |
| 20 | 方言と共通語 | 家族や祖父母が使う方言を5つ集めて、共通語に直す | 共通語と方言 |
| 21 | 漢字の由来 | 「山」「川」「木」など、形からできた漢字の成り立ちを絵つきで | 仮名及び漢字の由来 |
| 22 | 短歌を1つ作る | 五七五七七で今日のできごとを詠み、工夫した言葉を1つ書く | 短歌や俳句 |
| 23 | インタビューの質問を5つ | 家族に聞きたいことを5つ書き、答えをメモして一言の感想 | インタビュー |
| 24 | 引用して書く | 本の一文を「」で引用し、それについて自分の考えを3行書く | 引用 |
要旨のコツは、「筆者がいちばん言いたい一文」を本文から探して、その一文を自分の言葉で言い直すことです。
事実と意見を分けるネタは、新聞やチラシのほうが教科書より練習になります。
「〜です」は事実、「〜だと思う」「〜すべきだ」は意見、と色分けするだけで、中学の国語の記述問題の準備になります。
理科の自学ネタ12本:物の溶け方・振り子・電磁石・発芽・天気
5年生の理科は、学習指導要領で「物の溶け方」「振り子の運動」「電流がつくる磁力」「植物の発芽、成長、結実」「動物の誕生」「流れる水の働きと土地の変化」「天気の変化」の7つです。家で実験できるネタが多いので、面白い自学・褒められる自学を狙うなら理科が向いています。
| No. | ネタ | 10分のやり方 | 5年生の単元 |
|---|---|---|---|
| 25 | 食塩は水にどれだけ溶ける? | コップの水に食塩を少しずつ入れ、溶けなくなるまでの回数を記録 | 物の溶け方 |
| 26 | 溶かす前と後の重さ | 水と砂糖の重さを別々に測り、溶かした後の重さと比べる | 物の溶け方 |
| 27 | 温度で溶け方が変わる | 冷たい水とぬるま湯で、砂糖の溶ける速さを比べて表にする | 物の溶け方 |
| 28 | 振り子の1往復 | ひもとおもりで振り子を作り、10往復の時間を測って1往復に直す | 振り子の運動 |
| 29 | ひもの長さを変えると? | 振り子のひもを長くしたとき、1往復の時間がどう変わるか予想して確かめる | 振り子の運動 |
| 30 | 電磁石の強さ | コイルの巻数を増やすとクリップが何個つくかを予想し、教科書の結果と比べる | 電流がつくる磁力 |
| 31 | 発芽に必要なもの | 水・空気・温度のうち、どれが無いと芽が出ないかを表にする | 植物の発芽、成長、結実 |
| 32 | 花のつくりの図 | 花を1つ観察して、おしべ・めしべ・花びら・がくを図に書き込む | 植物の発芽、成長、結実 |
| 33 | メダカの卵の観察日記 | 卵から子メダカになるまでの変化を、日付つきの絵で3コマ | 動物の誕生 |
| 34 | 流れる水の3つの働き | 川の絵をかいて、けずる・運ぶ・積もらせるが起こる場所を書き込む | 流れる水の働きと土地の変化 |
| 35 | 今日の雲と明日の天気 | 空の雲の形をスケッチし、明日の天気を予想して翌日答え合わせ | 天気の変化 |
| 36 | 台風の進路を追う | ニュースの台風情報を地図に書き写し、雨や風がどう変わったか | 天気の変化 |
物が水に溶けても,水と物とを合わせた重さは変わらないこと。/物が水に溶ける量には,限度があること。/物が水に溶ける量は水の温度や量,溶ける物によって違うこと。
小学校学習指導要領(平成29年告示)理科 第5学年「物の溶け方」
理科の自学で一番差がつくのは「予想→調べたこと→分かったこと」の3段に分けて書くことです。振り子のひもを長くしたらどうなるか、を予想してから測る。
食塩は何回目で溶けなくなるか、を予想してから入れる。予想が外れた理由を書くと、それだけで「実験ノート」の形になります。
社会の自学ネタ12本:国土・食料生産・工業・情報・自然災害

5年生の社会は、「国土の様子と国民生活」「農業や水産業における食料生産」「工業生産」「産業と情報との関わり」「国土の自然環境と国民生活」の5本柱です。
6年生の歴史と違って「今の日本」の話なので、夕食の食材やニュースがそのままネタになります。
| No. | ネタ | 10分のやり方 | 5年生の単元 |
|---|---|---|---|
| 37 | 日本の位置を説明する | 世界地図で日本の位置を、まわりの国と海の名前を使って一文で | 国土の様子 |
| 38 | 日本の端の島 | 北・南・東・西の端にある島の名前を地図帳で調べて書く | 領土の範囲 |
| 39 | 暖かい地方と寒い地方のくらし | 沖縄と北海道の家・服・食べ物を表にして比べる | 地形や気候 |
| 40 | 今日の食卓はどこから? | 夕食の食材の産地をパッケージで調べ、地図に書き込む | 食料生産 |
| 41 | 米づくりのカレンダー | 田おこしから収穫までの作業を、月ごとに並べる | 農業 |
| 42 | 魚はどうやって届く? | とる・運ぶ・売るの流れを矢印の図にする | 水産業 |
| 43 | 家にある工業製品の分け方 | 家電・自動車・食品など、家の物を工業の種類で分けて表にする | 工業生産 |
| 44 | 自動車ができるまで | プレス・溶接・塗装・組み立ての順に、工場の仕事を並べる | 工業生産 |
| 45 | 輸入と輸出 | 外国から来る物と日本から出す物を、身の回りの例で3つずつ | 貿易や運輸 |
| 46 | ニュースはどう届く? | テレビ・新聞・インターネットの違いを表にして、どれをよく見るか書く | 産業と情報 |
| 47 | 自然災害への備え | 地震・台風・大雨のうち1つを選び、国や県がしている対策を調べる | 自然災害 |
| 48 | 森林の働き | 森が水をたくわえる・土砂をふせぐ・木材になる、を図にする | 森林 |
社会の自学は、地図帳を開くだけで1ページ作れます。
日本の端の島、名産の産地、台風の進路。「地図に書き込む」型は10分で終わり、見た目もよいので先生に褒められやすいネタです。
工業や情報の単元は、家にある物を「どこで・どうやって作られたか」で分けると、教科書の内容と家がつながります。
英語の自学ネタ6本と、面白い・人とかぶらないネタ6本
英語は5年生から教科になります。学習指導要領では、活字体の大文字・小文字、日付や時刻・値段の聞き取り、who・what・when・where・why・how で始まる疑問文が範囲です。
自学のネタは「書いて覚える」型で十分です。面白いネタは、学校で習った内容を自分の家や町に当てはめると、自然に人とかぶらなくなります。
英語(6本)
| No. | ネタ | 10分のやり方 | 5年生の単元 |
|---|---|---|---|
| 49 | アルファベットの大文字・小文字 | 活字体でAからZまで、大文字と小文字を並べて書く | 文字 |
| 50 | 好きなものを英語で5文 | I like 〜. の形で、食べ物・色・スポーツ・動物・教科 | 自分のこと |
| 51 | 疑問詞カード | who・what・when・where・why・how の意味と例文を1つずつ | 疑問文 |
| 52 | 日付と時刻を英語で | 今日の日付と、起きた時刻・寝る時刻を英語で書く | 日付や時刻 |
| 53 | 値段を英語で | お店のチラシから3つ選んで、値段を英語で読む練習 | 値段 |
| 54 | 1週間の予定を英語で | 曜日ごとに、する事を一文ずつ(I play 〜 on Monday.) | 曜日・生活 |
面白い・人とかぶらない(6本)
| No. | ネタ | 10分のやり方 | 5年生の単元 |
|---|---|---|---|
| 55 | 家の中の「割合」さがし | ジュースの果汁の割合や、割引の表示を集めて表にする | 算数・生活 |
| 56 | 都道府県の名産マップ | 白地図に、食べたことがある名産を5つ書き込む | 社会 |
| 57 | 身近な単位さがし | cm・kg・L・㎡など、家にある単位を集めて何を測る単位か書く | 算数 |
| 58 | 今日のニュースを一文で | ニュースを1つ選び、いつ・どこで・誰が・何を、で書く | 社会・国語 |
| 59 | 料理は理科の実験 | お湯で砂糖が溶ける様子や、卵が固まる様子を観察日記に | 理科・家庭科 |
| 60 | 自分の名前の漢字の由来 | 名前の漢字の成り立ちと、つけてもらった理由を家族に聞く | 国語・総合 |
「人とかぶらない」を狙って奇抜なテーマを探すより、ふつうのテーマを自分の家のデータでやるほうが確実にかぶりません。家の割合さがし、夕食の産地マップ、料理の観察日記。どれもクラスで同じノートは出ません。

- 英語は書いて覚える型で十分
- 学校の内容を家や町に当てはめる
- ふつうのテーマを自分の家のデータでやる
- 家庭のデータなら他の子とかぶらない
小5の授業は教科ごとに年何時間か|標準授業時数で、自学ネタの配分を決める
学校の授業時間は、学校教育法施行規則の「別表第一」で教科ごとに決まっています(標準授業時数)。5年生の数字を拾い、学習指導要領の「年間35週以上」で週あたりに直しました。授業が多い教科ほど、その週に習う単元も多いので、自学ネタの配分の目安になります。
| 教科 | 年間の標準授業時数(5年) | 週あたり(計算) | 分に直す(計算) | この記事のネタ数 |
|---|---|---|---|---|
| 国語 | 175 | 5.0コマ | 7,875分 | 12本 |
| 算数 | 175 | 5.0コマ | 7,875分 | 12本 |
| 理科 | 105 | 3.0コマ | 4,725分 | 12本 |
| 社会 | 100 | 約2.9コマ | 4,500分 | 12本 |
| 外国語(英語) | 70 | 2.0コマ | 3,150分 | 6本 |

計算
- 週あたり:国語 175 ÷ 35 = 5.0、社会 100 ÷ 35 = 2.86、理科 105 ÷ 35 = 3.0、外国語 70 ÷ 35 = 2.0
- 1単位時間は45分(別表第一 備考一)。国語 175 × 45 = 7,875分、社会 100 × 45 = 4,500分
- 5教科の合計:175 + 175 + 105 + 100 + 70 = 625。総授業時数 1,015 に占める割合は 625 ÷ 1,015 = 61.6%
- 自学を1日10分・週5日・35週:10 × 5 × 35 = 1,750分。1,750 ÷ 45 = 38.9 → 授業約39コマ分
- 1,750分は社会1年分の 1,750 ÷ 4,500 = 38.9%
- 4年→5年の変化:国語 245 → 175(−70)、社会 90 → 100(+10)、外国語活動 35 → 外国語 70(+35)
- ネタ1本あたりの授業時数:算数 175 ÷ 12 = 14.6、社会 100 ÷ 12 = 8.3、外国語 70 ÷ 6 = 11.7
表から分かること
- 国語と算数は週5コマずつ。新しい単元がいちばん速く進むので、平日5日のうち2〜3日はこの2教科にすると、「今週習った単元」が途切れにくい
- 理科・社会は週3コマ前後。12本のネタは、単元が変わった週に1〜2本ずつ使えば足りる
- 算数はネタ1本あたり授業14.6時間、社会は8.3時間(上の計算)。算数のネタは、同じ単元で問題を変えて2回以上使ってよい
- 英語は週2コマ。新しい表現が出るのは週2回なので、英語の自学は週1〜2回で十分
- 国語は4年生より年70時間減る。一方で外国語が教科になり、年70時間になる(4年生の外国語活動は35時間)
- 社会・理科のネタを毎日入れたい場合。社会は週約2.9コマ、理科は週3コマ(上の計算)。授業より先に進むと「今週習った単元」で書けず、教科書の写しになりやすい
- 英語のネタを毎日入れたい場合。外国語は週2コマ(70 ÷ 35)。習った表現が少ないうちは、毎日だと同じ文の書き写しになる
- 自学を授業の代わりにしようとする場合。毎日10分続けても年に約39コマ分(上の計算)で、社会1年分の4割に届かない。自学は授業の復習として使う
出典:e-Gov法令検索「学校教育法施行規則」別表第一(第五十一条関係)/文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」第1章総則 第2の3(2)ア(年間35週以上)(2026年10月13日確認)
すぐ終わる日の選び方:「写す・分ける・図にする」の3型

60本の表を見ると分かるように、自学のネタは形で3つに分けられます。習い事や宿題で時間がない日は、この順に選んでください。
| 型 | やること | 向いている教科 | かかる時間 |
|---|---|---|---|
| 写して解く | 教科書や問題集の問題を5問写して解き、丸つけ | 算数・漢字・英語 | 短い(最短) |
| 分ける・表にする | 言葉や物を2〜3のグループに分けて表にする | 国語(敬語・事実と意見)・社会(産地・工業) | 中くらい |
| 図にする | 仕組みや流れを1枚の図にして、一言の説明を添える | 理科(振り子・流れる水)・社会(自動車ができるまで) | 長め(でも10分) |
宿題が多い日は「写して解く」、時間がある日は「図にする」。この切り替えを子ども自身が決められるようになると、親が毎晩ネタを探す必要がなくなります。
5年生のうちにこれができると、6年生では「1週間分を日曜に決める」までいけます。
- 写して解く:算数・漢字・英語向け、最短
- 分ける・表にする:国語・社会向け、中くらい
- 図にする:理科・社会向け、長めでも10分
- 忙しい日は写す、余裕がある日は図にする
先生に褒められるノートの書き方:見た目より「分かったこと」
小学校の先生が自学ノートで見ているのは、ページが埋まっているかではなく、その子が何を考えたかです。塾で見てきた「褒められるノート」に共通する形を、そのまま書きます。
①日付・教科・題名(例:9月21日 理科「振り子の1往復」) ②本文(問題と答え/表/図のどれか) ③赤ペンで「間違えた理由」か「気づいたこと」を1〜2行 ④最後に一言(次にやりたいこと、分からなかったこと)。色は黒・赤・青の3色まで。

5年生になって急に「自学ノート」が始まり、何を書けばいいのか親子で困っています。

最初の1か月は、「写して解く」型だけで十分です。教科書の練習問題を5問写して解き、丸つけをして、間違えた理由を赤で一言。これで先生の求める形になっています。慣れてきたら、週に1回だけ「図にする」型を入れる。ネタを増やすのは、型が身についてからで間に合います。
やってはいけないのは、教科書の文章をそのまま丸写しして1ページ埋めることです。
先生が一番見抜くのがこれで、「がんばったね」で終わってしまいます。写すなら問題、書くなら自分の言葉。この線引きだけ、親が最初に教えてあげてください。

小5の自学が6年生・中学につながる理由:習慣にするコツ
5年生の算数の「割合」「速さ」「分数のたし算」は、6年生の「比」「比例」「分数のかけ算」、中学の「方程式」「関数」に、そのまま続いています。5年生の自学でこの3つを自分の言葉で説明できる子は、中1の数学でほぼ困りません。
逆に、ここを「なんとなく」で通り過ぎた子が、塾に来る子の中でいちばん多いです。
習慣にするには時間を固定する
習慣にするコツは、時間を固定することです。夕食の前・お風呂の前など、毎日同じタイミングで机に向かい、10分で終わらなくても止める。
「もっとやりたい」で終わるほうが、翌日も続きます。ネタ探しに時間がかかる子は、日曜に1週間分のネタを教科書の目次から5つ決めて、付せんに書いて貼っておくのがおすすめです。
自学だけでは算数が不安なとき、通塾なら【森塾】(小学生・中学生の個別指導、無料体験あり)、オンラインなら【そら塾】(自宅で受ける個別指導、無料体験あり)が、公式サイトに料金を出しているので比べやすい2社です。
料金の全部を1回あたりに直した記事があります。



- 割合・速さ・分数は6年・中学につながる
- 自分の言葉で説明できると中1で困らない
- 毎日同じタイミングで机に向かう
- 10分で終わらなくても時間で止める
よくある質問
- 小5の自学ですぐ終わるネタは?
-
教科書の練習問題を5問写して解く「写して解く」型がいちばん速いです。小数のかけ算5問、通分5問、新出漢字10字、アルファベットの大文字・小文字なら10分かかりません。
- 小5の自学で面白いネタは?
-
家で実験できる理科のネタです。食塩が何回目で溶けなくなるか、振り子のひもを長くすると1往復の時間がどう変わるか、冷たい水とぬるま湯で砂糖の溶ける速さを比べる、など。予想を先に書いてから確かめると、実験ノートの形になります。
- 小5の自学で人とかぶらないネタは?
-
自分の家のデータを使うネタです。夕食の食材の産地マップ、家の中の割合さがし、家族の方言集め、自分の名前の漢字の由来。同じテーマでも中身が家ごとに違うので、かぶりません。
- 自学ネタは何を基準に選べばいいですか?
-
その週に学校で習った単元です。学習指導要領の5年生の単元(小数のかけ算・わり算、分数のたし算・ひき算、面積、割合、速さ、物の溶け方、振り子、電磁石、発芽、天気、国土、食料生産、工業、情報、自然災害など)から選ぶと、授業の復習になり、先生からも評価されます。
- 先生に褒められる自学ノートの書き方は?
-
日付・教科・題名を上に、本文(問題/表/図)を真ん中に、赤ペンで「間違えた理由」や「気づいたこと」を1〜2行、最後に一言。丸写しで埋めず、写すなら問題、書くなら自分の言葉、が原則です。
- 見開き2ページの自学はどうすれば?
-
左ページに「写して解く」型、右ページに「図にする」か「分けて表にする」型を同じテーマで入れます。小数のかけ算5問と「小数点の位置が決まる理由」の説明、のような組み合わせです。
- 自学が始まったばかりで、何から手をつければいいですか?
-
最初の1か月は「写して解く」型だけで十分です。教科書の練習問題を5問写して解き、丸つけをして、間違えた理由を赤で一言。慣れてから週1回だけ「図にする」型を足します。
- 自学の時間はどれくらいがいいですか?
-
1ページなら10分、見開きなら15分を目安に、時間が来たら止めます。毎日同じ時刻に始めることのほうが、長くやるより続きます。

続けて読む:自主学習ネタ面白いまとめ
この記事で確認した資料
本文の「5年生の単元」は、次の文部科学省の資料の本文で確認したものです。2026年9月21日に開きました。
文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示)本文PDF:第2章 各教科(国語・社会・算数・理科・外国語)の第5学年の内容

