近年、カリキュラムの変更や共通テストの科目・内容変更により、模擬試験の試験時間が格段に長くなっています。
つい先日SNSでもその長さが話題になっていました。以下はX(旧Twitter) より引用した理系のスケジュールになります。
(受験される場合は、その時の時間割を必ず確認してくださいね)
新課程の共通テスト模試、えぐい。
— みょーい (@Dr_Reiton) January 16, 2024
拷問すぎるこれ。 pic.twitter.com/rRYg2cegJA

朝の8時から始まり、終わるのが夜の8時。なかなか最後まで集中を保つのは難しいですよね。「もはや科挙じゃん」とも言われていましたね。
しかし模擬試験は今の実力を確認する大切な機会です。少しでも「集中力を保つ」方法についてご紹介しています。
- 本番は1日目 9:30〜18:20、2日目 9:30〜18:00(2科目登録・情報まで受ける場合)。模試もこれに合わせて組まれる
- 体力対策は前日の睡眠・昼食の量と順番・休み時間の糖分と水分の3つ
- 集中が切れたら大問の区切りで20秒目を閉じる。終わった科目の反省は帰宅まで禁止
共通テスト本番の時間割|1日目は9:30〜18:20、拘束は約9時間
模試が「長すぎる」のは、模試会社が意地悪をしているのではなく、本番の時間割をそのまま再現しているからです。大学入試センターの令和9年度実施要項(試験日は令和9年1月16日・17日)の時間割はこうなっています。
| 日 | 時間 | 教科・科目 |
|---|---|---|
| 1日目 | 9:30〜11:40 | 地理歴史・公民(2科目登録者。1科目なら10:40〜11:40) |
| 13:00〜14:30 | 国語 | |
| 15:20〜16:40 | 外国語(英語はリーディング) | |
| 17:20〜18:20 | 英語リスニング | |
| 2日目 | 9:30〜11:40 | 理科(2科目登録者。1科目なら10:40〜11:40) |
| 13:00〜14:10 | 数学①(数学I,数学A) | |
| 15:00〜16:10 | 数学②(数学II,数学B,数学C) | |
| 17:00〜18:00 | 情報I |
※大学入試センター「令和9年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項」の時間割。1科目登録の場合は開始が遅くなります。
集合時間を含めると、朝8時台に会場に入って夜6時過ぎまで——これが2日続きます。模試で「長すぎる」「体力がもたない」と感じるのは当然で、本番前に同じ長さを体験できるのが模試の価値でもあります。

塾では模試の前に必ず「この時間割で本番も来る」と伝えます。最後の情報Iやリスニングで集中が切れる生徒が多いので、模試の段階で自分がどこで落ちるかを知っておくのが一番の対策です。
体力がもたない人の対策|前日・当日・休み時間
| タイミング | やること | 理由 |
|---|---|---|
| 前日 | いつもの就寝時刻を守る。夜更かしして詰め込まない | 睡眠不足は昼以降の科目に直撃する |
| 朝 | 朝食を必ず食べる。試験開始の2時間前には起きる | 空腹での1限目は集中が続かない |
| 昼食 | 腹6〜7分目。野菜・おかず→ご飯の順 | 食後の血糖値の急上昇で午後が眠くなるのを防ぐ |
| 休み時間 | 水分+ラムネ2〜3粒。トイレ。終わった科目の答え合わせはしない | 脳のガス欠を防ぐ/午後の科目を崩さない |
| 最後の科目の前 | 外の空気を吸って、肩と首を回す | 夕方の眠気は体を動かすほうが早く抜ける |
適度に糖分を補給する
模擬試験はとにかく頭を使いますよね。休憩時間に適度に糖分を補給してエネルギーが切れないようにしましょう。
おすすめは「ブドウ糖ラムネ」です。食べてからすぐにエネルギーを補給できます。しかし糖分を取る際には注意が必要です。一度に食べ過ぎると眠気が襲ってくることがあります。食べ過ぎて眠くなった経験がある人は多いはずです。

「適切な摂取量」は、下の記事にまとめています。

昼食は食べすぎない、順番にも注意!

上記の記事でも紹介がありますが、試験で注意すべきなのは、「食べすぎない」ということです。個人的には昼食は腹6分目か7分目で止めておくことをおすすめします。また食べる順番にも気を遣いましょう。
ご飯の後に眠くなるのは血糖値の上昇が関係しており、人間の仕組み上仕方ないことです。しかし、眠気で模試が台無しになるのは絶対に防ぎたいですよね。
どうすれば血糖値の上昇を防げる?
血糖値が上がりやすいご飯やパン、めん類などの炭水化物から食べるのではなく、まずは野菜やキノコ、大豆食品などから食べることで血糖値の急激な上昇を抑え、緩やかに上昇と下降ができるようになるそうです。
https://nishikawa1566.com/column/sleep/20230602150212/ より引用
とのことです。まずは食べすぎて血糖値が急激に上がらないよう、少し抑えめにしましょう。また炭水化物は後に食べるようにしましょう。少し炭水化物の量は少なめにしてもいいかもしれないですね。
勉強だけではなく、お昼ご飯も重要な作戦の1つです。不安要素は少しでも消して臨みたいですし、意外と皆さん行っていないことなので、是非試してみてください。損することはないはずです。

あと、箸を忘れる人が毎年いるので、気をつけてくださいね!!!
好きな匂いがするものを持っていく
実は、香りは嗅覚を通して、記憶や感情を司る大脳辺縁系に働きかけるので、集中力の維持・改善ができるということが言われています。おすすめはアロマオイルです。
アロマにはいろいろな種類がありますし、自分の好きなものを選ぶと良いと思います。もしこだわりがないのであれば、ローズマリーやペパーミントの香りがおすすめです。ただし、香りで集中力が上がるという確かな裏づけがあるわけではありません。「この香りがしたら勉強モード」という切り替えのスイッチとして使うくらいが実用的です。

コットンやティッシュを持っていって、2~3滴垂らして、香りを吸い込んでみましょう!周りに気を遣って、匂いが出過ぎないようにしましょうね。
1,000円で6本セットで買えるアロマオイル、おすすめです!👇
休憩時間は運動して気分転換

各科目の間には休憩時間がありますよね。お手洗いに行きたい場合はもちろんですが、そうでなくても立ち上がって歩いたりストレッチしたり、軽く運動するようにしましょう。可能なのであれば外の空気が吸えれば一番良いでしょう。
ずっと座ったままでいると、血液が巡りにくくなりますし、気分的にも飽きてどんよりしてしまいます。
普段から長時間の勉強に慣れておこう

最後に伝えたいことはこちらです。どれだけ気合を入れて模試に挑んでも、普段の勉強習慣が身についていなければ、集中を保つことは難しいです。疲れるというのは体力的な問題が大きいですので、慣れていなければ乗り越えるのは難しいです。
そこで普段からなるべく長時間勉強するようにしてみましょう。
- 1回の勉強時間が1時間未満
→休憩の頻度を減らして長く勉強してみる! - 休日の1日の勉強時間が短い
→記録して少しずつ伸ばしていく努力を! - 授業中、寝てしまっている
→50分間の授業を受けきる!という意識を!
そもそも受ける模試が合っていないと、集中以前に手応えが得られません。志望校の出題形式と模試の形式がずれていると、長時間つらいだけで判定も参考になりません。模試の選び方は別の記事にまとめています。

模試の日だけ集中力を上げるのは難しいので、普段の勉強を短い単位で回すのが近道です。スタディサプリ高校・大学受験講座
は月額制の映像授業で、1本が短く区切られています。




共通テスト模試の長さ・体力についてよくある質問
- 共通テスト模試はなぜこんなに長いのですか?
-
本番の時間割をそのまま再現しているからです。本番は1日目9:30〜18:20、2日目9:30〜18:00(2科目登録・情報Iまで受ける場合)で、模試もこれに合わせます。
- 模試で体力がもちません。どうすればいいですか?
-
前日の睡眠・昼食の量と順番・休み時間の糖分と水分の3つを整えてください。当日の気合いより、前日に寝ることと昼を食べすぎないことのほうが効きます。
- 昼食は何を食べればいいですか?
-
腹6〜7分目で、野菜やおかずから先に食べてください。ご飯・パンから食べると血糖値が急に上がり、午後の科目で眠くなります。箸を忘れる人が毎年いるので持ち物も確認を。
- 途中で集中が切れたらどうすればいいですか?
-
大問の区切りで20秒だけ目を閉じる。ぼんやり解き続けるより点になります。終わった科目の反省は帰宅まで禁止です。昼休みに答え合わせを始めると午後が崩れます。
- 長丁場に慣れるには普段どうすればいいですか?
-
週に1日、本番と同じ時間帯で長く机に向かう日を作ってください。1回の勉強が1時間未満の人は、休憩の間隔を少しずつ延ばすところからです。
まとめ:長さは本番どおり。対策は前日・昼食・休み時間
模試の長さは本番の時間割どおりで、今後も変わりません。前日に寝る・昼を食べすぎない・休み時間に糖分と水分の3つを固定して、模試のうちに「自分がどこで落ちるか」を知っておいてください。

この記事で確認した資料
共通テスト本番の実施期日と時間割は、大学入試センター「令和9年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項」で確認しました(2026年9月13日確認)。食事と血糖値の話は引用元の記述、当日の対策は塾で受験生に伝えている内容です。
- 休み時間は「次の科目の準備」より先に糖分と水分。脳のガス欠が集中切れの最大要因です(ラムネは何粒が正解?の記事参照。模試はラムネ持参が正解)
- 集中が切れたら「大問の区切りで20秒目を閉じる」。もったいなく感じますが、ぼんやり10分解き続けるより点になります
- 「終わった科目の反省」は帰宅まで禁止。昼休みに答え合わせを始めた瞬間、午後の科目は崩れます
- 長丁場の体力は一朝一夕でつかないので、週単位の勉強計画で普段から「長く机に向かう日」を作っておくのが根本対策です

【模試の判定が気になる方へ】E判定でも時期によって意味が違います。判断基準は模試でE判定でも大丈夫?時期別の判断基準で解説しています。
時間配分の決め方は別記事で詳しく書いています。

模試を受けたあとの復習の手順はこちらにまとめました。


