勉強しているのに、なかなか成績が上がらない、知識が頭に入ってこない…と感じたことはありませんか?勉強が身についていないと感じている原因は様々あります。今回の記事ではそんな方へ、原因と対策を細かく紹介していきます。
身についていないと感じる原因
解けば解くほど分からない問題に出会うから
勉強を進めていくと、新しい問題にどんどん出会います。学校では扱わなかった問題、教科書にはなかった問題など、これまで経験していない問題はなかなか解けません。
ですので、解けない=成長していない という錯覚が起きやすくなってしまいます。
実力を試せる機会が少ないから
そもそも問題集などを解くだけでは、本当に自分の実力が上がっているのかがイマイチ分かりにくいです。頻繁にテストがあれば、取れた点数などで成長が測れるのですが、そういった機会が少ないことが原因の1つだと考えられます。
周囲と比べて劣等感を感じてしまうから
クラスの友達やSNSの同級生を見ていると、自分よりも賢いと思うような方に出会いますよね。どれだけ頑張っても、なかなか追いつけないという現実を見てしまうと、成長を感じにくくなってしまいます。
本当に身についているかを調べる方法3選
解いた次の日に解き直す
多くの方が、1度解いた問題は放置してしまっています。色々な問題に出会うのも大切ですが、身についているかを確認するためには、「同じ問題を解き直す」ことが大切になります。
ここで「次の日」と設定しているのは、「エビングハウスの忘却曲線」に基づいています。
エビングハウスの忘却曲線とは
人間は1度覚えたことでも、時間が経てば忘れてしまいます。ではどれだけ時間が経てば忘れるのか?ということを研究したのがドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスです。
エビングハウスによれば、覚えたことの1時間後には半分1日後には70%、1か月後には80%忘れてしまっているとのことです。つまりそのタイミングで復習することで、忘れた内容でも思い出して定着させることができるようになるんです。


翌日に何も見ずに解き直して、完答できれば、再度1週間後に。
できなければ、そのタイミングでもう1度解き直しましょう!
また、問題にしっかり取り組んだ日付と正誤をメモしましょう。
過去に受けた模擬試験を解き直す
客観的に自分の実力を測ることができるのが、模擬試験です。しかしなかなか頻繁にあるものではありません。
そこで過去に自分が解いた問題を時間を測ってもう1度解いてみましょう。採点は難しいかもしれないですが、解答を見ながら丸つけして見てください。大切なのは過去に自分が作った答案よりも成長しているかです。
過去よりも溶けるようになっていれば、その分しっかり成長しています。もし伸びていない場合は、しっかりその模擬試験の問題を「エビングハウスの忘却曲線」に基づいて復習してください。
解けるだけではなくて「説明できるか」
普段問題を解く際には、正解できるかどうかを重視するかと思いますが、「他人に説明できるかどうか」を判断材料の1つに加えてみましょう。しっかり自分の言葉にできる問題は、深い理解ができています。
人に説明してみると、自分がどこを分かっていないかがはっきりします。説明できなかった部分が、そのまま「まだ身についていない部分」です。定着率を数字で示した「ラーニングピラミッド」という図が広まっていますが、あの数値には元になる実験データがないことが指摘されているので、ここでは割合の話はしません。


誰か相手がいなくても、いる体で説明しながら理解していくととても効果が高いです。僕は現在塾講師をしていますが、上手な説明を考えれば考えるほど、その内容はいつまでも覚えています。
個別指導の塾の先生に聞いて確認してもらう
個別指導の塾の先生は、あなたの成長具合が客観的に分かります。自分では気づけないポイントまでアドバイスがもらえるので、積極的に聞いて見ましょう。
また、必要だと感じたら、今の自分に足りないところを補うためのプリントを準備してもらうなど、塾をうまく使いましょう。

せっかく塾に通っているのであれば、主体的・能動的に使うようにしましょう。塾の先生は経験もあり、さらに成長するためのポイントを熟知しています。
「身についた」かどうかは、この3つで判定できます
身についている実感というのは、基本的にあてになりません。実感が出るのは、たいてい身についてからかなり遅れてです。だから感覚ではなく、次の3つで機械的に判定してください。
| 判定 | やり方 | 通っていない場合 |
|---|---|---|
| ①何も見ずに解けるか | 答えも解説も閉じて、白紙から解く | 「読んで分かった」段階です。解き直しの回数が足りていません |
| ②手が止まらず最後まで行くか | 時間を計って解く | 解法は分かっていますが、試験では点になりません。速さの問題です |
| ③なぜその方法かを言えるか | 声に出して手順を説明する | 手順を覚えているだけです。数字が変わると解けなくなります |

③でつまずく生徒がかなり多いです。「なんとなくこうやった」と言う場合、次に少し形を変えられると崩れます。逆に、説明できる問題は本番でもまず落としません。判定としてはこれが一番当たります。
実際にテストの点が下がっている場合は、別の話です
ここまでは「感覚として不安」という状態の話です。実際に点数や偏差値が動いていない場合は、原因の切り分けから始める必要があります。手順は下の記事にまとめています。

勉強する時は「逆」も意識してみる
「逆」の発想を取り入れた勉強は時にとても効果が高いです。いくつか例を挙げてみますので、ぜひ取り入れてみてください。
- 英単語を「英語→日本語」ではなく「日本語→英語」にして確認してみる
- 社会の語句は、「説明を見て用語を答える」のではなく「用語を見て説明」をしてみる
- 解説を先に見てインプットしてから、問題を解いてみる
まとめ
いかがでしたでしょうか。勉強しているのに成長している気がしないときは、ここで紹介した方法を試してみましょう。頑張っていることは素晴らしいことなので、なんとか成果に繋げていきましょう。応援しております。
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