「国語」にも役立つ?英語ディベートが秘める力

本記事も、「大学生英語即興ディベート界隈」に所属しており、複数回「高校英語即興ディベート界隈」に参加した有識者の方に執筆していただきました。英語ディベートって何?という方は以下の記事を先にご覧ください。

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筆者の経歴

Tasuku Arai
芝浦工業大学大学院 修了

2016年~2020年:
当時アジア最大規模 国際基督教大学英語部?主宰ICU T ベスト8決定審査員
および国内決勝トーナメント審査員または招待審査員12回

2023年:
慶応義塾大学英語ディベート部主宰Keio debate open 準優勝/決勝戦トーナメント初参加者部門賞 受賞

はじめに、国語では、どのようなことが重要なのでしょうか。1つずつ見ていきましょう。

①読解力

問題文や長文を正確に理解する能力です。これは、特に読解問題や問題文をしっかりと読む力のことです。正しく文章を認識できなければ、問題をただしく解くこともできません。このことから、読解力は重要です。

②語彙力

幅広い単語を知っていて、適切に使用する能力です。1つ目として、幅広い単語を知ることなしに、長文を正しく解釈することができません。また、小論文でも表現しようとした文章が、異なる意味を持つ文章になることもあるかもしれません。このことから、語彙力は重要です。

③文法知識

正しい文法規則を理解し、適用する能力です。文法を理解していなければ、文法問題や小論文で点数を落とすことがあります。このことから、文法知識は重要です。

④論理的思考力

文章の主張や構造を理解し、論理的に考える能力です。この思考がなければ、長文で高得点を取ることが難しいですし、綺麗な小論文を執筆することも難しいです。このことから、論理的思考力は重要です。

それでは、英語ディベートをすることは、国語の点数をあげることにどのように役立つのでしょうか。

英語ディベートと国語の関係

英語ディベートでは、どのようなことを学ぶことができるのでしょうか。はじめに、勉強に飽きて継続できない人が、ある意味アクティングラーニングで英語ディベートは飽きにくいことを前提に、1つずつ見ていきましょう。

①読解力

「正しく文章を認識できなければ、問題をただしく解くこともできません。」と記載しました。英語ディベートでは、口頭ですが、たくさんの英語が飛び交います。その文量は、国語の長文量を遥かに超えます。受験の暗記に飽きた学生が、勝ち負けを決める楽しさから、多くのロジカルな口頭での文章に触れるため、どんどんと読解力にも影響を与えることが期待されます。

また、勝ちたいというモチベーションから、普段リサーチを行うでしょう。このことから、やらされている受験勉強よりも多くのニュースや論文から文章に触れる機会が多くなる可能性があります。

②語彙力

「1つ目として、幅広い単語を知ることなしに、長文を正しく解釈することができません。また、小論文でも表現しようとした文章が、異なる意味を持つ文章になることもあるかもしれません。」と記載しました。こちらも、勝ちたいというモチベーションからニュースや論文を見るだけでなく、インターネットの動画から、様々な語彙力を身に着ける可能性があります。

③文法知識

「文法を理解していなければ、文法問題や小論文で点数を落とすことがあります。」と書きました。英語ディベートの上級者は、もともと勉強ができると想定して、勉強が苦手な人をターゲットに書きます。

英語ディベート入門者は、英語を話すことがそもそも難しいと思います。そのため、中学英語を勉強しなおして、端的に伝えることを目指す人が多かったです。大筋は、国語も英語も気を付ける必要のある考え方は被っていることから、日本語の文法理解に繋がることが期待できます。また、リサーチでも、たくさんの日本語文を読むことが考えられるため、文法理解が深くなる可能性があります。

④論理的思考力

「論理的思考がなければ、長文で高得点を取ることが難しいですし、綺麗な小論文を執筆することも難しいです。」と記載しました。ここでは、相手や審判から、論理的に話してないと、自身の思うことが伝わりません。勝負に勝ちたいモチベーションがあれば、それが悔しいはずです。そこで、論理的に伝えるために、「PREP法」などを気に掛けるはずです。このことから、論理的な話し方ができるように繋がり、それに伴って論理的思考力も向上することが期待できます。

このように、英語と国語であっても、様々な良いことがあります。是非、英語ディベートをはじめてみるのはどうでしょうか。

今回は以上になります。以下の記事でもディベートと受験の関係をご紹介しています。是非ご覧ください。

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この記事を書いた人

私大理系卒。塾講師・家庭教師を経験。7年の経験を基に幅広く受験をサポートします。生徒だけでなく、それを支える保護者や先生の力にもなりたいという思いで立ち上げました。「こんな記事を書いてほしい」といったご要望もお待ちしております。教育業界を盛り上げましょう!

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