坪田塾の料金は1時間1,640〜2,910円|週6時間で月いくらか計算

「ビリギャル」で知られる坪田塾の料金は、公式サイトに「1時間あたりの授業料の目安 1,640〜2,910円」とだけ書かれています。月謝の表はありません。この数字だけを見ると安く感じますが、同じページに「週6時間以上の受講をお願いしています」とも書かれています。

この記事では、第三者サイトの「入会金○円」「月○万円」を使いません。公式の料金ページとFAQにある数字と条件だけを引き、1時間の単価に週6時間を掛けると月いくらになるかを式で示します。そのうえで、講習の「約935円」が安く見える理由、入会金や解約が公式に載っていない事実、文部科学省の統計との比較、説明会で聞くことまで整理します。

この記事の目次

結論:公式で確定できるのは「1時間の単価」と「週6時間以上」だけ

項目公式に書かれている内容出典
授業料の単価1時間あたり1,640〜2,910円(目安)。受講時間の長いプランほど単価が下がる公式 料金ページ
講習の単価特別講習に「フルに通った場合」約935円(1時間あたり)公式 料金ページ
受講時間週6時間以上の受講を依頼。1回2時間×週3回から通い放題(無制限)まで公式 料金ページ
科目数時間単位の料金なので、何科目受けても費用は同じ公式 料金ページ
月謝受講時間ごとの月謝は「入塾前の面談の際に」提案。表は無い公式 料金ページ
入会金公式に記載なし(未取得)公式 料金ページ・FAQ
教材費市販の教材を使用。指定テキストの一括購入は無い公式FAQ
オンライン校対面の教室と料金体系は変わらない公式FAQ
途中入会初月の月謝は日割り公式FAQ
解約公式に記載なし(未取得)。法律の上限は本文で説明消費者庁

塾長として先に言うと、坪田塾の料金は「1時間いくら」ではなく「週に何時間通うか」で決まる塾です。単価だけを他塾と比べても答えは出ません。以下では、公式の条件をそのまま掛け算して月額に直します。

「1時間1,640〜2,910円」は時間単価制。科目数で増えない

公式の料金ページは、授業料の決まり方をこう説明しています。

坪田塾の授業料は受講時間に応じて決まります。1時間あたりの授業料の目安 1,640〜2,910円。1回2時間/週3回から通い放題の無制限まで、様々な通塾プランがあり、受講時間の長いプランほど1時間あたりの料金は安くなります。

坪田塾 公式「坪田塾の料金・授業料」

ここから読み取れる仕組みは3つです。①料金は受講時間で決まる②長く通うプランほど1時間の単価は下がる③科目を増やしても費用は変わらない。一般的な個別指導塾は「1科目週1回で月○円」と科目ごとに積み上がるので、5科目を見てもらいたい家庭ほど、この時間単価制は有利に働きます。

注意したいのは、2,910円が「最も短いプラン」、1,640円が「最も長いプラン」の目安だという点です。「1,640円で週6時間」という組み合わせは、公式の説明とは合いません。最短の週6時間なら単価は上限側に近いと読むのが自然です。ただし、学年やコース、教室で変動すると公式が注記しているので、自分の単価は面談で確定させる必要があります。

週6時間以上が前提。月額に直すといくらになるか【試算】

公式は「学習習慣を確実に身につけていくため、坪田塾では週6時間以上の受講をお願いしています」と書いています。週6時間は「1回2時間×週3回」で、これが最短のプランです。この条件を、公式の単価にそのまま掛けて計算します。1か月を4週として計算するので、5週ある月は増えます。

受講時間の条件月の時間の合計(4週)単価1,640円で計算単価2,910円で計算
週6時間(1回2時間×週3回・最短)24時間39,360円69,840円
週10時間(1回2時間×週5回)40時間65,600円116,400円
年間(週6時間×12か月・講習を除く)288時間472,320円838,080円

最短の週6時間でも、上限側の単価で計算すると月7万円近く、年間で80万円台になります。下限の単価が当てはまるのは長いプランなので、週10時間の行は「下限で計算した額」が現実に近く、週6時間の行は「上限で計算した額」が現実に近いと読んでください。これはあくまで公式の数字を掛けただけの試算で、月謝の額そのものは公式が面談で提案する方式です。

「1時間1,640円」だけを見て安いと決めない

単価の下限1,640円で週6時間を計算した39,360円は、公式の説明どおりなら最短プランには当てはまりません。面談では「週6時間の場合の月謝」と「週10時間の場合の月謝」を両方聞き、1時間あたりの単価を自分で割り算してください。それが自分の学年・教室の本当の単価です。

週に何回通うのが適切かは、目的と学年で変わります。当サイトの記事で、公立中・公立高の平均と合わせて整理しています。

講習の「約935円」が安く見える理由

知恵袋には「坪田塾の授業料はなぜあんなに安いのか、講習の単価にカラクリがあるのか」という趣旨の質問があります。公式の文言を読めば、答えは出ます。

夏期講習などの特別講習にフルに通った場合は、1時間あたりの授業料は約935円となります。

坪田塾 公式「坪田塾の料金・授業料」

カギは「フルに通った場合」です。坪田塾の単価は受講時間が長いほど下がるので、講習期間に開校時間いっぱい通えば、1時間あたりの額は通常時より下がります。下がるのは単価であって、払う総額ではありません。単価が935円になるのは時間数が最大のときなので、講習の支払総額は「935円×フルの時間数」です。

講習期間の開校時間は、公式FAQに「講習期間は13:00~21:30」とあります。1日8時間半、講習期間の日数分を掛けた時間が「フル」の上限です。講習にどれだけ通うかは公式が個別に提案する形なので、説明会では「講習でフルに通った場合の時間数と総額」を先に聞くのが、この単価に驚かないための順番です。

「時間が増えるほど単価が下がる」のは、通い放題の料金設計そのものです。1時間の単価が安いと感じたら、その単価になるには何時間通う必要があるかを必ず確認してください。時間を使い切れる生徒には得、使い切れない生徒には損になる設計です。

公式が並べる「他塾との比較」は、条件付きの数字

公式の料金ページとFAQには、他の塾・予備校の1時間あたりの授業料との比較が載っています。

公式の比較(1時間あたり)金額
学習塾A(集団指導)4,500円
予備校B(集団指導)3,400円
学習塾C(個別指導)2,900円
学習塾D(個別指導)2,500円
坪田塾(通常時)1,640〜2,910円
坪田塾(講習時)935円〜

この表には「比較条件:高校1年生、首都圏、授業料のみ、60分換算の場合」「他の塾・予備校の料金については、それぞれの教育機関に直接ご確認ください」と注記があります。つまり、高1・首都圏・授業料のみの条件で、塾名を伏せた比較です。

比べるときに1つ押さえたいのは、坪田塾の1時間の中身です。公式FAQは「坪田塾ではいわゆる「授業」はしません」「「教えない、支える指導」」と書いています。予習してきた内容の理解度を測り、課題と解決方法を教える形式なので、講師が解説する授業の1時間と、予習を前提にした確認の1時間は同じ土俵ではありません。同じ「授業をしない」型で、年間の総額を公式の数字から出した武田塾の記事と並べると、型の違いが分かります。

入会金・解約の金額は公式に無い。法律の上限だけ押さえる

公式の料金ページとFAQを通して読んでも、入会金の額と、途中で辞めるときの費用は書かれていません。ネット上には入会金の具体額を書いたページがありますが、公式の本文で確認できないので、この記事では「未取得」とします。説明会で必ず聞く項目です。

教材については、公式FAQに「市販の教材を使用しています」「気づいたら教材費が高額になっていた…などの問題は起こりません」とあります。指定テキストを一括で買う方式ではなく、学力に合わせて市販の教材を組み合わせる形です。

解約については、公式に金額が無くても、学習塾には法律の上限があります。消費者庁の特定商取引法ガイドでは、学習塾は「特定継続的役務」で、契約期間が2か月を超え、総額が5万円を超える契約が対象です。

タイミング学習塾で事業者が請求できる上限(消費者庁)
クーリング・オフ(契約書面を受け取った日から8日以内)無条件で解除
役務提供の開始前に中途解約1万1000円
役務提供の開始後に中途解約提供済み分の対価+「2万円または1か月分の授業料相当額のいずれか低い額」

坪田塾の通常プランは、週6時間で月数万円、年間では5万円をはるかに超えるので、この上限の対象です。説明会では「途中で辞めるときにかかる額」を聞き、この上限と照らして確認してください

坪田塾は「やばい」のか。料金以外で合う・合わないが分かれる点

「坪田塾 やばい」と検索する人がいます。公式の情報だけで判断できる「合わない条件」を、料金以外から3つ挙げます。

公式に書かれている条件合わない可能性がある生徒
「宿題は出ます。指定された内容を事前に予習してきていただき」予習の習慣が無く、まず講師の解説から入りたい生徒
「週6時間以上の受講をお願いしています」部活や習い事で、平日に週6時間を確保できない生徒
「開校時間は、土日祝を除く平日16:00~21:40」「土日祝は開校していません」土日に通いたい生徒(講習期間は土日祝も開校する場合あり)
「当塾は、中学生以上が対象」小学生

逆に、公式が約束しているサポートもあります。公式ページには「目標に向かってやるべきことを日ごとにリストアップし、毎回授業前にお渡しします」「担当講師からの報告を月に1回(※講習時は除く)保護者様にお送りします」とあります。自分で計画を回せない生徒に、日ごとの指示と月1回の報告が付くのが、時間単価に含まれる中身です。

「やばい」の中身は「自分に合うか」

料金が高いか安いかは、週6時間を使い切れるかで決まります。指導が合うかは、予習前提の形式に耐えられるかで決まります。どちらも公式に条件が書いてあるので、口コミより先に公式の条件と自分の生活を照らしてください

高いのか安いのか。文部科学省の「塾を使っている家庭の実額」と並べる

月謝の額は面談で決まるので、見積もりが出たあとに判断することになります。そのときの物差しは、文部科学省の令和5年度子供の学習費調査です。この調査には学習塾費の項目があり、塾に0円の家庭を除いた「年間1円以上支出者のみの平均額」が載っています。

区分学習塾費が0円の割合年間1円以上支出した家庭の平均額(年)月あたりに割った額
公立小学校61.0%約19万3千円約1万6千円
公立中学校34.0%約34万9千円約2万9千円
公立高校(全日制)61.4%約38万1千円約3万2千円

坪田塾の最短プラン(週6時間)を上限の単価で計算した年間838,080円は、公立高で塾を使っている家庭の平均の2倍以上です。下限の単価で計算した472,320円でも、平均を上回ります。高いから駄目ではありません。この差額に「予習を前提にした個別の指導」「日ごとの指示」「月1回の報告」「科目数無制限」が見合うかを、面談で確かめるための数字です。

学習塾費の平均には入会金・講習会費・教材費・模擬テスト代・交通費が含まれます。塾代の相場を学年別に読みたい方は、当サイトの相場の記事で同じ調査の全体を確認できます。

説明会・面談で聞くこと:公式に無い5項目

公式の入塾までの流れは「説明会 → 無料診断会(学力診断テスト)→ 学習計画の提案 → 入塾」です。「入塾の合否を判定するようなテストはございません」とあり、診断テストは学習計画を作るためのものです。料金のうち公式に無い項目を、その場で聞けるように並べます。

聞くことなぜ必要か
入会金の額公式サイトに記載が無い
自分の学年・教室での1時間の単価公式の目安は「学年やコース、教室によって変動」
週6時間と週10時間、それぞれの月謝単価は時間数で変わる。2つ聞けば自分で単価を割り算できる
講習にフルに通った場合の時間数と総額単価935円は「フルに通った場合」。総額を先に知る
途中で辞めるときにかかる額公式に記載が無い。消費者庁の上限(開始後は2万円か1か月分の低い方)と照らす

面談で聞く項目の一般的な整理は、塾の面談で聞くこと10個の記事にまとめています。坪田塾でもそのまま使えます。

他の個別指導塾・オンライン塾の料金を「1回あたりの単価」でそろえた一覧も用意しています。坪田塾のように時間単価制の塾と、コマ単価制の塾を同じ基準で見たいときに使ってください。

よくある質問

坪田塾の月謝はいくらですか?

公式サイトに月謝の表はありません。「1時間あたりの授業料の目安 1,640〜2,910円」と「週6時間以上の受講」が公式の条件で、受講時間ごとの月謝は入塾前の面談で提案されます。週6時間を4週で計算すると24時間で、上限の単価なら69,840円です。

入会金はいくらですか?

公式の料金ページとFAQには入会金の記載がありません。この記事では「未取得」とし、説明会で確認する項目に入れています。

夏期講習が1時間935円というのは本当ですか?

公式に「特別講習にフルに通った場合は、1時間あたりの授業料は約935円」とあります。フルに通ったときの単価なので、支払総額は935円に時間数を掛けた額です。

科目を増やすと料金は上がりますか?

上がりません。公式に「時間単位での料金設定となりますので科目はいくつ受講いただいても費用は変わりません」とあります。

オンライン校の料金は違いますか?

公式FAQに「オンラインコースでも、対面の教室と料金体系は変わりません」とあります。単価も週6時間以上の条件も同じです。

途中で辞めるときの費用はいくらですか?

公式には記載がありません。学習塾は特定商取引法の対象で、消費者庁のガイドでは、開始後の中途解約で請求できるのは提供済み分に加えて「2万円または1か月分の授業料相当額のいずれか低い額」までです。実際の条件は契約書面で確認してください。

指導料を公式サイトに載せていない完全1対1の塾(TOMAS)は、入会金と2014年の課徴金の事件まで含めて別記事で確かめました。

この記事で確認した公式ページ

本文の数字は、次の公式ページと公的資料の本文で確認したものだけです。月額と年額は、公式の単価と週6時間の条件を掛けた当サイトの試算です。

坪田塾 公式:坪田塾の料金・授業料

坪田塾 公式:よくある質問(授業料・ご入会/時間・指導内容/オンライン校)

坪田塾 公式:高卒生(浪人生・既卒生)の個別指導・料金

坪田塾 公式:オンライン個別指導コース・料金

坪田塾 公式:講師からの報告・日ごとのやることリスト(案内ページ)

坪田塾 公式:会社情報(株式会社NEXT EDUCATION)

消費者庁 特定商取引法ガイド「特定継続的役務提供」(学習塾の中途解約の上限)

文部科学省 令和5年度子供の学習費調査 調査結果の概要(令和8年1月16日差替版・PDF)

文部科学省 令和5年度子供の学習費調査 結果の概要(一覧ページ)

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この記事を書いた人

兵庫県のとある学習塾の塾長。私大理系卒。塾バイト・家庭教師を経て、長年の経験を基に幅広く受験をサポートします。生徒だけでなく、それを支える保護者や先生の力にもなりたいという思いで立ち上げました。

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